砧 バイク・オートバイ教室(黄色のゼッケン14番)

出直しの第一歩、ってことで参加しました。
まあ、ピアノやバイオリンを習う人が師匠と対面してのレッスン以上に家で練習に励むように、特練のための自己練習、という気持ちもなきにしもあらず、ですが。

中級に出戻りしたので、ゼッケンは黄色、奇しくも14番(全国大会での神奈川県の番号)です。

久しぶり、ケガ大丈夫?と声をかけてくれた人に、左肩&首痛の話をしたら、打った方と反対側に出るんだよね、と指摘を受けました。
ええ、肩こりだと思ってた、と言うと、信じられない!首いってるんだよ、とあきれられてしまいました。
うーん、そうだったのか・・・

まあ、それはさておき、今回はスラロームで二度と大ゴケしないよう、リーンインのフォーム攻略に注力してみました。
昨日から考えていたのですが、リーンインって、「身体を内側に入れる」ことだけでなく、コーナーの中心と自分のある位置関係を意味するのではないでしょうか?
つまり、コーナーリングの中心と、自車のハンドル(=自分の両肩のライン)の中心を結ぶ線が弧を描くことなのではないか、と思ったのです。
弧を必ず描くことを気にかけて回ろうとすると、後輪に体重をかけなければならず、腕もしっかり伸びます。
車体接地の危険も減少している印象です。

コーナー中心と自分の肩の位置関係、すんごい着眼点や~と思い、さっそくA部長に質問してみました。

「あのね。」
A部長、生真面目ながら苦笑の表情です。
「まず、勘違いしてるような気がするんだけど、コーススラ、全部リーンインで走れるわけじゃないよ。」
・・・うっ、勘違いしてるかも。

「リーンインは、身体入れるんだけど、なんで身体入れるかっていうと、バイクを起こすためなの。身体を入れるフォームというより、バイクを起こすフォームなわけ」
・・・そう言われれば、そうですね。バイクをどうするか、なんだから。

「つるばらさんの場合、ラインが悪い。コーナーに入る所は、大回りで、後輪がここにくるように持ってくの。入り口で大回りする分は『捨てる』部分。8の字の練習、クロス部分で長い直線を取るような前輪の入れ方するって言ったでしょ?あれと同じで、加速部分をあとでしっかり取るために、入り口は捨てる。」
・・・大きく入って小さく出る。基本ですよね・・・
「後輪をどこに持って行きたいか考えて前輪入れる。それがコーナー。」

フォームが悪くてラインも悪い、サイテー・・・

さっきは、コーナーの中心と自車のハンドルの位置関係を意識したせいで、結果的に「大きく入って小さく出る」が実現し、回りやすかったのですね。
やはり質問はしておくものだ、と痛感した出来事でした。

そして、質問しやすいA部長のいる中級に戻ってよかった、と思ってしまいました。

首つりと電気椅子

月曜日、どうもいつもより凝るなあ、と思っていた肩でしたが、会社からの帰り道、とうとう来ました、魔女の一撃!
そりゃ、ぎっくり腰だって・・・

ぎっくり肩、なんて症状はないでしょう。
でもホントに一撃としか言えない激痛で、その晩は横になっていても肩から首が痛い、という因果な症状に苦しみました。
翌日は、首が回らないどころか、上も向けない状態、これではうがいができません(そういう問題じゃないけど)。

この首では特練どころか、特練をクビになりかねないので、20時までやってる近所の接骨院に、毎日せっせと通いました。
両肩に電極?を当ててビリビリを流しつつ、あごにかけたバンドで首を引っ張る、という治療です。
まるで絞首刑と電気椅子のバリューセットみたい・・・。

そんなこんなで治療四日目の今日、治りが遅くて落ち込む私に、術師が「脊柱脊椎神経図」というイラストマップ?を見せてくれました。
「首の神経はね、腕の神経の・・・」
そのとき、私の目は、イラストマップの中の4文字に釘付けになりました。

迷走神経

私、ここがイカレているに違いない!
きっとそうだ!

というのは言葉の魔術ですが、凄い名称ですね、実際。

肩と首に湿布を貼って、今日はもう寝ます。
とりあえず、横になっても、うめくほど痛くはなくなったので。

明日の朝、V字回復していますように。

グッドライダーミーティング@二俣川

ファントムで参加しました。
砧での転倒以来、一部で大人気のつるばら、今日も朝から、大丈夫?怪我したの?とたくさんの方に声をかけていただきました。
ありがとうございます、元気です!

さて、今回のGRM、できることなら、特練に役立てたいところ(悪巧み?)
となると、県大会でまさかの墜落を喫したブロックの代わりに波状路、遅さ爆発♪カメだ!のコーススラロームが重点項目でしょうか。

【波状路】
そういうわけで、いつもは立って通る波状路ですが、あえて着座で挑戦。
ででででで!とおしりが跳ねるぅ!!!
何とかしてください、と指導員さんに鋭くつっこまれてしまいました。
うーむ、おしりが跳ねないようにするにはどうすればよいか?
おしりをふんばる・・・おしりだけじゃムリ・・・おしりを支えるのは・・・そうか、ステップか!
という3段論法(とはいえないか)でおしりとステップを踏ん張ってみたら、結構マシになりました。
明日は本物のブロックスネークで試してみようっと。

【コーススラローム】
また転倒しそうで怖いので、スタートは車列の一番後ろに付きました。
「砧で上級走ってる人がナニ手を抜いてんの?」
声援というか叱咤というか、とにかくたくさん浴びながら走ります。
そっか、自分の実力を知って、身を引くことに決めたけど、「上級を原付で走ってた愚者」の肩書き?はずっと付いて回るのね。
そんなとほほな気分と裏腹に、1周回るごとに、順番の入れ替えがあって、気がつくと列の真ん中付近にいました。
・・・しまった、自分でも気づかないうちに調子づいちゃった?
案の定、車体接地。
コケなくて何よりでした。

以下、本日の総括?です。
波状路(というかブロックスネークか)にしろコーススラロームにしろ、7割の力で十分できるのが理想なのでしょう。
そう、教習所の卒業検定と同じように。
でも、その域に達するには、私の場合、10割以上の力で必死に練習する必要があるようです。
その「必死」をどうやって自分から引き出すか?

楽しむこと、自分で自分を笑い飛ばせるくらいの元気を出すこと

そんな気がします。

目黒署講習会@祐天寺・今月は低速

明日の砧に参加できないから、ではありませんが、久しぶりの祐天寺に行ってきました。

最近、思うようになったこと、それは、
「今、目の前にある一本橋やコーススラロームが、人生最後の一本橋であり、コーススラロームかもしれない」
ということです。
実は私の頭の中は、あの転倒から、微量の内出血がずーっと続いていて、もしかしたら明日突然、目が見えなくなったり左手が動かなくなったりして、バイクに乗れなくなるのかもしれません。
そう考えたら、ひとつひとつの走行に、精一杯の熱意をもってめいっぱい楽しみたい、とつくづく思います。
力みすぎるのはよくないんですけどね。

などという思いを優しく笑い飛ばすように、病院送りになったんだって?、と顔見知りの方が気さくに声をかけてくれて、リラックスムードで講習開始です。

低速中心ということで、ブレーキング、千鳥(パイロンあり及びなしの2通り)、一本橋、8の字などで2時間みっちり走らせてもらえました。

特に練習になったのは、パイロンなしの千鳥でした。
最初は平面レムニーみたいに、S字をつないだようにバイクを進めて、ハンドルをフルロックまで切ること、目線を先に送ることを練習します。
次は、なるべく直線で進んでおいて、端っこまで来たら、クイックにハンドルを切ってターンします。
この時、先の練習がないと、クイックにもフルロックにもならないんですね。
道具立てがほとんどないのに、とってもいい練習になるので驚きました。

と同時に、少なくとも今この瞬間は身体が動いて、バイクに乗れる幸せを痛感しました。

「大丈夫だよ。そのためのヘルメットでしょ。」
顔見知りさんは、やっぱり気さくにそう言ってくれます。
「インベタでこけたんだよね。そういや玉川署の時、やっぱりインベタだったねえ、真後ろ走ってたんだけど。」
・・・気さくというより、歯に衣着せぬ潔さ?

心配された「急な天候悪化」もなく、穏やかに終わった講習会でした。
こんな記憶がたくさん残るなら、いつかホントにバイクに乗れなくなる日が来ても、幸せな思い出があるから大丈夫、と思えそうな気がします。

第41回二輪車安全運転神奈川県大会(続きその3)

大真面目にやっているのに、結局いつも、みんなの笑い者になるだけの結果に終わるのは何故なんだろう?
私って、真っ赤なお鼻のトナカイさんなのか~?(時期はずれ)
毎年の事ながら、存分にどん底まで落ち込み、浮上の見込みもないまま、表彰式となりました。

正直、出ないで帰ろうかと思ったのですが、入賞した方々への敬意を示さなければ、船主じゃなくて選手としての品性に関わります。
表彰式では、身の縮むような思いで、なるべく目立たないように座っていました。

順位は、4位でした。
女性クラス参加者6人中、2名が初出場の方だったために、このような位置に来た模様です。
そして今回も、特練に参加させていただくことになりました。

とはいえ、代表の座を勝ち取るには、上位3名を抜く成果を出さなければなりません。
会社で言えば、平取から社長になるようなものです。
未だかつて聞いたこともないような、異例の出世街道大驀進・・・できるのか、自分!?
というか、毎度毎度この微妙な順位、オマエそんなに平取が好きか~?と自分で自分にツッコミを入れたくなりました。

でも、よく考えてみると、こんなトホホな成績なのに、3年連続で特練に入ってしまった私、もしかしたら、とんでもなく悪運が強いのかもしれません。

悪運はいつか尽きることを肝に銘じて、これからの練習に打ち込もうと思いました。

以上が、今年の大会報告です。
その後、浮上するのにやや時間がかかってしまったことを書き添えて、結びとしたいと思います。