世田谷署講習会@砧

大会の緊張(興奮ではありません)さめやらぬ中、参加してきました。
今回は、私にとっては単なる練習ではなく、ひとつのセレモニーでもありました。

アドレスv50のお別れ講習会(?)なのです。

昨年、全国大会と同じ車両で練習しよう、と市内で一番安い店で手に入れた(爆)真っ白いアドレスでしたが、今年は大会車両がJOGなので、下取りに出すことにしたのです。
そして私はJOGに乗る、と。
なんだか、とんでもない浮気者にでもなったような罪悪感を感じます。

昨日は女性クラスのチャンピオン車両となったアドレス、傾斜走行では流れるように滑らかに走ってくれました。
これはかなりいいんじゃない!?と調子に乗って白バイに付いて行ってみたら、さすがにお話になりませんでした。
原付、白バイに追いかけられたら、絶対逃げ切れないことの証明でしょうか。
可笑しくなって、一人でヘルメットの中で笑っていたら、スクーターの指導員さんが笑顔で私の後ろに入ってきました。
スクーターに気持ちよく追走されて、ああ、やっぱりスクーターにはスクーターのペースがあるな、と思いました。
そのペースで、気持ちよく美しく走るのが良いのです。
すぐにRブレーキがスカスカになってしまうファントムに比べて、パワーはないけど長時間走り続けることができるのは、国産車の大きな強みでした。
連続して走らないと、身に付かないことも多かったのではないでしょうか。
それを身につけさせてくれたのが、このアドレスでした。

今日でお別れのアドレス、白くて綺麗だったアドレス、私は講習会だの特練だの、負担かけるような使い方ばかりしてしまったけど、次のオーナーさんには、ちゃんとかわいがってもらえるといいね。

などとちょっぴり感傷的になった割には、講習会終了後、さっさと市内で一番安いバイク屋さんにドナドナしに行ってしまったつるばらでした。

第43回二輪車安全運転神奈川県大会(その3)

女性クラスの競技が終わると、私にとっては長い長い待ち時間が始まります。
正直いって、コレはほとんど拷問!
他の女性の参加者の走りは当然見ていないし、指示違反疑惑はあるし法規の自己採点に自信はないしで、早弁しながら(爆)心は揺れるばかりでした。

その苦しい時間を乗り越えたら、成績発表と表彰式です。
宣告(違うか)するのは審判長・・・それがなんと、私が新規免許取得者として二俣川に通っていた頃、つまりくじ運がまだ尽きていなかった頃、担当だった「交通総務課の晴れ男」さんでした。
一挙に緊張がほぐれるというか、あの頃を思い出して緊張が増すというか、とにかく空気が変わりました(私の周りだけ)。

「女性クラス一位つるばらさん、二位・・・」
審判長は、えらくあっさりと成績を発表しました。
まあ、その後が表彰だからでしょう。
ともあれ、合否ギリギリの志望校の合格発表で自分の受験番号見つけた学生みたいにほっとしてしまいました。

表彰式では、顔面崖崩れ状態で笑顔を振りまいてしまいました。
何となく、笑顔でいることが、私の感謝を伝える一番の言葉のように思えたからです。
お礼を言いたい相手はたくさんいるのに、口下手でトロい私、うまく言うのはとてもムリ。
だったら、一番の笑顔でいよう。
そんなキモチでした。

表彰式後、写真撮影やら後片付けやらでバタバタする中、晴れ男さんが私に声をかけてくれました。
覚えていてくれたのです。
やっとここまで来ました、とお話しした時、ようやく少しだけ感謝の気持ちを伝えられたような気がしました。
あんなにもヘタクソで、どうしようもなかった私が、今までがんばって来れたのは、ホントに、ホントに、たくさんの人たちのおかげなんですね。

そう思ったら、ちょっと目が潤んできてしまいました。
いいオバさんが、恥ずかしいわねっっ!
照れ笑いして、今年の大会は終了です。

覚え書きのつもりが、だらだらと長いだけの文章になってしまいました。
それでももしどなたかが、これを読んで、何かの参考にしていただけたら、とてもうれしいです。

第43回二輪車安全運転神奈川県大会(その2)

そして課題は緊張系へと移ります。

6.ストレートブリッジ
あろうことか、気が動転した状態では最も失敗する可能性が高そうな一本橋が次の課題でした。
スタート前には腕時計を見て、体内時計のキャリブレーションをして、息を吐いてさあスタート!
ギリギリのタイムでいい、粘らなくていい・・・
と思ってやったら、18.5秒、足りないじゃん!!
更に血の気が引くのを感じながら、次に向かいました。

7.スラローム
「どうしましたか」
私がよほどテンパった顔していたのか、審判の方が気さくに声をかけてくれました。
「失敗しちゃったんです、一本橋。タイム足りなかった・・・」
うなだれる私に、審判さんが優しくアドバイスしてくれます。
「そういう時はね、はい、息を吸って~、吐くのは吸うより時間をかけて~、吐いて~」
ゆっくり息を吐き出すと、嫌な感覚もゆっくり体内から出て行く感じです。
「アスリートの呼吸方法ですよ。落ち着いたら行きましょうね。」
というわけで気を取り直してスタート。
こちらもタイムに余裕があったので、減点ゼロ・・・だったはずです。

7.ブロックスネーク
こちらは下見の時にブロックの数を数えておいたところ、例年よりかなり多かったので、思い切って速めに通りました。
するとタイムは不足!速すぎ!
再び青くなりかけましたが、ブロックは何秒早すぎても遅すぎても減点は5点。
ちょっと命拾いしたのでした。

8.法規走行
これは何とも言えません。
なにしろコースが狭いので、赤点→踏切→停止車両 の順を間違えないように気をつけつつ走行ラインを取ったら、ココロはいっぱいいっぱいです。
減点内容も知らされないので、とりあえず自分で失敗と思う所はなった、と結論づけるしかありません。

もう少し続きます。

第43回二輪車安全運転神奈川県大会(その1)

(その0からの続きです)
懐かしい二俣川での大会、多少の迷いを残したままスタートしました。
ここからは、課題の順に振り返ってみようと思います。

1.発進
出走待ちの列からスタート位置までバイクを押していき、スタンドをかけてから改めて周囲を確認・・・
あれ?
スタート位置前の停止線、ナニするんだっけ??
ちょっとパニックを起こしかけましたが、女性クラスの競技が始まる前に確認できてセーフ!
大会前に確認できない段取りで慌てるタイプでしょうか、ワタシ

2.コーナーリング
これも、ここ半年くらい、毎晩脳内シミュレーションしてきたのに、肝心の走行ゾーンのイメージが自分の中でできていません
理詰めで考えて走り、とりあえず減点ゼロ。

3.応用千鳥走行
これは正直、楽勝でした。
私の頭の中に並んだパイロンより、ずっと大きな間隔で置かれていて、何となく広々として見えました。
安全側の安全運転でこちらも減点ゼロ。

4.ブレーキング
実はこれ、最後の最後まで迷った課題です。
何を迷ったかというと、ブレーキング開始の最適タイミング、つまり「早くからブレーキをかけ過ぎない」ためにどうするのが確実か、という点です。
「パイロンが視界から消えたらフルブレーキ」と講習で習いましたが、視界から消えてからじゃ遅いのでは!?
考えて考えて考え抜いて、ふっと思い出したのは、砧の座学で習った、人間の視野の広さの話でした。
確か大人の視野は150度ということでした。
180度ではなく、150度の視野からパイロンが消えるタイミング・・・それなら遅くはなさそう。
この理屈が正しかったのかどうかはわからないのですが、固く信じて走って、(1.6m後輪ロックして)減点ゼロでした。

5.コンビネーションスラローム
昨年はこの課題を走った時に、何か憑き物が落ちた感じだったのですが、今回は油断してしまいました。
基準タイムがあまりに寛大だったので、とにかくタイヤ以外の車体接地やパイロン接触のみ注意して走って成功!
・・・のつもりでしたが、審判からの判定?がまだ終わっていないのに走り出そうとしてしまい、これは指示違反!?と血の気が引いてしまいました。
ここでワタシ、すっかり動転してしまったのです。

続きます。

第43回二輪車安全運転神奈川県大会(その0)

毎年5月の終わりに開催されるこの大会、私にとっては「1年間の成果を自分なりに確認する場」として結構重要な位置づけにあります。

が、仕事も家庭のある社会人、受験生みたいにすべてに優先してその準備、というわけにはいきません。
特に今年は、担当業務が複数山場を迎えているわ、夫は病人だわで、常識ある大人なら、出場あきらめるのが筋じゃないの?というくらいの状況・・・

でも出てしまいました。

なぜなら、出たかったから。
そして、なぜ出たいのか、自分にとって、たいへん大きな理由があったから。

出場すると決めたら、それを遮るようなトラブルをはね除けるパワーがわいてきました。
結果論でしかありませんが、とにかく誠意を通すことで、あれほど苦しんだ仕事上の問題も、すーっと潮が引くみたいに解決に向かって進み始めたのです。
意見が対立していた人たちと、さあ巻き返すぞ!と手を取り合い(苦笑)、気合いを入れて、とりあえず無事に出場できる準備が整いました。

いや、ホントの話なんです

そんなこんなで迎えた大会の朝でした。
もっともっと準備しておきたかったことだらけでしたが、私は元気で、大会に出られる!
そう思い、ひとり清々しくアドレスv50で出陣しました。

二輪車安全運転講習@二俣川

先週に引き続き、二俣川です。
今日は見事な快晴で、二輪専用コースは白く輝いているみたいに見えました。
一昨年にオープンしたばかりで、ガードレールやペイントがまだまだ新しいからでしょうか?

実は今週、仕事がとんでもなく忙しく、睡眠不足状態が続いたままでした。
行き帰りの運転を考えたら、休んだ方がいいかと思ったほどです。
でも、疲れている分、普段の倍注意深く行こう、と決めて参加したのです。
当然、講習でもおとなしくしていようと思っていました。
自分の限界を広げるためにちょっぴりのムリをするのではなく、路面やお天気や周りの流れが教えてくれることに目を向け、耳を傾けてみよう・・・

まあ、前回の教訓みたいなものですね。

でも、ワタシの本性はこんなに殊勝じゃなかったのでした。
走り始めたら、今週、仕事で溜まりに溜まったストレスと肩こりがふーっと消えて行くのを感じました。
これって開放感!?
ライダーズハイ?

制動であれ、千鳥であれ、もちろんコース走行であれ、やっていて感じたのは、「自由」という感覚でした。
私にとって、自由とは、好き勝手をやることではなく、自分でコントロールしている、という実感であるようです。
何をコントロールしているかというと、バイクなのか、自分自身なのか、その両方なのか、その辺は定かではありません。
講習会に参加する楽しみって、人ぞれぞれにいろいろあると思うのですが、私にとっては、練習することでこの自由の度合いが高まって行くこと、と言えるかもしれません。

ただ、これを他の人、特にバイクに乗っていない人に説明するのはとっても難しいです。
たいていの人は、「バイク乗りは遠くまでツーリングに行くもの、スピード出して飛ばすのが好きで警察が嫌い」と思っているような気がします。

何だか講習内容と全然関係ない話になってしまいました。
ここで終わるのも何なので、今日の教訓を書いておきましょう。
調子が良くて、のびのびと走れてる時に注意しなくちゃならないのは車輪以外の車体接地!(爆)
結局まだまだカラダが入ってなくて、「リーン逃げ」傾向みたいです(泣)

グッドライダーミーティング@二俣川

本業多忙でへろへろでしたが、参加してきました。
・・・へろへろだと、やっぱりよくないです
集中力が相当落ちているんですね。

その予兆は、開始前からありました。
会場である運転免許試験場の前は、横断歩道になっているのですが、二俣川での講習会には「(初めて来た人以外は)右折入場してはならない」という掟?があるため、一度この横断歩道を横切ってからUターンで入る必要があります。

横切ろうとした時、その横断歩道に面した門から、人が出てくるのが視界に入りました。
でも、その人は守衛所?の人と話していて、すぐには出てこないのかな?
などとぼんやり考えていて、停止線を無意識に越えそうになった時、その人が横断歩道に向かって歩き出しました。
間一髪、停止線に前輪を乗っけてストップするアドレスv50。
にっ、と笑う歩行者。
ああ、何と言うことでしょう・・・

講習中も、同様のミスを何度か。
フォームも基本的な所で注意を受けるし、何回練習したかわかんないくらいの課題で迷いが生じるし、結構凹みました。

今週末、バイクに乗りたかったから、月曜からの5日間は、目一杯仕事しました。
平日の疲れが溜まったって、きっと大丈夫!と自分を過信していたんですね。
結果的には、そのセルフコントロールの悪さを実感しにいったみたいなことになってしまいました。

とはいえ、それが今日という日の収穫だったのかもしれません。
体調の維持とか、心の余裕の保ち方とか、甘く見てはいけないことに気づけただけでもよかった、と考えようと思います。

「おまえが何かを望む時には、宇宙全体が協力して、それを実現するために助けてくれるのだよ」
(「アルケミスト」パウロ・コエーリョ著、山川紘矢/亜希子訳、地湧社刊)
以前、この言葉に出会った時、その意味がよくわからなかったのですが、今はなんとなく、わかる気がします。
自分が何かを望んで、それを実現しようとする時には、意見が対立する人や、不利な条件でさえ、何かしら教えてくれるという点で、「助けてくれ」ているのではないか、と思うのです。
今回も、ひとつの教訓を得られたのだから、いい講習だったと・・・ええい、言ってしまおう。
まあ、正直に言うと、楽しかったし(爆)
いずれにせよ、次は体調を整えて、更に楽しく参加したいと思います。

砧 バイク・オートバイ教室(shine)

アドレスで参加しましたが・・・不調です。
不調の原因は、テンションが低かったからで、なぜテンションが低かったかというと、朝方の些細な出来事で、気分が沈んでいたんですね。

モチベーションは上がんないし、集中力は続かないし、やはりメンタル面の影響って侮れないです。

傾斜走行
速度が速いとか遅いとかではなく、だらだら流して走ってしまった感じ。
ブレーキング
今日のマイテーマを見つけられず。言われるままに練習、よくわかんないうちに終了。
低速
コレは最悪!!一本橋やブロックで、集中力が全然ないのが傍目にもよくわかるタイム&フォーム

私はバイクに乗っている時、一番輝いている自分でいたいと思っています。
そのためには、簡単に泣いたり怒ったりしないで、優しい穏やかなキモチを保つ努力が要るんですね。
残念な体験でしたが、いい勉強になりました。

以下、蛇足です。
私が心乱した些細な出来事とは、ネコを叱ったことです。
ネコは犬と違って群れをなす動物ではないので、リーダーの言うことを聞かない=叱ってもムダ、と私は思っています。
せいぜい、「家中で最もトイレとして快適な箱」や「家中で最も爪研ぎとして快適な台」を用意して、使わせるのが関の山です。
なのに、今朝、本(結構高価な専門書)をなめてボロボロにしかけたので、叱りつけてしまいました。
もちろん、ネコにわかるはずなどなく、怖がらせただけの、かわいそうな結果になりました。
それを延々、思い出してはテンション下げていた訳です。
感情コントロール、修行が足りません・・・

目黒署講習会@祐天寺(しまった、うかつだった)

急に不安になり、9時ジャストに電話してみたら、案の定、本日は開催無しとのこと。
あー、何で昨日のうちに確認しておかなかったんだ!?

しょうがないので、今日はお仕事します。
せっかくの快晴なのに、図面の改正・・・