神奈川特練2008(第1回 伝説の特練生)

降りしきる雨の中、とうとう始まりました、神奈川特練(が正式名称かどうかわかりませんが)。

安全運転講習会とは違う、勝つための訓練・・・
そう聞いてはいましたが、まさかここまでとは思いませんでした。

この課題でこのようなミスをするのは、何が身についていないからなのか?
この課題をクリアするために、何を練習しなければならないのか?

それが明るみに出される恐怖の訓練、それが特練だったのです。
ノートに書き出した指摘事項だけでも、通常の講習会の5倍以上ありました。

なので、ここでは今日一番重要だった(と思われる)問題点のひとつ、コンビネーションスラロームを取り上げます。

どうしてもスピードが乗らず、他の人に比べて4,5秒遅い、と言われる私のスラローム、指導員さんがほぼ付っきりで、動画まで撮って解明してくれた原因は
「正しい基礎が身についていないので、正しいフォームが作れない、理想のイメージを持つことができていないので、どこを目指せばいいかわかっていない」
・・・激しく納得しましたが、それでいいのか、特練参加者が?

「このまま続けていると、いつかケガします。」
指導員さんの指摘で、シェルパを手放すきっかけとなった、砧での転倒を生々しく思い出しました。
自分でも、何となく気づいていたのかもしれません。

さて、鈴鹿で走る正選手が決まるのは7月上旬とのこと。
つまり、向こう1か月の練習で白黒つけなければならないわけです。
指導員さんの指摘に眉根を寄せるつるばらに、たまたま居合わせた別の指導員さんが、困惑を隠しつつ言いました。
「まあ、長期的な課題と短期的なものと、分けて考えて・・・。」

長期的に解決しなければならない問題を抱えたまま全国を目指す特練生、というか、ライディングの基礎ができてないのに特練に参加している困ったちゃん、それが私のようです。

伝説の特練生として名を残さぬよう、きめ細かで速やかなPDCAサイクルを回さなければ、と思ってます。

鉄腕カウンセラーになる!

プロジェクトの総指揮はPMに任せるとして、もうひとつ私に必要なのは、精神面を支えるカウンセラーでしょう。
これも、1年かけて身に付けた認知療法を使って、自分でやってみることにします。

では、「心のありかたを点検する」

1)状況
どのような現実の出来事、思考の流れ、回想が不快な感情をもたらしますか?
→神奈川県大会で点数が悪かった。

2)感情
どのような感情を経験していますか?その強さは?
→悲しい 70%
→惨め 80%

3)自動思考
どのような考えやイメージが心の中をよぎりますか?それぞれの考えやイメージをどれくらい確信していますか?
→周囲はこんなに実力のない私が全国大会を目指すことを快く思っていない。 90%
→自分は特練チームのお荷物になる。 70%

4)証拠
自動思考が正しいとすれば、その根拠はどこにありますか?
→周囲の視線が冷たい。
→自分よりも経験の浅い人よりも成績が悪い。

5)反証
自動思考が誤っているとすれば、その根拠はどこにありますか?
→誰もそんなこと口にしていない。
→努力を認めてくれる人がいる。

6)適応的反応
自動思考に代わる適応的な反応を考えてみましょう。適応的な反応をどれくらい確信していますか?
→楽しく、前向きな気持ちで練習する。 70%
→結果は誰にもまだわからない。 90%

7)結果
感情はどのくらいの強さになっていますか?自動思考をどのくらい確信していますか?
→悲しい 20%
→惨め 0%
→周囲はこんなに実力のない私が全国大会を目指すことを快く思っていない。 10%
→自分は特練チームのお荷物になる。 0%

行動プラン 何を、いつまでに
→余計なことは考えず、練習することを貪欲に楽しむ。今すぐに。

ざーっと書いちゃうと短時間で読める程度の分量ですが、考えるのには結構時間がかかってます。
興味のある方はお試しあれ・・・。

辣腕プロマネになる!

さあ、いよいよ鈴鹿へのロング&ワインディングロードの始まりです。
世間の下馬評を蹴っ飛ばし、運命変えるにはどうすればいいのか?

私にできるのは、プロジェクトを地道に完遂させることだけです。

鍛え上げたプロマネ力で、今のところ誰も想像していない、最大の成果を出してみせましょう!

プロマネの最初の仕事は、何といっても特練に参加するための時間確保でした。
土曜日の出勤はしばらく断りたいこと、今回のチャンスを最大限に活かしたいこと、この経験が仕事の上でも必ずプラスになること、等々、冷静に、でも思いを込めて上司に話しました。

結果、土曜出勤や出張は、代わってくれる人を自力で探し調整すること、研修は土曜にかからないものに参加することで話がまとまりました。

はい、恵まれていると思います。
こんなに良好な環境にいるのですから、結果が出せなかったら申し訳ないです。
せめて平日は、今まで以上にがむしゃらに働こう、そんな気持ちになりました。

以下、具体的な対策が始まります。

第39回二輪車安全運転神奈川県大会控

睡眠不足でふーらふら、の状態で夫(とモンキー)にエスコートされて二俣川を目指して出発しました。
お天気はうっすら晴れ、雨に護られたファントムに乗る私としては、降ろうが照ろうが関係ない、といった気分でした。

そして大会。
午前中は練習会となっていますが、実際にはコースの下見程度。
但し、レムニーだけは、人によっては1回だけ練習させてもらえたようですが、私は順番の関係で練習できず、ぶっつけ本番となりました(上等じゃないの!)
以下、順を追って振り返ってみます。
なお、今回は2年ぶり4回目の1番走者でした(もう排気量順じゃないのに、なぜ・・・?)。

【乗車・発進】
スタンドを外す前に車両の周囲を見回すところで、うっかり歩道から足を踏み出したような気がするのですが、その場では気づかず、結果、慌てることなくスタートしました(ひょうたんから駒?)。

【コーナーリング】
まさかの減点ゼロ。
舞い上がるほど若くはないのですが(泣)、今年はもしかしたらいけるかも、という気がしたのは確かでした。
(それがマズかったのか?)

【ブロックスネーク】
基準タイムは9~11秒。
コース下見で、歩きながら時間を計ったところ、「365歩のマーチ」くらいのテンポだったので(爆)、コレは結構、急がないと間に合わないと思い、一生懸命走ったらタイムは7秒で速すぎ。
あっさり5点減点です。

【応用千鳥走行】
ラインを1回踏み、最後のパイロンの足も踏んで、判定はコースアウト。
最大の40点減点です。
このへんから、雲行きが怪しくなってきました。

【ブレーキング】
ふだんはどうとういうことのないブレーキングですが、本番では、苦手な課題のひとつです。
原付の指定速度は30km/hですが、35km/hくらい出さないと、計測上速度不足になると聞いていたので、頑張ったら速すぎ(最後に見た数字で37kmでした)。
停止位置オーバーで、えーっと、15点減点、でしょうか?

【レムニー】
さすがにぶっつけ本番だけあって、簡単にAゾーンオーバー。
さくっと5点減点。

【一本橋】
これはダメでした。
本番ということで、やっぱり守りに入ってしまうんですね。
自分で「これくらい乗ってればいいだろう」と思う程度でやってみたら、実際のタイムは14.1秒。
「7割ではなく8割」の力を出せるようにしなければならないのですね。

【コンビネーションスラローム】直パイ&オフセット、タイヤ以外の車体が接地しないよう、気を取られてると、結局タイムが出ません。
「ちょっと遅かったですね。」
と減点(何点だったっけ?)

【スラロームコース】
これはもう、苦手なのわかっているので、落ち着いて走るのでいっぱいいっぱいです。
タイムは・・・わあ、覚えてもいません。

【停止車両の側方通過】
何回やっても、全部手順を忘れなかったかどうか、毎度心配になる課題。
車両の陰にいる子ども(の人形)の顔まで覗き込みましたが、ウィンカーを出すタイミングがちょっとヘンだったか?

【踏み切りの通過】
「止まれ、見よ、聞け」ということですが、耳に手を当てたのは過剰演技でした。
踏み切りをはさんで、右折が3回続くのですが、ウィンカーほとんど出しっぱなしに近い状態になってしまったのが心配でした(戻すタイミングがわかってない、と思われそうで)。

【点滅赤信号のある交差点での右折】
私の愛用している学科教本には、
「赤の点滅信号は「止まれ」の標識と同じ意味」
と書き込みがあります。
それは間違えないのですが、右折中に、明らかに歩行者がいない横断歩道でも両端を見る、の行為があいまいになってしまいました。
キープレフトも不十分だったかな?

まあ、詳細な点数は、今年もネット上で、いずれさらし者にされると思います。
さらされても恥ずかしくない点数を取りたい、とは毎年思っているのですが。

以上、結果を振り返ってみました。
メンタル面の軌跡(心の旅路か?)は、月報の方でじっくり書いてみたいと思ってます。

おまけ
私の大会初体験記はこちら
第35回二輪車安全運転神奈川県大会

このメンバーならひとり勝ち

今日は合同会社説明会でした。
主催者に
「このメンバーならひとり勝ちですね。」
と言われ、実際そうだったのですが、説明会でのひとり勝ちって、要は

「学生がひっきりなしにやってくるので、休み無しでしゃべりっぱなし」

ということでした(泣)
20分のプレゼンテーションとその後の質疑応答、5セットめまでは数えていましたが、あとはわかりません。

終了時刻を過ぎて最後の数人と話す頃には、声が枯れてました。

ウィナーにはウィナーなりの辛さがあると初めて知った説明会でした。

もう倒れそう…

思いがけないよきおとずれ

かなりどうでもいいことなんですが…

根が暗い性格のワタシ、うつむきがちに歩くことが多かったのですが、一本橋の練習をするようになって、比較的前を向いて歩くようになりました。

これで歩行中も安全♪
だけでなく、人生も前向き&明るくなれたらうれしいですね。

全くどうでもいいお話でした。

技術コンシャスの時代

新卒採用、苦戦しております。
ウチの会社は、まあ、従業員がそれぞれソコソコな学校を出ているので、エントリーしてくる学生が聞いたこともないような大学だと、それだけで退いてしまうのも、採用できない理由のひとつではないかと思います。

でもね、とりあえず技術系に限って言えば、名もない(失礼!)大学の学生だろうと、理工系である以上、基礎的な数学とか四大力学とかは、勉強してるはずだと思うのです。

学校名ではなく、ちゃんと勉強したか、で判定する方がいい、というのが私の考えです。

判定のために、数学や力学、専門分野の筆記試験または口頭試問をやって、大学名不問で、まじめに勉強した学生を採りたい!
大学の入学偏差値や知名度ではなく、どれだけ技術コンシャスか、を採否の基準にしたい!

そう主張したところ、即座に周囲に大反対されました。
理由は、「そんなことしたら、ますます学生が来なくなる」
学力だけでなく人物を見るべき、という意見も出ましたが、それは私も当たり前と思います。
人物プラス学校名ではなく、人物プラス実力で選びたいのよ~。

技術者が、自分の腕に自信とプライドを持って働いていける、技術コンシャスな時代はまだ来ないのか、もう来ないのか・・・。

砧 バイク・オートバイ教室(オール ユー ニード イズ)

今週末に迫った安全運転大会への、最後の練習は砧にしました。
レムニーが練習できる鮫洲に行く方が、戦略的には正しいと思うのですが、一番慣れていて、安心?できる砧に行きたかったのです。

ファントムでの講習会、結局一番苦手だったのは、傾斜走行でした。
アクセルを開けてから、速度が上がるまでの、AT独特の「間」が十分にコントロールできないのです。
結果、速くは走れない・・・。

そんな傾斜走行、タイヤ以外の接地を2回やってしまい、バイクをチェックすると、なにやら白っぽいおつゆ?の流れた後が。
慌てて指導員さんを呼び、見てもらったところ、正体は「鳥のフン」。
走行中に、鳥にフンをひっかけられるほど遅いのか、自分・・・。

そんな講習会でしたが、1回目の一本橋で19.84sec.出せたり、ブロックスネーク落ちない記録がまだ更新中だったり、全体としては気持ちよく終われました。

大会に必要なのは、たぶん「勝ち気」だと思うのですが、今日の練習を終えて感じた私の「勝ち気」は少しも攻撃性を備えていませんでした。
あの卒検の日に、チャーリーが言ってくれたのと同じ「大丈夫」という言葉が私の勝ち気でした。
こんなにも穏やかで、優しい「勝ち気」を持てるなんて、私はとんでもない果報者です。
今までにバイクを通して出会ったたくさんの大好きな人たちのおかげですね。

夫が隣で、ビートルズの「All you need is love」を口ずさんでいます。
ビートルズ、その通りだよ!やっぱり偉大なアーティストだよ!

土曜日の大会がとても楽しみです。
私が出会った人たちすべてに、両腕いっぱいの愛と感謝を贈れるよう、全力を尽くしたいと思います。