HMS中級(意識的に速度を抑えて)

MOTOGPの見学に行った方が多かったのか、あまり知り合いのいない中級でした。
インストラクターも、Iさん&Yさんという、なじみのない組み合わせ。

そんな地味目の(失礼)今回のキーワードは「Fブレーキを強く握ること」でした。

午前中、ブレーキング練習の後は、市街地とその外側(新コース、というのでしたっけ?いつまで「新」なのでしょう?)を広々使って長いコーススラロームでした。
ここで一発目に(笑)いただいたアドバイスは
「Fブレーキをもっと強く。細く長くではなく、じわーっと強くかけるんです。」
理屈は何となくわかりましたが、身体の方が理解せず、全体的な速度だけが落ちてしまいました。

午後、バリアブルコースで、このごろ流行の2連続Uターン?でやっぱり同じ指摘をされてしまいました。
「弱いブレーキを、ずーっとかけてしまっているんです。」

うーん、これはどうしたものか、と休憩時間にヒロコさんとコースを眺めながら検討していると、なんとYイントラさんが背後で聞いていました。

そのまま我々の会話に参加したYさんによると、仮に我々が20km/hの速度を10km/hに落としてUターンに入っているとすると、上手い人というのは、40km/hの速度を10km/hに落としてUターンに入っているのだそうです。
そう、それだけ強いブレーキをかけているということ。
では、強いブレーキを練習するにはどうすればいいのでしょう?
「走行速度を少し落として、強く握る練習をする。バイクを十分に傾けて練習できないなら、立てたままでもいい、できてから傾ければいい。」


そうか、ブレーキの練習をするのに、必ずしもスピードを上げている必要はないんですね。
強いブレーキの練習は、ハイスピードからのブレーキの練習とイコールではない、と。

意識的に、速度抑え目でやってみると、強くかける「練習」ができました。
強くかける「こと」ができた。と言い切れないところが情けないですが。

さて、今回は、通常と逆に、最後にオーソドックスなオフセットスラロームの練習がありました。
私はIイントラさんに
「パイロンに入る時、気持ちもう少し大きく入ると、もう少しバンク角を付けられますよ。」
と言われてしまいました。
これは意識的に、バイク立てて走っていたわけではなくて、単に私の悪い癖です(苦笑)

でも、意識的に速度を抑えてでも、強いブレーキの練習をする、という考え方、すごく感心してしまいました。
よく覚えておこうと思います。

砧 バイク・オートバイ教室(雨の薄情)

ほぼ風邪も治り、参加できました。
本当は月末のレディースに参加したかったのですが、出勤と重なってしまったので、必死で取った今日の予約でした。
砧は何といっても、多少の雨なら決行されるのがいい!
今日もきっちり練習しよう、とカッパを積んで出発しました。

でも、今回から、バイク・オートバイ教室は、雨天中止になるそうです。
その説明も終わらぬうちに、窓の外は雨・・・
動揺する受講生一同。
とりあえず通り雨だったので、講習会は暗雲立ち込める中、不穏にスタートしました。

私の参加した中級クラスは、傾斜走行・低速・制動の順番で練習する予定でした。
午前中は、例のクネクネ系スラロームです。
ライン取りにも、少しは慣れてきたこのコースですが、やはりフォームはまだまだ。
思いっきりリーンイン(を心がけてやっとリーンウィズ)で走ります。

さて、そんな傾斜走行、ステップワークの練習のため中腰で走る、という課題が示されました。
ちょうど先週のグッドライダーミーティングの際、ファントムで波状路に挑戦してみたところだったので、怯まず立ち上がってみました。
波状路と同じく、目いっぱい後ろ、はっきり言うと、パッセンジャー用のステップ位置に足をおいて走ります。
・・・滑って足が外れたらそのまま転ぶ!
ちょっと怖かったのですが、無茶なスピードを出さなければ大丈夫でした。
でも、立ち上がると、Fブレーキのレバーが遠いのが災いして、ついRブレーキばかり使うようになってしまいます。

と思っていたら、
「次は左手を離して」
だから、できないって(泣)

こうして午前の練習は終わり、教場でのんびりお昼を食べていると、また雨が降り出してきました。

「12:50くらいまで様子を見ます。止むかもしれないので。」
係長さんの言葉に、一縷の望みをかける受講生でしたが、雨はあがりませんでした。
「午後、このまま雨、雷雨の予報ですので、午前で中止とします。」
雨の薄情モノ・・・。

しかたがないので、すごすごと帰宅しました。
それにしてもファントム、雨バイクよのう、と思いかけて、ふと気づきました。
雨バイクなんじゃない。
ファントムに乗り始めてから、私が、雨ぐらいで講習会を休むかどうか、全く悩んだりしなくなっただけなんだ。
意外な発見でした。

ともあれ、不完全燃焼で今日は終了。
10月に期待しますが、また降ったりしないかな・・・
いよいよ、てるてる坊主部隊出動か!?

1098Sリコール情報

ドゥカティジャパンから郵送されてきました。

1098、1098S、1098Sトリコ(07&08)、リアスプロケット交換です。

不具合内容は強度不足とのこと。

さて、いつショップに行こうかな…

HMSキャンセル待ち

取れました、との電話連絡を昨日頂きました。
が、CB400も750も空きがないとのことで、車両はVTR250に。

でも、よく考えたら、これはスーパースポーツで練習する絶好の機会かも?
と思いつき、研修の合間に早速電話してみました。

電話を取ったのは、ロレンス君と私が勝手に呼ぶTイントラさんでした。

「VTRからCBR1000に変更ですか。少々お待ちください。」

少々、が結構長い…休み時間終わっちゃう…

ロレンス君、PC苦手なのか?

数分後、ロレンス君の答えは
「CBR1000もありますが、最初に希望された400も750も、キャンセルが出て空きがあります。どうされますか?」

あ、じゃあ400にします、と答えると、ロレンス君、あからさまにうれしそうに、
「400でよろしいですか、承りました♪」
とのお返事。

待たされた数分間に、何か工作があったものと推察いたします。

さ、休み時間終了!
研修にもどります。

グッドライダーミーティング@湘南平塚モータースクール(気合いが大事)

「気合いが大事」
こんな素敵な張り紙のある教習所まで、往復5時間かけてファントムで行ってきました。
風邪がもう、のっぴきならない状態なので、とりあえずざーっと書き留めておきます。

グッドライダーミーティング(GRM)は、ビギナーとベーシックの2コースに分かれて練習します。
つるばらwithファントムはベーシックコースです。

【一本橋】
一回目20.4秒で、イイ感じ~、と思ったのもつかの間。
墜落1回の後、「頭動かさないで。」とベーシックなアドバイスが・・・

【直線パイロンスラローム】
「バイクと身体がバラバラだ」
指導員さんの厳しい声が飛びます。
「頭をふらつかせず、身体の中心とひとつにして!」
一本橋の注意と同じ・・・バランス系のキモなのですね。
「気長にフォーム直してください。」
はい、時間かかってます、未だに・・・。

【波状路】
バイクがはねて腹を打ちそうになるので、今までファントムではやらなかったのですが、逆にはねないよう乗る練習が要るな、と思い挑戦。
足をパッセンジャー用のステップ位置に置いて(ファントムはイタ車なので、50ccでもタンデム仕様)立つこと、ネイキッドの場合と同じく、メータ類の裏側を見るくらいに前に乗り出すこと、がポイントのようです。

【千鳥】
ハンドルフルロックの練習と思えば、緩めの設定でもいい練習に。
実際、フルロックパーフェクト!まではまだまだ自己鍛錬のし甲斐があります(笑)。

【坂道千鳥】
今回の目玉課題で、レムニーの練習になります。
通るぞおお、と気合をこめ(たつもりで)、通っていると、坂の下から
「つるばらさん、息、止めてる!」
「ぶはっ!」
指導員さんの鋭くも的確なアドバイスに、思わず吹き出してしまいました。
でも、コレで肩の力が抜けて、その後は呼吸でペースを保つことを気にしながら、リラックスして練習できました。

【ジグサグパイロンスラローム】
オフセットよりもライトな、直パイが少しバラけてジグザグになったスラローム。
「遅い!直線作ってアクセル開けて!」
コーススラロームの中の直パイと違い、速度がゼロからの進入となるので、短い距離で加速すること、直線を作ることが重要になってきますが、それができてない!
あらかじめアクセル開けといて、Rブレーキで調整してみたらどうかな?と思って試してみたら、また指導員さんの声が飛びます。
「アクセル開けたまま傾けたら転ぶぞ!」
・・・あ、基本的なことを見落としてた・・・。

【コーススラローム】
パイロンつながりで振り返ると、やはり少しでもスピードの乗った状態で直パイに入ると、直パイ単独の時よりも速いです。
となると、アクセルの開け方に弱点があるのだな・・・。
フォームを気にしつつ、アクセルの開け方をいろいろ試すのは、不器用な私にはかなり難行です。
なので、コーススラロームの中でも、フォームに注意するパート、アクセルに注意するパートに分けてみます。
・・・トータルでは、速くも良いフォームにもなってなかったりするのですが。

3連休というか3練習、咳・声・のどあれに苦しみましたが、後悔はしていません。
でも、体力はもう使い果たした感じでした。

HMS中級(ブレーキドリフトを夢見て) 

風邪も治りきらないのに、参加しました。
立ち止まったら、終わってしまうような気がして・・・
担当のインストラクターは、Iさん、Nさん、Yさん。
オーバー20人の参加者をこまめに指導してくれます。

午前中はオフセットスラロームでした。
久しぶりにめぐり合った(笑)Yイントラさんが声を掛けてくれます。
「久しぶりの参加なの?いつも750に乗ってなかったっけ?」
「いいえ、フォームとか、ちゃんと直そうと思って。軽いバイクで練習しているんです、ここ半年くらい。」
「軽いバイクかあ。うん、それがいいよ。」
最近、自分の考えや行動を肯定してもらう機会が少なかったせいか(うわ、悲観的!)、Yさんの言葉に、練習意欲がむくむく沸いてくる気がしました。

「細かいオフセットになると、リーンアウトになってしまってます。思い切って、目いっぱいリーンインしてみて。」
心優しいYさんは、穏やかにアドバイスをしてくれます。

午後その1は、パイロンやトラ棒で、かなりアレンジされたバリアブルです。
大きなカーブを描いて直線パイロンスラロームに入った後、かつての3連続Uターン、その後も切り返しとUターンが続くコースとなってました。
・・・ライン取りが、よくわかんない。
追走してくれたNイントラさんにその旨告げると、答えは一発でした。
「ライン取りの前に、もっとバイクを倒す。そしてハンドルを切る。あそこまでスピードが落ちていると、倒せないとおもうかもしれないけれど、倒せます。そこでハンドルを切ると、もっと小さく曲がれます。」
そのアドバイスの後、練習がとても楽しくなりました。
もっと倒せる!ハンドルを切る!
まあ、最終的な達成度はともかく、ですが。

午後その2は、長い直線からのUターンを含むオフセットスラロームでした。
ヤマ場?は、細かいオフセット!
Nイントラさんが、
「アクセル開けていいけどRブレーキで調整して。もっと我慢して、ハンドルで回りこんで。」
声をかけられるまま、頑張って小さく回ります。
が、実は別途大きなポイントが、このコースには隠されていたのでした。
「長い直線で、スピードが乗った状態から滑らかにターンします。」
Iさんの解説で、Nさんが見事なターン。
「次は、理想的なブレーキを紹介します。ここまでなかなかできないと思いますが、目標にしてみてください。」
再びIさんの解説で、走り出したNさんがキメたのは、なんとブレーキドリフトでした。
盛り上がる参加者!
Iさんもにこやかに、ここまでできれば、バイクをいろいろ思い通りに操ることができます、と締めくくりました。

今、この日記を書いていて、頭がぼーっとします。
目もかすんで、熱があがってきたのでしょうか?
ブレーキドリフト熱、と名づけておこうと思います。

でも、もう寝ようっと。

砧レディースバイク・オートバイ教室(ハンドルを引け)

風邪で体調ボロボロ(のどが痛い!!)でしたが、せっかくの3連休、乗らずにどうする!?と気合いで参加しました。
「今から原付スクーターで来年目指してるの?すごいね!」
と言われますが、今はこれしかないんです、講習会に参加できるバイク。

中上級はいつものごとく、一斉ブレーキング練習の後は低速バランスをやります。
指導員さんの、適当に散らばって~(ここまでいい加減ではないか)の言葉に、各課題に散って行く参加者。

私は一番空いていた定常円8の字に突っ込んで?行きました。
下手くそなりにリーンインを目指して回ってみたところ、指導員さん曰く
「ステップもっと踏まなきゃ。特に外足、傍から見ていてわかるくらい踏み込む。空いてるからもっと回って。」
ステップ・・・やはりできていないのですね。
特練でホワイトエンジェルス直伝の「バイクを外側に放り出すくらいの気持ち」に激しく納得し、心がけてきたのですが、ステップがね~。
道は究めがたいようです。

そのステップを気にしつつ、楽しいコーススラロームでは、50CCの哀しさで、今日も最遅グループのどん尻を走ります。

「ステップがね、左右の足の外側にかかってる感じね。」
女性指導員が指摘してくれます。
・・・それって、ガニマタってことか!?

原付のスラ、本当はきっと、アクセル戻さずにRブレーキで調整して走るんだろうなあ、と思いつつ、ベタなフォームで走っていると、センターの指導員さん(警部補?)が駆け寄ってきました。

「肩だけ入れるんじゃなくて、身体を向ける。ハンドルと平行になってないんだよ。」
・・・ああ、私の最大の弱点ですね。
もうすっかりグループからはぐれた私、ついてきて、という指導員さんにすがるようにコースを走ります。

「コーナーは、大きく入って小さく出る。」
通常は「そこの二輪車止まりなさい。」という音声を発する(ウソウソ)マイクで、指導員さんがはっきり教えてくれます。
「ハンドル引いて。」
コーナーで言われて、はっと気がつきました。
身体を向ける、というのがわからないなら、身体が向くような動作に置き換えればいいのです。
ハンドルを引く・・・ともすれば誤解を招きかねない言い方ですが、わかったような気がしました。

「だいぶさまになってきたよ。」
だいぶ、ですか・・・。
指導員さんのシビアな褒め言葉に、とほほな印象は残しつつ、ちょっとうれしいつるばらでした。

これで風邪も完治さっ!と思ったのですが、帰宅すると、泥のように爆睡してしまいました。
やっぱり、ノド痛い・・・。
とはいえ、いい練習でした。

教則って?

夕刊によりますと、警察庁は妊婦にもシートベルト着用を指導することになり、教則を改正するそうです。

教則って、免許証の更新の時配られる、あの本の元ネタというか、そういうモノですよね?

普通の人、何のことかすぐピンとくるのでしょうか?

1098Sのせせこましい冒険

9月某日。
1098女性オーナーの集いへのお誘い?があり、行ってきました、禁断の街乗り(爆)。

集合は用賀の駅に程近いカフェ、の予定で、地図ももらっていたのですが、直前にその近くの別の場所(仮に○○としておこう)に変更となりました。

○○の場所は同じ地図に記載されていたので、何の疑問もなく、でもかなり早めに当日は出発しました。

でも、○○わかりにくい・・・
というか、スーパーバイクで、残暑厳しい昼日中の住宅街を彷徨うって、キツすぎる・・・
周囲を見回しながら低速で走ったり、Uターンできずに進退窮まって押して引き返したり、やっとの思いで○○に到着しました。

○○は、とあるビルの中にあります。
ビルの1階にバイクが停められるようになっていて、バイクが何台も止まってるからすぐわかりますよ、という話だったのに、バイク、1台も止まってません。

心配になって、○○に電話しましたが、誰も出ません。

何かおかしい、とやっと気づいて、世話役の方に電話してみると、なんと会場は、このビルの○○ではなく、もっと瀬田に近い別のビルにある○○・・・。

所番地を聞いて地図で確認し、正しい○○を目指しました。
でも、間違った○○に着いた時点で既にへろへろだった私、途中でへこたれて、環八沿いのバイクショップの近くで停車しました。

自販機で冷たい飲み物を買おうとしたのですが、つり銭切れで買えませんでした。
ぐったりしていると、翁のようなおじいさんが通りかかり、お姉ちゃんかわいいねえ、髪をきれいにすれば、もうばっちりだ、と言って去っていきました。
・・・幻覚だったのでしょうか?

もういい加減、さすらいを終了したかったので、世話役の方に電話します。
何度かお互いに、発信・呼び出し・着信アリ・発信・・・と行き違いを繰り返した後、やっと話すことができました。

「そこから少し戻って、環八を横切って(中略)左に曲がった歩道にバイクを上げて、1階のエントランスに入れてください。」

環八横切るには、Uターンせねばならず、歩道に上がるには、バイクを押さねばならない・・・。
戻ったり降りて押したり一人で悪戦苦闘の末、目指すビルに着きました。
歩道は少し坂になっていて、押しながら立ちゴケしそうになりましたが、必死で耐えてエントランスへ!

・・・開いてない。
もう本当に倒れそうだったので、とりあえず、ドアの外にバイクを止め、そこにあった自販機でスポーツドリンクを買って、500mlイッキ飲みしました。
寒気がして両手の指が攣って、これはもう熱中症だ、間違いない!とヘンな確信を持ちながら。

気を取り直して、裏口からビルに入り、○○のある3階に上がりましたが、また誰もいません。
もうやぶれかぶれな気分になって、勝手にテーブルを占拠し、つっぷしてしまいました。

まあ、そんなこんなで、最後は不法侵入みたいな状態になってしまいましたが、予定より少し遅れて集いはスタート、要するに無事に参加することができました。

教訓:夏(というか残暑厳しい時期)、スーパーバイクで街なかを彷徨うのは無謀

お尻もヤケドしそうに熱かったです。
やっぱり1098S、街乗りにはイマイチなんですね。
次はツーリングに行きたいと思います(GRMはムリ!)