新年初のHMSは、思うところあってバラ1です。
思うところとは、もちろん1098Sでの立ちゴケ(爆)
あの悲劇を繰り返さないためには、AT車であるファントムでの低速練習だけではダメ!
クラッチ操作の妙をマスターしなければなりません。
担当は、Mさん&Sさんという、結構濃い目の?イントラさんです。
午前、Uターン練習としてのコーススラローム(オフセットが中心)。
最初、ムリにクラッチを使おうとしてうまくいかず、クラッチは触らずに一速オンリーにしてみたら走れました。
「右ターンはいいんだけど、左がネックだね。右肩がタンクにかぶさる位。」
「右腰を左に向ける。おへそが関節の上に来る感じ。」
Mイントラさんの指摘はわかりやすいです。
私のフォームがいつまでもさまにならないのは、どうも「左」が悪いようです。
小鬼でも取り付いているのでしょうか。
午後のかかりは、バラ1ではおなじみの、「自分で8の字」です。
ここは素直に、右と左のアシンメトリーを確認するため、定常円8の字をやってみました。
やっぱり左ができてないようです。
だって、右旋回の時には自分のバイクのしっぽ?がちゃんと見えるのに、左だとあまりちゃんと見えない・・・。
ヨタヨタ回っていると、なぜか1台の軽自動車が脇に止まりました。
降りてきたのは、この日のバラ1の担当ではないイントラさんでした。
歩行者保護のため、私は一度停止しました(指導員は歩行者ではないという説もありますが)。
イントラさんは、私の練習スペースの角に立ち止まりました。
練習を再開した私をしばらく見た後、声を掛けて手招きしました。
「あのね、右は力が抜けて回れてるのに、左はできてないんだ。苦手意識を持っちゃてるんだね。曲がっていく!っていう意識を持つんだよ。ここでずっと練習してきたんだから、技術は身についているんだ。不安を取り除いていくんだよ。」
曲げっていく、という意識・・・!
そうか、それなのか。
私は、はい、曲がる、という意識ですね、とかっこ悪く返事し、決意を込めてまた練習を始めました。
なぜか頭の中に、フィギュアスケートのイメージが沸きました。
きれいに曲がる・・・
伸びやかに・・・。
身体の中から沸き起こるメロディーが流れるようになめらかに走りたい・・・。
おそらく客観的には、美しくもなんともなかったと思いますが、私はいつしか、とても楽しくて幸せな気分で定常円8の字を回っていました。
軽に乗ったイントラさんは、「夢の王子様(キャンディ・キャンディ?)」だったのでしょうか
最後のまとめの総合練習(一本橋群、千鳥、オフセット、Uターン)はかなりボロボロでしたが、その分次もがんばりたい!という気持ちが強くなりました。
因みにクラッチワークは、確実にヘタになってました(泣)。