ズタボロの1098Sライフに喝を入れるべく、参加してきました。
新型CBR1000RR(ABS付き)でのHMS、初見参ですね。
そもそも、私がSSのオーナーになるなどという無謀な道に走ったのは、HMS中級で、たった一度乗ってしまったCBR954のせいです。
そのたった一度の逢瀬?で、SSでも結構走れる、などと錯覚したのは、今思えば954があまりに優れたバイクだったからです。
さて、今回、私は予約は取ることができず、キャンセル待ち1番で何とか参加できたのですが、集まったメンバーは、参加者6人、イントラさん1人。
「今日は予備の車両がありません。壊したら、後は見学ということになります。」
実は私には、前日になっても予約が確定したとの連絡がありませんでした。
仕事の都合もあるので、こちらからレインボーに電話したところ、少し待ってのコールバックで参加可能になったのです。
もしかしたら、キャンセルは一人も出なくて、ムリクリ私が入れてもらえたのかもしれません。
そんなこんなで、不安と緊張でクラクラしているうちに始まったHMS、始まったとたんに、恐ろしいことに気づきました。
CBR1000、ノーマルだ・・・(当たり前)。
私の1098Sは、雑誌に出てしまうほど車高を下げた、いわば「つるばら専用車両」です。
ノーマルSSなんて、足が着かない!!
・・・などとあわてふためいてももう遅いので、車両を出した後は、ひたすら、乗車と降車の練習を繰り返しました。
見ていたイントラさんや、他の参加者の方は、さぞかし怖かったことと思います。
走り出してみると、意外とスムーズでした。
曲がりなりにも1098Sに乗っているから、ではなく、すべては日本の技術力の賜物だと思いました。
元気出せ、日本の製造業!(あまり関係ありませんが)
CBR限定コースは、最初にちょっと細かくブレーキングの練習をした後、午前、午後とも基本的にコーススラロームのみです。
コース設定は、中級よりちょっと易しく、直パイやオフセットのキツい連続などはありません。
奇しくも担当イントラさんが、ライディングクリニックでお世話になったKさんだったので、引っ込み思案な私にしては、いろいろ聞けてよかったのでした。
そのKさんからの指摘を総合すると、どうも私は、SSの乗り方が基本的にできていないんですね。
コーナーリングでは、例えば左なら、左膝がハンドルの中心を軸にyawするように腰を落とすこと。
でも右肩が逆方向に開かないよう、進行方向に向けること。
お尻はシートの左エッジにかかるくらいの位置にくること。
ああ、全部できていませんでした。
そして何よりも、ワタシ、自分からFサスを動かして曲がれてないんだそうです。
なるほど、こんなにバイクと意見が合ってないんじゃ、1098Sもヘソ曲げるはずです。
次に中級に参加したら、CB400で、サスを自分で動かせているか、インストラクターにチェックしてもらいましょう、ということになりました。
それにしても、こんなワタシが、一度の立ちゴケも握りゴケもなく、1日を終えられたのは、やはり日本の技術力のおかげだと再度痛感いたしました。
はっきり言って、ここしばらくで、一番楽しいHMSでした。
と気分よく書いている時に、HMSからのお知らせが・・・
スーパースポーツコース、来年からは、上級参加経験者向けと、中級どまり向けに、クラス分けするそうです。
・・・私のせいなのでしょうか?