ファントムは本日9:00、無事、退院しました。
バイクショップは9:30開店なのですが、砧の講習会参加受付が9:00~9:30となっている都合上、無理を言って特別にお店を開けてもらったのでした。
不具合を起こしていたのは、リアブレーキのスイッチとフューエルポンプだったそうです。
間に合いますか!?と人の良いメカニックさんに心配されながら、割と余裕で現地に到着しました。
夏の最後の思い出作り、がんばるぞ~!と中学生みたいに意気揚々と乗り込んだ?講習会でしたが、残念なことに、台風のため、短縮バージョンで実施するとのこと。
低速、制動、傾斜走行の3つを1時間ずつ、「飯は食わずに」(主催者談)13:00まで実施して終了、という運びとなりました。
今日、気合いを入れたかったのは傾斜走行です。
なぜなら、昨日のHMS中級で、
「ライン取りで、短い直線を見つけても、アクセル開けようと身構えてるうちに開けるタイミングが遅れて次のパイロンに上手く入れない」
という弱点を発見していたから。
まあ、原付スクーターであるファントムの場合、アクセルを全閉にすることはほとんどないので、CB400よりはだいぶゴマカシがききそうな気はしますが。
コーナーには、パイロンがあるつもりで、大きく入って小さく出ること。
短い直線でもバイクを立ち上がらせて加速すること。
流れるように滑らかに走るため、アクセルは急激に開けないこと。
こんなことを気にしながら走ってみました。
さて、そんな傾斜走行の中休み時間、N山警部補が、クランクを抜けて180度ターン後、次のクランク(というか逆さの凹の字のような道)という箇所の解説をしてくれました。
※Googleマップの航空写真で確認できます♫
「ぶんぶん、て2回アクセル開けない。クランク出た後、直線でつないでアクセル。」
・・・うーん、考え方は、私も正解でしたが、それを実行できてるかというと疑問です。
特練でもさんざん苦しんだ「できない」と「やらない」の違い・・・は今は関係なくて、アタマで理解できていても、その通りバイクが動いているかどうか。
アクセル滑らかに、を意識しつつ、練習再開です。
何周か走ったところで、背後にきゅるきゅるきゅる、と耳慣れた音がしました。
しまった!白バイに後ろ付かれちゃった、ではなくて、N山警部補が、VFRで追走しにきてくれたのでした。
・・・まあ、現象としては同じですけど。
うわあ、教えてもらった通りに走れてるかな~、
あまりにも遅いと恥ずかしいな~、
でもコケたらもっと恥ずかしいな~、
などと、雑念及び邪念の固まりとなって1周終えると、白バイは何も言わずに、すーっと前に行ってしまいました。
おそるおそるVFRの右ミラーに目をやると、N山警部補が笑っているのが見えました。
とても複雑な気分でした(自意識過剰?)。
「バイク屋に置いてたんですね。」
最後の課題となった制動練習の合間に、N山警部補がショップの方向を指差して言いました。
おお、ファントム君、修理&私の迎えを待つ間、何日間か店先で姿を見せていた模様。
じゃ、さっき笑われたのは、私の走行が笑っちゃうほどどうしようもないからではなくて、バイクが・・・
まあ、それはわかりませんね。
希望的観測にすがらず、謙虚に練習に励みたいと思いました。
こうして、今年の「夏期バイク」は全巻の終わりとなりました。
長いようで短かった8月ももうすぐ終わりです。
今年の夏は、なんだかんだ言って、結局、いい夏だったなあ。