「なーんか、練習してもしても上達しないのよね。」
ぼやく常連さん達との、片思いのような会話からスタートの砧レディース、今日も寒くて快晴です。
今回は、やたら指導員さんが多いのです。
二推も多いし、クイーンスターズも多い・・・
月末の女性限定に向けての予行なのでしょうか?
まあ、そんなわけで、私の参加した中上級の傾斜走行、ほぼマンツーマン状態でした。
1列になった受講生(11名だったかな?)の間に指導員さんが入り、追走して指導!という画期的な状況です。
私はたぶん初対面の指導員さん(ZR-7の方)と絡む?ことになりました。
「タイヤ、滑ってる?」
小休止の際、投げかけられた問いは、そのまま、私の気がかりでもありました。
「はい。」
「もっとバイク立てて。リーンイン、わかるかな?スクーターは接地しやすいし、不安定になりやすいから、なるべく立てて走るんだ。速度は気にしなくていい。」
コーナーで早くバイクを起こす・・・HMSでKさんにタンデムまでして教えてもらったことですね。
うーん、まだできてないか。
そういえば、今日はゆったり走りたい気分なので、全体的に緩い円弧を描くように走っていましたが、それだと逆にリスキーなのか・・・。
できる限りカラダを入れて、バイク立てて、走れ走れ・・・
「うん、だいぶよくなったよ。腕だけでカラダを入れてない?外足を使わないと、不安定になるよ。」
!そう言えば私、外足荷重とか、苦手かも・・・
「コーナーをゆっくり回ってガーッと立てる。そんな感じ。コーナーで加速して速く回るんじゃないんだ。」
理屈ではわかっていると思います。
でも、まだできてないのね。
バイクレッスンは、ホントに片思いのようです。
いつか実って、思う様走れるようになりたい、そう思って今日も練習・・・
思い続ける限り、努力を怠らぬ限り、「失恋」はないと信じたいものです。
因みに、個人的には、「失恋」というイベントはわりと好きです。
好きだった、というか、好きな相手の、凛とした姿を目にして、私この人に失恋したんだ、この人を私は大好きだけどこの人は私を好きではなかったんだ・・・って思う甘美な瞬間って、若い時にしか経験できないものです。
若くないから、バイクに失恋しません、たぶん。