砧バイク・オートバイ教室(Galaxy Express)

二輪車安全運転大会前最後の講習です。
総仕上げのいい汗流すのが今日のテーマ!
・・・と明るく臨めれば良かったのですが、今年のワタシは暗かった
なぜって、ここに来て、今更、自分のフォームの、決定的な悪いくせに気づいてしまったから。

スクーターに乗った時のワタシ、ニーグリップ代りのモモグリップの位置が奥すぎて、かかとがステップ上で逆ハの字になっているんです。
これでは低速もスラもダメだろう!

この後に及んで、修正なんてしない方がいいに決まっています。
でも、一度感じた違和感はごまかしようがないのです。
自分で自分をごまかせるほど、私賢くないんだし。

そんなわけでまずはスラ。
半日開催の砧では、中上級はブレーキングの後、すぐにスラなのです。
着座位置を前寄りにして、足も前へ、ひざ同士をくっつけるように。
弾丸になったつもりでマスを集中して走ってみますが、期待したほど速くはなりません。
腕が直角になるフォームだと絶対転倒する、と言われていますので、その分だけお尻を後ろへ?
いや違う、おへそを引いて、仙骨でリアタイヤに荷重をかけるように。
リーンインなら外足荷重、ひざはもう片方にかぶさるくらいに。
アタマの中はくるくる回転しますが、速くないよ、ちっとも。

低速では、何と言ってもとにかく一本橋です。
前寄り、でもハンドルを押さえつけず、体の軸を地球に突き刺すように。
「26秒。調子悪いねえ。」
指導員さんの何気ないひとことが突き刺さりました。

うまく、仕上がりません。
泣きたくなってきました。
去年の今頃はどうだったろう?
そうだ、頼りなくてひ弱な私を、見かねて親身に教えてくれた人がいて、元気付けてくれた人がいて、追い込み?を終えていたのでした。

今は・・・
やっぱり頼りないかもしれないけれど、自分でなんとかしようともがくくらいはできるようになった私がいて、それをニコニコと見守ってくれる友人たちがいます。
みんな、もしかして、もう、ほっといても大丈夫、って思ってくれてるのかな?
そうだとしたら、結構うれしいね

今のこの状態は、トンネルみたいなものかもしれません。
だったら大丈夫、走り続けさえすれば、トンネルは必ず抜けられる!
こわがるな、走れ走れ!
これが今年の、最後の追い込みなのでしょう。

「あの人はもう思い出だけど どこかで君を見つめてる」
トンネルからの連想で、銀河鉄道999を思い出しました。
あれは明るくて、いい歌でしたね。

さあ、元気出して、トンネルのその先へ走って行きましょう。

砧バイク・オートバイ教室(A momentary blue mirage)

4月は雨にたたられ、1回も開催がなかった砧サンバイ、JOGで参加してきました。
先週の府中に引き続き(あ、日記書いてない・・・)、重心固め傾斜走行を試すという大きな目的があるのですが、本業の心配事がヘヴィで、気分はかなり暗め。
「元気ぃ?元気出していこうよ~。花粉症?」
よほど不景気な顔をしていたのか、指導員さんから妙な励ましのお言葉をいただいてしまいました。

半日開催の砧では、私の参加する中級と上級は一組にまとめられ、ブレーキング練習からのスタートとなります。
周回コースは初級がやはりブレーキングに使うので、中上級が使うのは低速エリア。
折り返しながら、目標制動、急制動、目標制動と繰り返します。
とりあえず、重心固めの基本とも言うべき足の置き方を確認しながら、できるだけ速度を出して練習しました。

距離が短いので、加速・減速のフォームをしっかりとって、ステップ踏ん張って、腕の曲げ伸ばし気にして・・・
とやっているうちに、今更ながら気がつきました。
自分で思っているより前乗り(が、私の場合、理想的だそうで)して、どうやって後輪に荷重かけるのか。
「仙骨」ですよ、「仙骨」!
これを引く感じ?(実際には、おヘソを引いているかもしれませんが)
そうか、こうやれば、重心を固めつつ、リアの荷重も抜けないように乗れるのか!
急に気分が晴れて、ヘルメットの中でにんまりしてしまいました。
これで傾斜走行も行けるはず!
ああ、なんて美しい5月の朝

そんなわけでコツを見抜いたつもりの傾斜走行ですが、ライン確認、フォーム矯正の段階なので、一番遅い組(5班)の前から2番目の位置で走り始めました。
コースを確認した後、仙骨、仙骨、などとつぶやきながら(それは嘘)、攻めの姿勢で走る走る!
速いぞJOG、やればできるじゃない!

・・・と思ったのも束の間でした。
2周目、3周目と走る内に、見る見る速度が落ちていくのです。
なぜって・・・ムチャクチャ疲れるんだもん!
仙骨が正しいのか否かは別にして、体力がナイというか、腹筋が弱いというか、背筋もダメね、これは。
普段のトレーニングが全く足りないのか、本業疲れが溜まっているのか?
トシだから、は抜きにします(苦笑)
斯くして私の傾斜走行改善運動?はいきなり壁にぶち当たってしまったのでした。
走り終える頃には、私は後ろから数えた方が早い位置まで下がっておりました。

ああ、今日こそは、と思ったのは気のせいだったでしょうか?
一瞬見えた解決策は、つかの間の青い蜃気楼?
けっこうトホホな気分になってしまいました。

でもまあ、「これから夏に向けて、体力作りも怠けないこと」という教訓が得られたと思えばいいのでしょうか?
とりあえず、腹筋&背筋は強化(退化防止?)しようと心に決めました。
つぎこそは、蜃気楼じゃなくホンモノに出会えることを夢見て。