選ばなかった方の未来、かなわなかった方の夢

と書くと、今年大人気のあのミュージカル映画のネタバレですか、その話題ではありません。
因みにあの映画、ワタシは見事にハマりまして、リピート鑑賞の挙げ句、9月にパシフィコ横浜で行われるコンサート形式上映のチケットも先行予約してしまいました。

それはさておき本題、今年も鈴鹿の季節がやってきました。
早いもので、私が選手生活を終わらせてから、3度めの夏です。
もう二度と会うことのできない、大切な方のおかげで、指導する側として大会に参加して3度め、でもあるわけです。

選手やその候補の方は、ホントに個性豊か、というかいろんなタイプがいますね。
私のような方。
私と正反対の方。
ほとんど別世界の住人のような方。
視点というか立ち位置が変わったせいか、選手十人十色、が見えてきた気がします。

かつての私のような、その時自分の持つ全てを大会に賭ける選手が、キセキのような幸運を掴むといいなと思います。
同時に、才能の無さを練習量でカバーするのではない、私と正反対の選手が優勝して、私の今までのパラダイムをスカっとひっくり返してくれたらいいな、とも思います。

大会まであと何日?
選手として、また表彰台に立つ未来は選ばなかった私ですが、鈴鹿に続く毎日を愛しく感じます。