月報遅延

本職多忙のため、月報が出せません。
週末には書きたいと思っているのですが。

新幹線の中で、夕食の穴子飯をぱくつきながらの申し開きでした。

JR500、疲れた私を安らかに眠らせて~

HMS中級(アドバイスのジグソーパズル)

ここのところ、「正反対のふたつのアドバイス」という話題がホットなので、今回はその視点で振り返ってみたいと思います。

今日の中級は、最近ポピュラー?な、以下の構成です。
午前:市街地のコース
午後1:直線パイロン&オフセットスラローム
午後2:バリアブル
担当インストラクターは、NさんとZさんです。

【午前のアドバイス】
1)パイロンを回る時、もっと長くF&Rブレーキを使う。パイロン周りの頂点ではなく、回りきった所で一番速度が落ちているように。そこからアクセルを開けていく。(Nさん)
2)加速・減速の身体の動きをしっかりやる。(Zさん)

【午後1のアドバイス】
3)アクセルを開けるのが早い。バイクが次に進む方向を向いてからアクセルを開ける。(Zさん)
4)右ターンの際、左に比べてバイクを寝かせていない。少し速度が落ちてもいいから寝かせる。(Nさん)

【午後2のアドバイス】
5)ターンする時、イン側の腕がセルフステアを妨げて、曲がれなくしている。(Nさん)
6)直線部分でのアクセルを開ける量を少し増やす(カーブはそのままでいい)(Zさん)
7)加速・減速の身体の動きをはっきりさせることで小さくパイロンを曲がる。(Zさん)

・・・すみません、今回のアドバイス群には、全然「正反対」や「矛盾」はないです。

ごく大雑把にまとめると、こう↓なるんでしょうか。
「小さくパイロンを回る(またはターンする)ができていないが、その原因は、ブレーキが使えていないことと、そのためにアクセルが開けられないこと。ブレーキとアクセルを十分に使うには、まずボディアクションをはっきりつけること。」

課題のみを山積して、次のHMS予約は全く取れていません。
5月までは、平日に休みを取れる可能性もほとんどありません。

この宙ぶらりんな気持ちを、どうしたらいいのでしょう。

砧 レディースバイク・オートバイ教室(総合練習というものは)

今日は「天知る 地知る 己知る」とつぶやきつつ、参加してきました。
徹底して、自分の現状だけを見つめてみようと思ったのです。

警察系の講習会、というか砧レディースは毎回メニューが同じ。
ピアノの練習で言えば「ハノン ピアノ教本」を毎回1冊全部ひくようなもの、声楽でいえば、ソルフェージュだけを練習するようなもの・・・かどうかはよくわかりません。

前半は制動&バランス練習ですが、こんなアドバイスを受けました。
ブレーキング:Fブレーキをもっと使う
一本橋:ハンドルをこじらず、ステップ荷重でバランスを取る
ブロックスネーク:成り行きで通過せず、狙ったところへバイクを進める
千鳥:目だけではなく首を回して行く先を見る、ハンドルフルロックの練習をする

よく考えるといつも同じです。
特にブレーキングとか一本橋は。
これが私の欠点、弱点、泣き所、苦手項目・・・うー、何とでも言えちゃう。

そして後半の傾斜走行、これは「総合練習」と呼び習わされているのですが、今回、「総合」の意味が、イヤっちゅうほどよくわかりました。

ライン取りが大回りになりがちで、アクセルを開けられる直線部分をたくさん作れないのは、Fブレーキを活かしていないからであり、コーナーでステップ荷重を使っていないからであり、スピードが乗らないのは、成り行きで通過しているからであり・・・
ああ、もう!

傾斜走行=コーススラローム、速いか遅いかは結果でしかありません。
制動やバランスで練習した技能が、「走行」としてマトモに役立つものとなっているか、、確認するのが正しいやり方なのでしょう。
だから「総合練習」なんですね。

今更ながら、激しく納得してしまいました。
「己を知る」というより、己の理解の遅さを知ってしまった寒い朝でした。

ヘルメットに希望を乗せて

前々から目論んでいたヘルメットの更新計画?が動き出しました。
あこがれのカスタムペイントです。

今使っているBMWのメット、買ってからまだ1年だし、ぶつけてもいないのですが、少々サイズが大きめなのです。

少々大きめなメットで、少々前傾のきつい1098Sに乗ると、少々メットがずり下がってきます。
つまり、少々視野が狭くなってコワイのです。

それをいいことに?、もう少しぴったりフィットしたヘルメットを用意しようと思った次第です。
デザインは、ロマンティックでスウィートでセーフティなものを、と考えています

ちょっと市販ではない、斬新なものになる予定・・・かな。

上海帰りのビーマーのおっちゃん

夫が出張から帰国しました。
中国の下請け工場に行ってきたのですが、その工場はなぜか鶏をたくさん飼っていて、パート?のおばちゃんが、昼食用にシメたりするそうです。

鳥小屋の横に犬がいたので、不思議に思った夫は、居合わせた先方の従業員に聞いてみたそうです。
夫「あれは何?」
従業員「草犬
夫「何でいるの?」
従業員「食用

「草犬」の意味がわからなかった夫は、社長の可愛がっているゴールデンレトリーバを指差して、これも草犬か?と尋ねたところ、答えは
「NO!ゴールデンレトリーバ」
だったそうで。

辞書で調べたところ、「草」というのは、家畜の意味だったそうです。
つまり
草犬=家畜=食用
ゴールデンレトリーバ=愛玩犬≠食用
といったところでしょうか。

飼い犬といえど、食用と愛玩用の明確な区別があろうとは。
さすが中国4000年の歴史は侮れません。

訓練と実践

ゆうべは友人と外食したのですが、ちょっと大変でした。
あまり人通りのない場所の昇りエスカレータ上で、少し遅れて私の後ろに立っていた友人が、急に倒れたのです。

びっくりしました。
あわてて駆け降り、声をかけながら助け起こそうとしましたが、彼女は大変大柄なので、全く動かせません。

少し離れたところにいた男の人が来てくれたので、持ち上げてエスカレータから降ろそうとしましたが、二人でもムリでした。

この段階で初めて、エスカレータ止めなきゃ、ということに気付き、非常停止ボタンを押しました。

幸い、彼女の意識はすぐに戻ったので、ゆっくり立ち上がらせて、歩いてもらいました。

後ろへ転倒したのに外傷もなく、ひと安心と言ったところでした。

一晩経って、考えてみたのですが、どうしてすぐに「エレベータを止める」ことに気付かなかったのでしょう?
バイクで転倒した時は、すぐにエンジンを停止する動作ができるのに。

私は工場勤務が長かったので、普通救命、初期消火、水難救助etc.、訓練はいろいろ受けてきました。
でも、実際の場面では、おそらく一番最初にやるべきことを見落としたのです。

訓練では、基本的な対応が間違いなくできるように繰り返し練習します。
実践の場では状況判断が必要になりますが、基本的な動作が間違いなくできるという土台があってこそ、落ち着いて周囲を見られるようになるのでしょう。
状況判断さえできれば、あとは勝手に身体が動く、というような感じです。

つまり私は、訓練不足というわけですね。

考えてみると、バイクの運転も同じだなあ・・・。
基本的な動作・操作がきちんとできるようになればなるほど、その分余裕ができて、冷静な状況判断ができるようになるのだと思います。
そのあたりを肝に銘じて、安全運転力に磨きをかけたいものです。

日曜日の覚書

先日のHMS中級で、Zイントラさんにこんなこと言われました。

「まあ、長い間自由に乗ってきたわけだから、いろいろ直していくのは時間がかかると思いますが・・・」

私が
キャリアがないからヘタ
なのではなく、
キャリアがあるのにヘタ
であることを見抜いたのは、もしかしたらこの方が最初では?

さすが、と言うべきなのでしょうね。

うれしくないですけど。

HMS中級(今の私に欠けたもの)

夫が海外出張でしばらく不在なので、ヒマを持て余して?参加しました。
最初に結論を書きます。
今の私に欠けているのは、低速バランスでの練習

午前:市街地のコース
このコースは、道路と草地で区画された部分と、自由にパイロン配置のできる広い舗装面の二つからできています。
自分で適切な速度が出せない(わからない)私は、広い舗装面の方が苦手だと思っていたのですが、そうではありませんでした。

ありきたりだけど、バイクのセルフステアを十分に生かした、細かいターンや切り返しができてない!!
「リーンアウト気味です。ターンする時、イン側のヒジがジャマして、バイクが曲がるのを妨げているんです。」
容赦ないイントラさんのアドバイスが飛びます。

午後1:バリアブルコース
ここはUターンやら切り返しの繰り返しやら、細かくパイロンを回る設定がたくさんあるところ。
「Uターンに入る時に、スピードがありすぎんです。もっと早く落として。パイロン回り始めてからじゃないよ。」
「パイロンに入る時は大きく入って、アクセルを開けていられる区間を増やして。」
コレって、8の字の練習につながってないか?

午後2:バリアブル+長いオフセットスラローム
前述のバリアブルをちょっといじったものに、長い直線コースのオフセットスラロームを加えたもの。
オフセットスラロームでは、一本目のパイロンへの進入角度で、その後の成否が決まります(途中で修正する技術のないつるばらの場合)。
でも、注意点はそんなことではありませんでした。
「バイクはハンドルが切れきったら、立ち上がるんです。それを使わなくちゃ。」
「肩がハンドルと平行になってませんよ。」
イントラさんのアドバイスは、やっぱり「低速練習」で注意されるような内容ばかりだったのです。

知り合いの女性が走っている姿を見ると、バイクと身体の動きが一体化していてとってもキレイでした。
とくに腕が、ちゃんと伸びたり縮んだりしてFフォークと同調しているのが、素晴らしい!
私よりも更に小柄で細い女性なのに、CB750を「操ってる」のです
ああいう動きは、加速・減速のフォームをしっかり身につけてないとできないなあ。

さて、1日を振り返ってみると、低速練習、特にオフ車やトラ車での練習でよくやる課題ができていれば、克服できる欠点が多いかな、と思いました。
バイクのセルフステアを活かすということ。
ハンドルと肩を平行にすること。
バイクを傾けたり、立てたりすること。
・・・やっぱりシェルパでもっと頑張らなくちゃ!?

夫が中国で命懸けの交渉(食あたりでおなかをこわしたため)を続ける中、のんきな妻は今後の練習計画を練るのでした。

どーでもいいけど「午前」「午後1」「午後2」って、情報処理技術者試験かい!?(爆)

砧 レディースバイク・オートバイ教室(雨の日はマンツーマン)

冷たい雨の中、集まったのは赤組3人、青組3人、黄組1人の計7人。
ブレーキング(今日は全制動のみ)の後は、それぞれ指導員さんと1対1で組み、マンツーマンでバランスと傾斜走行の練習をするという、夢の競演になりました(違うって)。
赤のゼッケン1番、シェルパの私は、カワサキつながりなのか、銀のバリオスの指導員さん(以下、銀バリ)に教えていただくことになりました。

バランス(低速)
課題を絞っていい、とのことだったので、一本橋とブロックスネーク(正確にはブロックではなく固定)だけを繰り返し練習することにしました。
この二つは、東名の橋の下にあるので、比較的濡れずに済むから。
ではなくて、私の最重要課題だからです。

【一本橋】
まずは、橋に後輪が乗った後、すぐにRブレーキを使い始めていないのが×、とのご指摘。
そして乗った後、Rブレーキを戻しているので、Fフォークが少し戻ってしまい、ハンドルがぶれてバランスを崩している、とのお言葉が。
「スイッチのオンオフではなく、水道の蛇口をひねるように調整して。」
橋の上では、左のステップ荷重が右ほどできてない、左ももっと使って、とのコメント。
やってみると、11秒、12秒、13秒・・・と徐々に記録が伸びて、15.75秒までできました
「乗って最初の数メートルで決まっちゃうんだよ。」
私も実感しました。

【ブロックスネーク】
「ひとつ先の角を見て。足元見ると落ちちゃうよ。」
これのアドバイスだけで、立っても座ってもほぼ通過できるようになりました。

傾斜走行
これも銀バリ指導員とマンツーマン、前になったり後ろになったりしながら、いつもの中上級コースを走ります。

銀バリ「右(ターン)が得意なの?」
つるばら「というより、左が苦手なんです。」
銀バリ「左はハンドルも切れてないし、傾いてない。フルターンも右より大回りになってる。」
つるばら「・・・」
銀バリ「ただだらだらと、速く走るだけなら簡単なんだ。いつも同じコースなんだから。自分で課題を決めて、例えば「小さく入って小さく出る」とか、やってみれば、無限に練習できるんだよ。」
ちょっとイタいアドバイスです。
最近は、自分の「遅さ」克服にばかり気を取られていたから。
銀バリ「あのブラインドカーブの先に、ベンツが止まってたら?とか考えて走ってみて。」

そんなこんなで、あっという間に半日の講習は終了。
さすがにマンツーマン、低速も傾斜も、オーダーメイドのような濃い練習ができました。
銀バリ指導員(Mさん)に大感謝なのでした。

雨の砧は、オススメですよ