HMS中級

久しぶりに参加しました。

最近の中級は今までとはかなり違う、とは聞いていましたが、今日はみぞれ混じりの悪天候だったせいか、かなりどころか、全然違う、
・・・ような感じでした。
どういうことかと申しますと、速度を重視しないというか、させない工夫がされていました。

午前中のコースでは、シフトチェンジを含めた走行を指示されましたし、午後のシメ?では、コースのスタート部に低速課題が設定されてました。
シメの件はいろいろな方から聞いていましたが、一日を通して「速い順に走る」ことが一度もないのには驚きました。

警察系の講習会もそうですが、やはり、訓練中の事故が俄かに問題視されているのか?

まあ、ワタシ自身は、シメの低速課題は、ユーエツ感に浸って一日を終えられるのでウェルカムです。
因みに今日は悪路風設定でしたが、雨のため、リアル悪路に肉薄。

HMSバランス(ドライな悪路)

本職絡みで鬱々の気分でしたが、ようやく取れた予約なので参加しました。
バランス、中級よりはまだ取りやすいです。

車両は最近乗りやすく感じるNC750、担当はK田さん、S尾?さんというフォーメーションでした。

午前、いつも通り8の字。
でも途中から、半クラッチで低速8の字の指示が出ました。
やってみると、私の場合、左手が伸びる右フルロックでクラッチ操作がラフになり、アクセルで誤魔化してました。
少し上体を傾ける(お辞儀する)ことで、伸ばした方の肘に余裕を持たせるように、とK田さん。
また、クラッチは、せめて三段階使い分けて、とも言われました。
半クラ、繋がる直前、その中間、の三つです。
これも、右フルロックだとかなりキビしい
でも、8の字練習としては、かなり画期的でした。

午後はこちらもいつも通り、各種一本橋と千鳥、オフセットなどなどですが、ここでK田さんの個性が一気に発揮されました。

オフセット、ほとんど悪路。

そう、半クラッチ、それも、三段階半クラッチ?なしには解決じゃなくて通過の糸口のない、非情の設定です。
というか、いわゆる悪路応用走行と違って水をまいていないから、二重の意味でドライな悪路?

最初の、多少温情のある設定も、時の経過とK田さんのノリに伴い、どんどんレベルが上がっていきます。
受けて立つとも、死しても行かん!とばかりに私の意気もあがりました。

で、気がつくと・・・
キツい設定を通る時、私はカラダをアウト側にしてバイクを傾ける、オフロードで習った技?を使っていました。

そして、K田さんの目論見も、そこにあったのでした。
「バイクを少し傾けて、V字バランスの状態を作ると、直立よりももう少し、小さく通れるようになります。」
との説明でした。
うわ、リンボーダンスしているうちに、自然にできるようになってくる、というシナリオだったのか!
K田さん、スゴい!!

午前中に確認した基礎を午後使う、というのはHMSの定番ですが、いつの間にか、その「技」を使わなければどーにもならない、という追い込み型レッスンもあったのですね。
感心してしまいました。

それにしても、楽しい練習でした。
今は苦しくて仕方のない本職の方も、こんな風に展開するかもしれない、なんて楽観的な気持ちまで湧いてきました。
明るい気分になれた日曜日、よかったね、自分!?