渋谷署二輪車実技教室及び「寸劇」

午後は渋谷署の講習会、というか、雑誌「培倶人」でおなじみの彼女がキャンペーン隊長を務めるイベントに参加しました。
午前(田園調布署)と違って、指導は警察官の方のみ・・・
しかも「笑っちゃうことに」(某警部補談)、みなさん白バイ大会でチャンピオンを経験した方ばかりという、超豪華キャストです。

とはいえ、やはりイベント、構成は普通?の講習会とは、ひと味もふた味も違うものでした。

キャンペーン隊長の宣誓?のあと、幕開けは遅乗りコンテスト。
これ、一本橋や遅乗台ではなく、8の字のてっぺんから真下にむけて、円は描かずになるべくまっすぐゆっくり進む、というもの。
スカーバーで挑戦しましたが、タイムが良くなかったことより、司会者?の方に、ワタシが女性であることを認識してもらえなかったことが情けなかったです。
ナニがあったかというと、もう一人、私の後にチャレンジした女性が「紅一点」、と呼ばれまして、じゃあ、先に出た私は女性に見えなかったのか、という・・・(以下略)
周囲のみなさんに、スカーバーが男前だからだよ!と全力で慰めていただきました(感謝!)

とはいえ、この一件でなごやかな気分になりました。
続く低速バランス、スラのメインディッシュ?は短時間ながら充実。
特にスラでは、上述の超豪華指導陣のお一人の真後ろを走る機会に恵まれ、アクセルの「開けどころ」がちょっとだけわかってしまいました。

そして最後はスケアードストレイト方式による安全教室です。
「スケアードストレイト」という言葉がいつも覚えられすにいたのですが、今日は「寸劇」という素敵な愛称?を教えていただいたので、逆に覚えることができちゃいました。
いわゆるスタントマンによる事故の模擬というか再現ですね。
何度目かの見学ですが、今日はちょっとした発見がありました。
二輪車による事故例として、「横断歩道前に停止している車両を追い越したら、横断歩道上に歩行者がいてはねてしまった」「見通しの悪い交差点から飛び出した原付が出会い頭に乗用車と衝突」というのが実演されたのですが、コレってそのまんま、安全運転大会の法規走行課題です。
そうか、大会って、実は良く考えた課題出してたんだな、と関係ないことに関心していまいました。

そんなこんなで、実技オンリーでない講習、ちょっと走り足りない気もしましたが、明るい雰囲気で楽しかったです。
たまにはこういうイベントも良いですね。
多聞ちゃん、かわいかったなあ(あ、名前出しちゃった)。

田園調布署講習会@砧

今年も来ました、お彼岸ウィーク!
世間は交通安全週間、ということで講習会も花盛りです。
昨年は骨折で参加できなかった田園調布署、今年は参加できました。

スカーバーにも多少慣れてきた今日この頃ですが、一本橋は原付スクーター並みのタイムに全然届かないし、スラも鳴かず飛ばず(?)。
中期目標である、「中腰でスラができるようになる」はなんとかクリアできそう(但し、スピードは論外)なのですが・・・

そんな中、今回の講習は、人数制限で参加者が少なかったこともあり、かなり丁寧にいろいろアドバイスをいただけました。
中でもよかったのは、間隔スタート方式だったスラローム!
通常のトレイン(数人ずつ連なって走る方式)の場合、人間のちっちゃいワタシは、前の人に遅れまい、後ろの人にどつかれまい、と周囲ばかり気にして、要所要所のラインだとかフォームだとか、繰り返し確認することがおろそかになりがちです。
・・・まあ、公道を走る場合、流れに乗ることは大事ですから、トレインの方が現実的な練習ではあります。

でも、今回は、「クランクの入り方と出方」を細かく教えていただき、それに集中して走れたのが、とっても有意義だったのです。
そもそも、砧のコースの後半が、こんなにクランクの連続だったなんて、今日初めて知った、かも、しれない・・・(←愚か者!)

私は基本、テンション低いタイプなので、いつも比較的冷静に走っているつもりでしたが、そうでもなかった、ってことでしょうか。

練習すればするほど、いろいろなことが見えてきて楽しい!なんて思ってしまいました。

そしてお彼岸の中日は、まったりと午後へ続くのでした。

GRM@厚木中央自動車学校

鍵が見つかったスカーバーで参加しました。

自走で行く練習としてはちょっと遠くて疲れたので、メモだけ残しておきます。

坂道千鳥
以前から弱点だと思っていたことなのですが、アクセル側の右手、左にリーンインの時など、手首の返しができません。
「右手!バカ握りしてないで、返して。」
指導員さんにさっさと見抜かれ、鋭いコメントが飛びました。
その後、がんばってみましたが、やっぱり苦手。
左定常円旋回とかで、返した状態に慣れるところから始める必要があるかも。

コーススラローム
ハンドル切りなさい!とこれまた指導員さんから厳しいアドバイス。
痛いトコ突かれまくりです。
バイクの曲がる動きは、ステアリングによる効果が10なら、キャンバースラストは5程度だと、HMSで何度も習って頭に入っていても、実践ができていないのですね。
特にコース中のUターン、先ほどの手首の返しも相まって、スパッと決まりません。
やろうとするんだけど、身体が思うように動いていない・・・。
指導員さんにしてみたら、やろうとしない、やる気のないヤツ、みたいに見えるようですが、本人は目一杯、やってます。
音痴みたいなものなのかもしれません。
でもあきらめたくはないので、次回の砧、Uターンセクションで、ハンドルを切ることにポイントおいてやってみよう、と思いました。

それにしても、ビッグシングルのスカーバー、結構熱くなったようですが、よくがんばってくれました。
現地往復を含めて約100km、ちょっと達成感のある、連休最終日になりました。

あー、もう寝たい。

GRM@砧(レディースデイ)

私の記憶が確かなら、初めて参加しました、東京のグッドライダーMTG!
年に一度の淑女の集いだそうです。
スカーバーで行きたかったのですが、なぜか、朝になってキーが見当たらなかったので、久々のファントム登場(搭乗?)となりました。

参加者は21名、いつもの砧レディースの、気のいい女性たちの他、初めてお会いする方もちらほら。
砧の定例や、砧で開催される警察署主催の講習会とは全く違った、ゆったりとした雰囲気でした。

課題その1 ブレーキング
ビギナーさんも初級さんも一緒に外周を回っての練習。
実はファントム君、イタリア直輸入の純正エンジン80CCにバージョンアップされています。
かつての感覚でブレーキ掛けてると弱すぎちゃうので、かなりがんばってみました。
・・・が、速度40km/hが作れず、30~38くらいで苦戦。
加速も慣れなければならないようです。

課題その2 低速バランス
ここからはビギナー班と初級班に分かれます。
私の参加した初級班は低速バランスを先に練習。
指導員さんから
「お見事!」
と言われて天狗になった途端に、ちょっと待った!の声がかかりました。

「何か漏れてるよ。」
振り返ると、私の通ったあとには、点々と水の跡が・・・。
慌ててコースからファントムを出し、指導員さんと一緒にフロントのバッテリー室にあるクーラントを見てみたら、何と言うか、スプリングの付いた中蓋?が割れていました。
「高回転で低速やってたから、伸びて切れちゃった、というか、単に古かったのかな。」
どうやら本職はバイクのメカニックらしい指導員さんが、破損したパーツを見せてくれました。
「ホントは塞いじゃダメなんだけど、とりあえず補修して、と。水温計見て走ってね。」
細く切ったガムテープであっという間に応急処置をしてくれました。
深々と頭を下げて、本課題は終了です。

課題その3 コーナーリング
って、どーゆー課題だろう?アレか?と思っていたら、スラのことでした。
V字の切り返しなど、細かい設定はなく、S字にクランク、そして正真正銘のコーナーという設定です。
・・・考えようによっては、超高速設定なのですが、そこは淑女の集い、みなさん粛々と走ります。
「ねえ、先頭を順番に交替して、みんなN指導員の真後ろ走れるようにしようよ。」
そんな提案が出て、みんな色めき立ちました。
「そうよね、定例じゃNさんの真後ろなんて、私たちまず走れないもの」
「みんな目がになっちゃったりして」
うまい具合に、全員が1回ずつ先頭を走ることができ、この課題も和やかに終了。

特別講座 美眉&アイメーク
今回は指導員さんの中に、超大手化粧品メーカーの方がいて、汗をかいてもくずれにくい眉メークについて教えていただきました。
私がここで説明すると、たぶん、誰も美眉にならないと思うので省略しますが、パウダー、リキッド、ペンシルをフルに使うのが決め手でした。

クイズコーナー
ここではいくつかのバイクのパーツ(現物)の名称や略語の意味を当てる(三択)というクイズを通し、各パーツの役割、メンテナンス上の注意点などを教えていただきました。
出てきたのは、ディスクロータ、ブレーキキャリパ、クラッチレバー、スリップサインの出たタイヤ、ABSでした。
私は全問正解だったので、賞品(Special Safety Ridersキャップ)をもらっちゃいました。

そんなこんなでレディースデイ、午前中いっぱい、楽しく過ごすことができました。
・・・が。
久々に引っ張りだしたファントム君、要は整備不良だったわけで、ワタシ実はかなり面目ない立場だったはず(大汗)。
そんな気まずさも忘れさせるほど、和やかで明るいGRMだった、ってコトでご勘弁下さい。

ファントム君のパーツは、1週間くらいで入ってくるとのこと。

HMSバランス(君を愛した時)

「キャンセル待ちお取りできました。但し、バイクはナナハンになります。」
レインボー埼玉からの電話に、喜びつつ、ちょっと怯みました。
夏場のCB750は、エンストの恐怖との戦いだからです。

でも、今日、HMSに来てみたら、私を待っていたのは、初めてのNC750でした。
700より足つきいいし、700みたいに低速でいきなり止まったりしませんから、とはげまして?くれるのは、担当のTイントラさん。

初体験の期待でワクワクしながら、午前中の課題は恒例の8の字です。
今回は、旋回時になるべく速度を高く保つ練習をしてみました。
私のスラが遅いのは、速度を保てないこと、ヘタすると失速しかねないことが原因のひとつのような気がしたからです。
そういえば、以前砧で、S田警部補が8の字のタイムを測っていましたっけ。

NC750は、ひらりひらりと8の字を描いてくれて、とても乗りやすかったです。
一瞬ハンドルロックをコツンと入れるのもやってみましたが、これも楽勝。
確かに、先輩?のNC700より、低速で安心感があり、落ち着いて練習できる気がしました。
さすが教習車仕様!

午後はやっぱり恒例の一本橋群、千鳥、オフセットなどでしたが、どれも楽しく走れました。
特にオフセットは、Revoより楽だった気がします。
因みに一本橋は、まだ20~23sなので要練習、W字一本橋は一度も成功せず(泣)、の結果でした。

というわけで、とっても走りやすかったNC750、何だか好きになってしまった気がします。
特練を辞退して以来、何となく気分が低空飛行気味だったのですが、今日は本当に、一日の練習を楽しめたのです。

君を愛した時
忘れてた翼が
もう一度夢の空 飛ぶことを教えた

子どもの頃に好きだった歌がふと唇に浮かぶような、幸せを感じたHMSでした。

まあ、子どもの頃、「忘れてた翼」がホンダのウィングマークのことだとは、夢にも思いませんでしたが。

(今後の問題は、NC750で中級どれだけいけるか、だな)