昨日の日本海事新聞の記事「記者の目」に、ちょっとびっくりするお話が出ていました。
*この新聞、ここに来てくださる方は誰も読んだことないかも!?
この記者さんの息子さん(小学校5年生)が日産自動車
の追浜工場の見学に行くことになり、お父さんは
「車を作る上で最も重要なことは何ですか?」
と聞いて来い、と言いつけます。
息子さんが持ち帰った答えは「人の安全と環境への配慮」(by案内のお姉さん)でした。
実は「車を(効率よく)作る上で最も重要なことは何か?」が知りたかったお父さん、ガックリくるのですが、
こんな風に考え直します。
「働く人の”安全”、工場の敷地内や周辺の”環境”も万一のことを考え、コストとしてとらえることは相当程度可能かもしれない。
企業イメージの失墜や業績への打撃など潜在的リスクをも考慮すれば、自動車を生産する現場である工場として、最も重要なことと認識するに至っても不思議ではなさそうだ。」
(日本海事新聞2006年11月14日 「記者の視点」より)
あの~、お姉さんが言いたかったのは
「乗る人と歩行者の安全を最重視し、排ガスや騒音の少ない車にすること」
だったんじゃないんでしょうか?
この方がドライバー(あるいはライダー)なら、そして対象が自動車であることを考えれば、そう理解するのが普通だと思うのですが。
ちょっと驚いてしまいました。
まあ、この記事を書くために、むりやり話を引っ張ったのかもしれませんね。
なお、この記者さんの主張は
「海運・造船会社はこういうカッコいいこと言わないけど、それでいい、それぞれの道を徹底的に追求して欲しい。」
というもののようです。

つるばらさん、ご無沙汰です。お元気ですか?
新聞記者さんには往々にして、初めから自分の思うようにしか取材(=事実の解釈)ができない人がいますねえ。この記者さんは、もの作りバリバリの製造現場勤めから転進して記者さんになったので、「作る=開発する」という意味論を持っていなかったのかもしれませんね。
まあ、こういう記事を見逃した編集主幹はどういう人なのかなあということも気になります。
なかなか、響くお話でした。
えーと、ちょっと知っているので書きますが、お姉さんの答えの意味は
「工場で働く人の安全と、近隣の環境に配慮すること」と
「運転者や歩行者を保護し、環境負荷を低減すること」
の両方の意味が7:3くらいの割合で混ざっていると思って下さい。前者が7なのは一応工場だから。
近頃の製造現場ではESだのエルゴノミクスだのISO14000だのという言葉が飛び交っています。昔は怪我しなければいいやと言う雰囲気でしたが、今は安全と環境が最優先(少なくとも建前は)ですね。
その記者さんの推察は正しいですよ。というより自分で取材してきたことを脚色して書いてるんじゃないかなあ。
ボクは、今の職場へ入る前、採用までに期間が空いたので、
い○ゞの工場に期間工で働いてました。
現場は確かにいろんな言葉が飛び交っていたように思いマスが、
末端まで伝わってなかったように思いマス。
そう感じてるのはボクだけではないように思うのですが・・・。
<色:#000066>@sushiさん
記者さんは、自分の書くべき記事をきっちり書こうとした結果、
「車で言うところの安全=車として使用されている時の安全」
という、ごく常識的な視点を(もしかしたら意図的に)外したのかもしれませんね。
ここは一応、安全運転のサイトなので(笑)、運転者(と思われる方)の歩行者や周囲に対する思いには敏感になります。
せめて、「自動車といえば、『乗る人と歩行者の安全、走行時の排ガスや騒音』を真っ先に思いつくけれど、生産の現場においては・・・」
の一言が欲しかったです。
編集主幹の方の方針?、気になりますね(単に字数を気にしているだけだったりして)。
Peteさん
事情をご存知の方からのコメントでは、切り返しようもないのですが、何も知らない人が読んだ場合に、気にかかってしまうと思ったのです。
もしかしたら、この人は、歩行者の安全や走行時の排ガスや騒音をあまり気にしない人なのではないか、と。
記事からの引用部分に関しては、私も異論はありません。
はるひささん
はるひささんの言葉が一番重く、考えさせられてしまいました。
どんなにすばらしいメッセージも、その現場で働くすべての人に共有されていないのなら、虚しく響くだけですね。
「一番重要なのは、自社製品に関わるすべての人の安全、すべての環境への配慮」と言うべきなのかもしれません。色>