またしても1098Sでコケましたので、というわけじゃありませんが、バラ1です。
1098Sでの転倒はすべて低速、ほぼ立ちゴケ、左ばっかり・・・これは何を意味するのか?(トップヘビー?なスーパーバイク、傾きやすい分、それを制御できないライダーはコケるしかない、なんて言わないでください)
今回のバラ1は、路上での走行を想定しての実際的なシーンで役立つ練習、とのことで、おなじみの8の字の他に、各自でパイロン2本を使ったUターンをやりました。
2本のパイロンを、右回りのオーバルで、繰り返しUターンするのですが、ポイントは
「逆操舵」つまり、少し右に進んでから左に振りかぶり、右にターンすることでした。
失速しないこと、リーンアウトのフォームを作ることが課題です。
・・・できてません。
Bイントラさん(「ぶうちゃん」と他のイントラさんに呼ばれていました)が近づいてきて、2速でやってみましょう、と言います。
1速改め2速での練習、後方確認したら、少し右寄りに前進、ギアを上げて、左に振りかぶり、リアブレーキで速度調整しながらリーンアウトでターン・・・
繰り返していると、いつからか、すぐ近くに1台の軽トラが止まっていて、ドライバーが私を見ています。
それは、あの時のイントラさんでした。
こんなにもどーしよーもない私を、折に触れて気にかけ、見ていてくれる人がいる。
そう思うと、涙が出そうになりました。
でも、ここで私のなすべきことは練習です。
顔を上げて、何度も何度も繰り返しUターンしました。
そのうち、チラ見していたのが軽トラに乗った夢の王子様にばれたのか、クラクションがなりました。
・・・あれ?
もしかして、私が下手な練習をしているので、軽トラが通れなくて、待ってただけだったのかな?
急に現実に引き戻されて、私はバイクを脇に寄せ、軽トラのイントラさんに合図しました。
イントラさんは、首を振って、違うんだよ、見てるんだよ、と言ってくれました(と私は理解しました)。
でも、あまりに長い時間(といっても10分もないか)止まっていたためか、夢の王子様は、軽トラを発進させました。
つるばら、自分で自分のロマンスをぶち壊したのか・・・
真相は、わからないし、どうでもいいのです。
私は、どーしよーもない私を見守ってくれる人が、何人もいるのだと信じてます。
件のUターンですが、最終的には、1速でできるようになりました。
失速しないようにアクセル開けて、リーンアウトでバイク倒して、あとはクラッチ切って惰性で曲がっちゃっただけなんですけどね。