大会の緊張(興奮ではありません)さめやらぬ中、参加してきました。
今回は、私にとっては単なる練習ではなく、ひとつのセレモニーでもありました。
アドレスv50のお別れ講習会(?)なのです。
昨年、全国大会と同じ車両で練習しよう、と市内で一番安い店で手に入れた(爆)真っ白いアドレスでしたが、今年は大会車両がJOGなので、下取りに出すことにしたのです。
そして私はJOGに乗る、と。
なんだか、とんでもない浮気者にでもなったような罪悪感を感じます。
昨日は女性クラスのチャンピオン車両となったアドレス、傾斜走行では流れるように滑らかに走ってくれました。
これはかなりいいんじゃない!?と調子に乗って白バイに付いて行ってみたら、さすがにお話になりませんでした。
原付、白バイに追いかけられたら、絶対逃げ切れないことの証明でしょうか。
可笑しくなって、一人でヘルメットの中で笑っていたら、スクーターの指導員さんが笑顔で私の後ろに入ってきました。
スクーターに気持ちよく追走されて、ああ、やっぱりスクーターにはスクーターのペースがあるな、と思いました。
そのペースで、気持ちよく美しく走るのが良いのです。
すぐにRブレーキがスカスカになってしまうファントムに比べて、パワーはないけど長時間走り続けることができるのは、国産車の大きな強みでした。
連続して走らないと、身に付かないことも多かったのではないでしょうか。
それを身につけさせてくれたのが、このアドレスでした。
今日でお別れのアドレス、白くて綺麗だったアドレス、私は講習会だの特練だの、負担かけるような使い方ばかりしてしまったけど、次のオーナーさんには、ちゃんとかわいがってもらえるといいね。
などとちょっぴり感傷的になった割には、講習会終了後、さっさと市内で一番安いバイク屋さんにドナドナしに行ってしまったつるばらでした。