HMS中級(Fブレーキに天の恵みを)

昨年末、CBR限定SSコースに参加した時、イントラさんからアドバイスされていたことがありました。

「次に中級に参加したら、CB400で、サスを自分で動かせているか、インストラクターにチェックしてもらってください。Kからそう言われた、と言って。」

この約束、果たせていません。
何となく、近いうちにKさん自身に担当してもらえそうな気がしていたからです。
でも、今のところ、そう話は上手く進んでいません。
今日の担当イントラさんは、大阪から来て8年のMさん、笑顔がさわやかなSさんのお二人。
それがなぜか、フロント周りのアドバイスをたくさんいただくことができてしまったのでした。

午前、直パイ→オフセット→バリアブルのコースにて・・・
Mさん「Fブレーキを軽く当ててターンします。アクセルを戻してからレバーをつかみにいくのではなく、レバーに指をかけた状態でアクセル操作をしてみましょう。」

直パイでやってみました(コース全体だと、指が疲れすぎる・・・)。
結果として、Fサスをコントロールすることになりますね。

Sさん「Fブレーキを使う時の動作が弱いですね。もっと沈めることを意識してみましょう。」

減速~のアクションを意識することは、Fサスを意識することにつながりますね。

午後その1、市街地のコース
Mさん「コーナーへの進入速度が遅いので、ふらついてます。もっと速度をあげる、そうすると、もっとバイクを傾けることになります。タイヤを押し付ける、接地させる感覚を捉えて。」

これもFサス抜きでは語れません。

午後その2、バリアブル(コース変更)
Mさん「Fブレーキがまだ弱いです。握りしろであと1cmくらい引きつけてから握り込む感じです」

核心ですね・・・

結論、と言っていいのかどうかわかりませんが、Kさんのアドバイスを伝えるまでもなく、イントラさんから見ると私の弱点は明らかなようです。

明らかな弱点・・・はっきりわかっているのはいいことだ、とも言えますが、簡単には治らないのかもしれません。
地道にゆっくり、身につけていくしかないか・・・

砧 レディースバイク・オートバイ教室(新しい日)

中上級で参加しました。
そのこと自体は、以前と何ら変わらないのですが、指導員の方々は、私が日曜日(一般講習)で上級に上がったことをご存知です。
それはつまり、私が「中上級」の「中」ではなく「上」にならなければいけないことを意味しました。

「上級どうだった?」
車両点検中に、N山警部補が声をかけてくれます。
私のことと、私のような者を受け入れなければならなくなった、上級の他の人たちのことを心配してくれているのでしょう。
思い切って、感じたことや思うことを(なるべく簡潔に)話してみました。
警部補は、私の話を聞き、更に、いろいろなことを話してくれました。

レディースも、全員でのブレーキング練習の後は、一般同様、中上級が先に傾斜走行を行います。
現在はコースの東側が工事中のため、西半分のみ使っての練習となっています。
長いコースは設定できないため、前半は高速系、後半は低速系(クネクネ系)と、2種類のコースを走ることになりました。

高速系、がんばってもがんばっても直線で離されるつるばら@ファントムの前に、センターの原付に乗ったN山警部補が突然入ってきました。
「ノーブレーキで行ける所があるんだよ!」
とても警察の方の口から出たとは思えない言葉とともに、N山警部補、原付で疾走!
※練習としての傾斜走行なので、ノーブレーキもありです。念のため。

ついて来い、と言っているのがわかるので、ついていこうとしますが、私の腕がついていきません。
大きなコーナーはノーブレーキであっという間に後にし、小さなコーナーは信じられない位の小回りで通過していくのです。
速い・・・速すぎる・・・

原付って、ここまで走るんだ。
走り終わって、驚きと憧れとでぼーっとなった私に、警部補が話しかけてくれます。
「わかった?ノーブレーキで行ける所があるでしょう?」
「はい、その次が緩いターンの時はノーブレーキで、きつい時はブレーキ使うんですね。」
「小さいターンはバイクを寝かすよりRブレーキで。接地はしない。ほら。」
N山警部補の乗る原付スクーターは、小さな小さな8の字を何度も続けて書いて見せました。

どきどきしました。
自分が今までできていなかったこと、これからできるようになっていく(べき)ことが、はっきり見えました。
これが、一歩を踏み出す、ということなのでしょうか。

不思議なことに、他の指導員さんからのアドバイスも、今までとは違って聞こえました。
急に高度なことを言われるようになったわけではありません。
何だか、自分の中での響き方が違う感じなのです。
とはいうものの、相変わらずその場ですぐに直したり、身に付いたりするわけじゃないのですが。

それでも、今日という日は、真新しい、素敵な日でした(レディースだから半日ですが)。
この新しい日が、いつまでも続くよう、倦まず弛まず走り続けたい、と思いました。

「女には向かない職業」と「弁護側の証人」

共通点は何でしょう?
つるばらが好きな作品、ではありません。
答えは小泉喜美子さん。
「女には・・・」の訳者で、「弁護側」の作者なのですね。
私も知っていたわけではなく、久しぶりに(20年以上ぶり?)に「女には・・・」を読んでいて気づいたのでした。

この方のお名前を知ったのは実は最近です。
「弁護側の証人」は、小学生の頃、NHKのドラマで見て、とても印象に残っていたのですが、原作を読む機会は、ごく最近まで巡ってこなかったのです。
なお、ドラマでは、容疑者にされる女性が主人公でしたが、原作の方はタイトル通り、緒方警部補が主人公のように私には思えました(あ、ネタバレ!?)

小泉喜美子氏は1985年に事故死されています。
その文章は、どこかレトロで優雅な女性の話し言葉など、イマドキの小説にはない魅力にあふれています。
他の作品も読んでみたいです。

中国出張の夜~

私が、ではなくて、夫が、です。

旅立ちの朝、必ず帰るから~と「真っ赤なスカーフ」を口ずさんでいたら(しつこいようですが、出張するのは夫)、夫曰く
「中国より、日本語が通じる分、ガミラスの方が安心やな」
そういう考え方もあり、ですかね。

ガミラス出張なら、デスラー総統のサインもらって来て欲しいです。
「つるばら賛江」
とか書いてもらえるとうれしいかも。

砧 バイク・オートバイ教室(上級デビュー)

「よかったら、一緒に新年から、上級に上がりませんか?」
中級班の知り合いから、そんな誘いを受けたのは昨年の秋でした。
一人だけ遅かったら目立つけど、数人の遅い集団がいる分には目立たないでしょう、と冗談みたいに話していたのが、今回、実現しました。
移民のようなメンバーは総勢5人。

朝の講義が終わっての車両点検。
上級にいる私(のバイク)に気づいて、N山警部補が近づいてきます。
上級なの!?と、素直に驚くN山警部補。
えー、そんなに驚かないでください!!と思いながら、はい、と返事しました。
「パワーが違うから、なるべく後ろの方にいてね。」
笑いながらも心配そうな警部補に、最後尾を走ります、と宣言しました。

上級と中級を比べると、一番違うのは傾斜走行でしょう。
ブレーキング、低速バランスは、正直、どのクラスにいても、自分のペースで練習できるのですから。
で、その傾斜走行、上級は午前中、つまり講習の一番初めです。

進級?したばかりの5人、かなりビビりながら、一番遅い組で走行開始!
スタートダッシュで出遅れる、どこまで行っても離される・・・と「走れ!コータロー」状態なのは私ぐらいでしたが、みなさん苦戦中か?
内心心配でしょうがないであろう、指導員やN山警部補が、5匹のイワシ(笑)を守るように前後を走ってくれます。
一番排気量の小さい小イワシ=ファントム、ライン取りで走行距離を短くしようというセコい作戦に出ますが効果なし!
全車両の最後尾を走りますが、次の回の先頭集団が近づいてきます。
ディフェンスはN山警部補(違うって)。
他のイワシたちも、徐々に前との車間が開いていく模様・・・。

「こっち!ショートカットしていいから!」
業を煮やした指導員が、やっとスタート地点に戻った私を誘導します。
コースは覚えているので、ひたすら走る!走る!
ふと気が付くと、前の方は中腰になっています。
すっくと立ち上がると、N山警部補が、立たなくていいから!と叫びました。

無我夢中で走るうちに、脱落するイワシも何匹か。
特練ほどは辛くないなあ、とのんきに思いながら、私は回遊?を続けました。
コースが逆回りに変更されると、更に心配した指導員が前に付き、ラインを示しながら先導してくれます。
つるばら、いい気になって、他の人のために自分が身を引こうなんて微塵も思わず、走り続けました。

気が付くと、傾斜走行終了。
上級は休憩なしで走る、と聞いていましたが、なるほど、こんなに気合入れて走るんじゃ、休むヒマなんてありませんね。

「無駄に大回りしているし、身体入ってないし・・・」
一緒に走ってくれた指導員が耳の痛いアドバイスをくれました。
やっぱり、ただ走るだけになってしまっていたようです。

さて、今回の件は、それなりにインパクトがあったらしく(当たり前か)、午後の練習の合間に、新入りたちは、ひとりずつみんなの前で話す機会をもらいました。
私は思わず、
「50cc2ストの限界目指してがんばります。」
と言ってしまいました。

これで後へは引けなくなりました。
人様にご迷惑をおかけしないよう、精進せねば。

HMS中級(中級の歩き方)

冬に鍛える!
という訳じゃありませんが、参加しました。
奇しくも担当は、先日のバランスファーストで担当だったYさんとKさん。
必然的に?に今回のマイテーマは「失速しないでターンする」になりました。
CBR限定の時にKさん(今回の担当ではない方)と交わした約束を果たすのは先送りです。

午前、いきなり市街地のコースから始まりました。
比較的緩やかなコースで、バイクを寝かせてターンする設定が多いようです。
ブレーキングやらないの?とちょっと不思議に思いましたが、それはどうもYさんの作戦らしい・・・
こコースで、自分のペースを見ながら走ると、どうしてもブレーキの具合は自分で確認せざるを得ないようになってました。
ここはアクセル、ここはブレーキ、深く浅く、呼吸をするみたいに自分で確認します。

午後その1はバリアブルです。
ここは午前と違い、バイクを傾けるよりもハンドルを切ることをメインに設定されているそうです。
でも、Yさんが私のところにきてこう言いました。
「つるばらさんは、ハンドルを切る方法だと失速するので、傾けて早く回るようにしましょう」
その練習としては走っていると、YさんだけでなくKさんも追走してくれて、今日のテーマは?と聞いてくれます。
失速しないことです!と元気に答えると、そうですね、とKさんもにこやかにうなずいてくれました。

午後その2は、乱れ直パイ(勝手に命名。左右に少しずつずらした直パイでした)とオフセットのスラロームコースです。
緩そうに見えますが、バイクを傾けることとハンドルを切ること、両方を使わないと走れないようになっています。
かなり慣れてきたのか、結構気持ちよく走れました。
「スピードを残して(失速しないように)回れるようになってきましたね。ただ、右はいいんだけど、左は上体が逃げてるので、左肩入れましょう。」
Yさんは、私の弱点を見逃しませんでした。

そんなこんなで終了した中級、Yさんのまとめはこんな感じでした。
「中級では基礎はできているものとしています。毎回こちらで課題を設定しますが、それをこなすだけではなく、自分なりに、必要なことを練習してください。」
そうか、それでYさんとKさんは、私の「失速しない」というテーマを尊重してくれたのですね。
地球の歩き方ならぬ、中級の歩き方を教えられた1日でした。
すると次回は、「フロントフォークを積極的に使う」か!

ファントムのタイヤ探し

2月中に、リアタイヤを交換しようと思っています。
フロントは大変減りが早く、既に1回交換済み、ピレリ履いてます。
リアのデフォルトはMAXIXS(130/70-12)・・・

「カスタム虎の穴」の2巻を熟読して、いいタイヤみつけよう・・・

砧 初中級限定(5200kmでの不覚)

千鳥(立ち姿勢)で左にコケました。
ファントムで、初めての転倒でした。
その時までの総走行距離、5200km

人馬とも損傷はほとんどありません。
一瞬、メゲただけでした。

他の課題は、結構、気持ちよくこなせていました。
それが油断を生んだのでしょうか?

あれ?ハンドルフルロックしない・・・
フルロックするはずのラインを選んだはずなのに?
あ、パイロン巻き込む・・・
ありゃ~

以上が転倒の顛末です。

お恥ずかしいことに、私はファントムにキルスイッチがないことをすっかり失念しておりまして、エンジン切るのにちょっと時間がかかってしまいました。

これで今年の厄払いは済んだかな?
ごめんね、ファントム

HMSバランスファースト(書き初めは8の字)

今年初めてのHMSはバランスファーストです。
インストラクターは、都の交通安全番組?にも出ていたYさんと、久しぶりのIさんです。

午前の課題は、バラ1名物「好きに8の字」(←勝手に命名)です。
各自が好きなサイズに設定した8の字を好きに回っているのをイントラさんが見て、アドバイスをしてくれるというものですが、私が指摘されたのは
「パイロンを回れずに失速してバイクが起きてる」
という点でした。
定常円旋回しているぐらいのつもりで、バイクを傾けたままもっと回るように、とのことで、これが今日の私のテーマになったのでした。3333333333333333333333333333333333333333333333333333333333333333333333333333333333333333333333333333
↑ネコが勝手に書き足しました。8の字ではなく3の字だった、という意味ではありません。

指摘してくれたYさんによると、バイクを十分に傾けてパイロンを回るには、Uターンで言うと、なるべく奥まで行く必要があるとのこと。
スーパースポーツでターンする時は、バイクを寝かせることを特に意識しますが、それと似ていますね。
じゃ、体を入れて肩をまわして進行方向を見て・・・などなど、いろいろ試して午前は終了。
食事に戻る道すがら、Yさんが、傾けられるようになってきました?と明るく声をかけてくれました。

そして午後。
一本橋群(ノーマル、幅狭、スネーク、かまぼこ、V字溝etc.)とUターン、オフセット(後に千鳥も)の組み合わされたコース走行です。
オフセットはかなりきつく、ハンドルが自然に切れていく分だけでは曲がれないので、自分で切っていく、という操作が必要になります。
因みに、この操作ができない場合は、定常円旋回しながらハンドルを自分でぐらぐらさせる、という練習をします。
このぐらつかせを1回だけやるのが自分で切っていく操作になる訳です。
一本橋群、は今回は置いといて、Uターンとオフセットに夢中になって練習しました。
キツいところにくると、やっぱり失速しちゃいますね、とYさんは笑顔でキツい指摘をしてくれました。
Uターンはだいぶましになったんですけどね(公道でUターンできますよ、だそうです)。

淡々と書いてしまいましたが、今日のバラ1、とても面白かったです。
午前中のうちに、今回のテーマがはっきりして、最後までそのテーマを追いかけることができたからでしょうね。

明日の砧も、面白くしよう・・・