このタイトル見て、ビリー・ジョエルの歌を口ずさんでしまった方、同世代です(笑)
さて、このカテゴリーでは、私の二輪車安全運転大会経験をなるべく時間軸に沿って書いていくつもりでした。
が、ちょっと予定を変更して、今回は、全国大会の選手になった時のプレッシャーのことを書きたいと思います。
神奈川県の場合、選手選考は県大会の成績だけでなく、その後の特練での適性確認?結果を考慮して行われます。
最終的に選手に選ばれると、それはもう、周囲に大切にされて、ほとんどお姫様状態です。
でもそれ、実は物凄い、プレッシャーそのもの、なのです。
何故なら、大切にされているのは、「ありのままの私」ではなく、「全国大会で結果を出すはずの私」であり、もっと言っちゃうと、「県代表選手という座にいる誰か」「関係者一同の期待に応える誰か」だということを、ひしひしと感じてしまうから。
要は、責任の重さに気づくわけです。
では、その責任を果たすために、自分は何をしなければならないのか?
答えは「できることすべて」でした。
本職を抜かりなくコントロールして朝はコソ練、通勤電車の中ではイメージトレーニング、夜帰宅したら、どんなに遅くても呼吸法のトレーニングと日記作成、日々の体調管理、週末は練習用のマシン(大会車両と同じ原付を、色まで想定して購入してました)のメンテ、とにかく必死でした。
特にイメトレでは、各課題の最後に、審判の方から「減点ゼロです。」と言われるところ、その審判に向かってにっこり笑いながら、ありがとうございます、と言うところ、さらにその後、後方よし、と大きな声とともに後方確認して次へ進むところ、までイメージ(妄想?)しました。
・・・ハタから見たら、かなりキモかったことでしょう。
ついでに書くと、朝の通勤電車での妄想(苦笑)の時は、映画「トップガン」の挿入曲「Topgun Anthem」を聴いてました。
映画のクライマックスで、不審機を撃墜し帰艦したトム・クルーズが、仲間たちと抱き合って喜ぶシーンに憧れていたからです。
私も、快挙を成し遂げたら、きっとトム・クルーズみたいに仲間と抱き合い、歓声をあげることができるはず!
応援してくれたみんなと、がんばって応えた私と、ともにサイコーの気分になっているはず!
そういう思いで、毎回のイメトレを締めくくっていました。
「プレッシャーをストレスではなくパワーに変えること」
「応援してくれる人に感謝すること」
特練で学んだことでしたが、私の場合、イメトレを通して、これらふたつを実行できていたのではないかと思います。
プレッシャー、悪くないでしょ?