「勝つ人のメンタル」(大儀見浩介)がついに出た

出張帰り、新神戸駅の売店で買って読みました。
「勝つ人のメンタル トップアスリートに学ぶ心を鍛える法」(大儀見浩介著、日経プレミアシリーズ)、ついにビジネス書のジャンルで出たか、というのが最初の印象です。

二輪車安全運転大会系の方(?)には既におなじみかと思いますが、いわゆる「ゾーン・フロー」、つまり緊張とリラックスの中間にある、最もパファーマンスの上がった状態で勝負所を迎えるための訓練方法についての解説本です。
参考文献のページを見ると、ああ、たぶん、あの話はこの本、その説はこっちの資料、などと出典が想像できそうな気がしました。

ものすごく大雑把にまとめると、試合やプレゼンテーションの本番で、普段通りあるいはそれ以上の結果を出すための技法です。
私もかつて二輪車安全運転大会の選手だったころ実践し、想像以上の結果になったという経験がありましたので、仕事にも応用できないかな、とはうっすら考えていました。
が、どうすれば仕事に応用できるか、その具体的な手法はわかりませんでした。
だいたい、フツーの技術系サラリーマンにとっての本番っていつなのよ?
現場のおっちゃん達と渡り合う時か!?
利害関係のある社外の人々とバトルする時か!?
・・・あまり書くと、柄の悪いブログになってしまいそうですが、「本番」をいつと見定めるか、実際にはそれが一番重要なのかもしれません。

自分にとっての本番を見極め、達成すべき目標が見えた時、この本がきっと役に立つ!
・・・かどうかは人それぞれと思いますが、私がバイクで実践してきたトレーニングを、例えば会社の人に説明するには良い本かな、という印象です。