HMSバランス(涙も笑いも分け合って)

ちょっぴり久しぶりの桶川で、その人と一緒になったのは、単なる偶然でした。

その人は、地元の練習仲間・・・私が選手だった頃、いいえ、選手ですらなかった頃から、苦楽を共にしてきた仲間です。

今日は越えたい壁がある、と言っていたその人は、一日が終わる前に、その壁を乗り越えました。
そしてそのことを、静かに熱く、私に話してくれたのです。

そんな話を、思いを、聞かせてくれたことに感動しました。
ああ、これが仲間だ、ってことなんだ。
そう思ったら、ホントに涙が出そうでした。
そして、その人の努力が実を結んだことを、心からうれしく思いました。

最近、辛く思っていたことがあります。
それは、同じ仕事をしているメンバーが、お互いを助け合う仲間じゃなく、自分の足を引っ張る「敵」どうしみたいに考えているように見えてしまったこと。
こんなこと、誰にも言えませんでした。
「それは適切な目標設定や指導が出来ない、マネージャーであるアナタの責任でしょ」と返されるのがオチだという気がして。

でも、よく考えたら、それって、私自身が、周りはみんな自分の隙を見逃すまいとしている敵、と思っていることの裏返しかもしれません。

もしかしたら、バイクじゃなくても、仕事でも、今日みたいな素敵な場面はあるんじゃないかな?

NC750の前で、冬の汗でキラキラしていたその人を思い出しながら、考えてます。