HMS中級(油流出とリーンアウト)

参加してきました、昨日に引き続きHMS、今日は中級です。

天気予報通り、開始後間もなく雨が降り出しましたが、事件はたぷん天候に関係なく起きました。

午前最初のコース走行中、イントラさんが私のすぐ後ろを走っていたCB1100を止めました。
止まって!すぐ止まって!
とすごい勢いだったので、何事かと振り返ると、なんとオイルもれです。
それもチョロチョロなんてもんじゃなく、ドバーッ!です。
CB1100の軌跡は見事な油絵(とは言わないか)、そして当のバイクは残ったオイルを停止位置に全排出した模様。

コースは一部変更されて練習が続けられましたが、当初のテーマより、油流出した路面での安全走行の方が重要度が高くなってしまいました。
「リーンインなど上手く身体を動かして、滑らないよう走ってみましょう。」
まあ、そうなりますよね。
油絵を避け、バイクをなるべく寝かさずに走る中級集団は、通常よりはるかにローペースでしたが、みんな真剣そのもの。
因みに、滑って転倒したバイクは一台だけでした。

結局、場所を移して当初のテーマ(シフトチェンジ)を何とか終える頃、油流出現場では放水車による必死の復旧作業が粛々と行われていました。

午後は激しさを増す雨の中、バリアブルコースを中心とした設定でした。
油流出の余韻冷めやらぬ中、Y下イントラさんの出したお題は「リーンイン、リーンアウトを使い分けて走る」。

え?
雨の中リーンアウト?

Y下さんによると、リーンアウトを使うと、バイクを傾けている時間が短くて済むので、滑る率を下げられる効果があるとのこと。
もちろんケースバイケースですが、私にとっては、目からウロコの新たな知見でした。

実際に走って、Y下さんに見てもらいましたが、ポイントは、リーンインからアウトへの切り替え、リーンアウトからインへの切り替え、でした。
このつながりができて、初めてアウトのメリットが活きるのですね。
これ知ってたら、さっきの油流出現場での転倒車(ワタシではありません)も避けられたのかな?

雨の中、油のことばっかり考えてしまった気がする1日でしたが、普段なかなかできない、良い練習だったと思います。

蛇足ですが、今日の〆の低速は千鳥&Uターンでした。
ワタシは不覚にもパイロン接触1回。
次回は絶対、減点ゼロを目指します!

人に迷惑をかけない死に方

HMSに向かう途中、いきなりシリアスなタイトルになってしまいました。
練習中に死に至るようなケガをしたり、心筋梗塞とか起こさないよう気をつけなくちゃ、などと思っていた際、ついでに考えたので、メモしておきます。

迷惑をかけない死に方って、要は、周囲に、精神的及び経済的準備をする時間をあげられるかどうか、かもしれません。

おじいちゃん、もう90超えてるし、そろそろ覚悟しなくちゃ、とか、ガンなど病気で余命宣告受けてるとか、そういう状況ですね。

あ、でも、半年後に自殺します、なんてのはナシですから、その死が不可避であること、というのも大事かも。

ということで、まとめると、

人に迷惑をかけない死に方とは、周囲に精神的及び経済的準備をする猶予を与え、かつ、その死が不可避であること。

となりますね。

そうは言っても、ワタシ、この条件を満たしたとしても、まだ死にたくないなあ。

そのためにも、今日のHMS、自分の限界をわきまえつつ、死なないための技量向上に努めようと思います。
はい、ムリヤリな着地でした。