「そんな奴と俺を一緒にするな」

今日、ふと心に浮かんだ言葉です。

辛い思いをしたり、ひどい目に遭ったりすると、その記憶に傷ついて、心が臆病になったりしませんか?
臆病な心は、今、目の前にいる人が、かつて自分を傷つけた人とおなじ振舞に出るのではないかと身構えたりすることもあるでしょう。

でもね、今、目の前にいる人と、かつて目の前にいた人は全然違う人なんですよ。

「そんな奴と俺を一緒にするな。」

言葉を耳にすることはなくても、確かに伝わって来ることもあると思います。

だから、さあ、元気を出そう・・・!

世田谷署講習会@砧

参加してきました。
センターのK田巡査長が東京マラソンの先導を務めるため、講習会の開始を待つ間、ワンセグで中継を見る方がたくさん。
私も見せていただきました

今日の講習は、中上級と初級の2班編成でしたが、上級に人数が偏ったため、傾斜走行で同時にコースに入る人数を考慮して、中級の有志は初級へ。
今週はレギュラーサンデーバイクが無い週なので、そっちの上級常連さんが多数来ている様子。
というわけで、私も有志に加わりました。

そして、今注目の?傾斜走行。
初級組なので、1番速い組に入ってみました。
別にミエはったわけではありませんが・・・

そんな状況でしたが、コースが昨日のレディースとほぼ同じだったこともあり、最後尾とはいえ、それなりに走れていたつもりでした。
何周かして、スタート待ちをしていると、ヤマハのBJがすー、っと近づいてきました。
前の人にかなり離されますか?と尋ねてきたBJのライダーは、S田警部補でした。

何とかついていってます、と言ってはみたものの、気になって、離されてます?と聞き返してしまいました。
「そんなことないですけどね、同じ原付だし・・・」
あ、前を走ってくれるんですね。
気がついて、前の人と私の間に入ってもらうことにしました。

ちょっと緊張しながら、S田警部補の原付を追います。
計ったみたいに、縁石の数センチ外側を回る後輪、回り終わればきっちり立ち上がる車体、無駄なふくらみの無い直線的なライン・・・うまくトレースできません。
そして何よりも、滑らかな身体の動き!
私の「加速~ 減速~」なラジオ体操みたいな動きと全然違います。
必死で追いかけて、引き離されている感じが希薄な箇所も少しありました。
もしかしたら、そこらへんだけは、トレースできてるから追いついて行けるのかもしれません。

「今のラインです。」
1周を終えて、笑顔を向けてくれるS田警部補に、私はどきっとしました。

このシチュエーション、前回と同じだ・・・

そうです、11月の世田谷署の時も、オフ車ではありましたが、S田警部補は、同じようにラインを教えてくれたのです。
私、もしかして、3か月間進歩なし?
同じ原付でないとわからないらしいと思って、今回、BJで教えてくれたということなのか?

えーと、後ろから見えているのは後輪だから、後輪がそう動くようにするための前輪の入れ方は・・・
なるべく速く車体を立てるために、ステップの荷重は・・・
帰宅した今、半分ベソかきながら(半分は花粉)、過去の記事と、砧の航空写真(Googleマップ)を見ながら、必死で考えてます。

砧 レディースバイク・オートバイ教室(すぐには効かない特効薬)

今日は朝からものすごい量の花粉が飛んでいたみたいで、砧に到着しないうちから涙目になってしまいました。
そのせいじゃありませんが、講習の出来も結構涙目・・・

まずはやっぱり苦手の傾斜走行、相変わらず、遅いわ、コース2回も間違えるわで結構凹みました。
ファントムがATだからとか原付だからとかじゃなく、運動神経が良くないことが大きく影響してる気がします。
運動神経が良くて、スキーとかうまい人はバイクのコーススラも速そうですよね。

気を取り直しての低速バランスですが、お楽しみの遅乗台、まだ全然できません。
でも、練習の成果は多少あるようで、ちょっとずつですが、一本橋の上で、止まっていると言えなくもない状態ができてきた・・・かな?

そんな感じで、午前中の講習を終えた後、今度は1098Sで葉山の方へ軽く走りに行ってきました。
軽くのはずだったんですが、一般道の自然渋滞やら、第3京浜の事故渋滞やらで、結構ハードな行程になってしまいました。

で、気づいたんですが、私、1098Sでの走りが、だいぶ安定してきたかもしれません。
以前は恐くてしょうがなかった渋滞も、わりと平常心で切り抜けられるようになってきたのですが、これってもしかして、ファントムによる講習会効果じゃないでしょうか?

夫に言わせると、講習会での練習というのは、天才を世界レベルのレーサーに仕立てるメソッドではなく、凡人をそこそこ走れるようにする方法なのだそうです(あくまで本人の説)。
ってことは、私にも、そこそこの効果が出てきたってコトでしょうか?

きっとそうだ、そうに違いない(爆)。
ファントムでの練習も、ちゃんと1098Sを乗りこなすための糧になっているんだ(と信じましょう)。
まあ、軽いバイクの方が、自分のカラダをたくさん動かす練習には向いてそうですよね。

とはいえ、思うようなレベルにはなかなか達することが出来ないのも事実です。
指導員さんに、ドカで練習に来なきゃ、なんて言われたりすることもありますが、1098Sで講習会メニューを不安なくこなす自信がありません。
この場合の不安とは、コケた場合の経済的負担に対するものも含みます(核爆)
ファントムでの練習、とっても良く効く特効薬ではあるけれど、即効性には乏しいようです。

沈むオリオン座

見上げながら帰ってきました。
いつの間にか、星座は春に移り変わっていたのですね・・・
忙しさにかまけて、気づかずにいましたが。

今度の休日は、早起きして、夜明け前の星座を見に、海辺に行こうかな。

砧 バイク・オートバイ教室(わがままな日曜日)

ファントムで中級に参加しました。
お天気が崩れそうということで、短縮授業?です。

まずは低速・・・
夢にまで見た「遅乗り台」、やはりまだまだですね~
私の目的は「平地で停止している練習」なので、前後輪をハコに入れて動きを止め、ひゃっくいち、ひゃっくに・・・とカウントするもせいぜい4sec.

そして傾斜走行・・・
今回の中級チーフ指導員Kさんのの差し金か、いつものS字をたどるように、ちびパイロンが並んでいます。
そのトラップにあっさりひっかかる先行車・・・私は平気だもんね!←ホイールベースが短いから。
なのに、私のすぐ前を走っていた指導員さんから、
「コーナーはもっとインにつけて立てる!ミラーで見てたら、いつも外向いてたよ。」
と言われてしまいました。

最後はブレーキング・・・
「Rブレーキのロックを恐れているのかなあ?もう少し使って。」

うーん、今日は、目覚ましい発見とか、進歩がないなあ・・・
ちょっと凹みましたが、よく考えると、それが普通なんじゃないの?という気もしてきました。

つまりね、目からウロコが落ちるような発見とか、指導員驚愕のレベルアップとか、そういう派手なイベントがないような、地味な練習の繰り返しが、未来を作るのではないかと。

「その瞬間、ファンファーレは鳴り響かない。運命は静かに告げられる。」
誰の言葉か忘れましたが、そんなのもありました。
私を進歩させるのは、たぶん、平凡で地味なメカニカルトレーニング。
ファンファーレが鳴り響くことを期待するのは、わがままなのです。
だけど、今の自分を、1年前の自分とか、2年前の自分とか、もっと前とか、そういうのと比べると、私は間違いなく進化してます。
・・・元がヒドすぎた、という説もありますが。

私が信じている言葉のひとつに、
「継続は力なり」
というのがあります。
どのくらい継続すればいいのか、途方に暮れることもありますが、情熱の続く限り、というのが私の答えかな。

「XRで講習に来ないの?」
指導員さんが尋ねてくれましたが、私には、ファントムで学ばなければならないことが、まだまだたくさんあるようです。

今日も出張、明日も出張

毎年のことなので、スケジュールは仕方ないのですが、ハンドキャリーする荷物が多いのが辛いです。

いつも使っている仕事用のバッグ(女性用としてはかなりデカい)に加えて、ノートPC、プロジェクタ(ポータブルタイプですが、ちょっと古いのでやや大きめ)、iPadと、宅配便で送れないものは全部持参(泣)。

これがいいトレーニングにでもなれば浮かばれるのですが、タイトスカートのスーツ&パンプスで歩くと、トレーニングというよりほとんど拷問。
出張先でも、数時間立ちっぱなしですしね。

それにしても、身体を酷使すればするほど快感を感じるのは、ヘンな脳内物質が出ているということなのでしょうか?

日曜日、雨さえ降らなければ

明日は久しぶりに年次有給休暇を取りました。
XR230の試運転に行きたかったのですが、どうもお天気がよくない模様・・・
まあ、休養日というのも素敵なので明日はよしとしますが、とりあえず日曜は降らないで欲しいです。
というのも、今、どうしてもやりたいことがあるからです。

それは砧の「遅乗り台」!!
昨年最後の二俣川で、一本橋強化トレーニングとして、指導員さんから「平地でもいいから止まっている練習」を提案されたのですが、折りよく砧では、昨年末から、低速課題に「遅乗り台」が登場したのです。

これってまるでワタシのための課題じゃない♪

というわけで、やりたくてしかたがないのでした。

因みにこの課題、砧の講習会では結構人気で、待ち行列ができることもしばしば。
考えることはみんな同じなのかもしれませんね。

HMS中級(雪の断章)

ゆうべからちらつく雪にも屈することなく開催されました。
さすがに参加者は7名と少数精鋭?、担当のインストラクターはダンディーなスモーカー・Mさんと、浜名湖からもどってきた「よっちゃん」ことYさんでした。

今日はコンディションが悪いこともあって、テーマは「バイクを傾けてゆったり走る」でした。
要は、「なるべく直線を作ってアクセルをガっと開ける」ような走り方をしない、ということです。
午前中はオフセット・Uターン・直パイの組み合わせられたコースを比較的遅いペースで流れるように走ります。
ポイントは、パイロンへの進入速度をきちんと作っておいて惰性で回っていくこと。
リスク徹底回避ですね。

「右はきれいなんですが、左はぎくしゃくしますね。」
久しぶりのYさんなのに、1回追走しただけでズバリ問題点を突いてきました。
「着座位置がずれているのかもしれません。気をつけてみてください。」
そんなアドバイスで、午前中は終了。

雪は降り続きましたが、積もらないので、午後も予定通り始まりました。
午後イチは、長いコースを使って直パイ&オフセット。
2速でゆったり走っていると、左右のフォームの確認がやりやすい・・・

で、はっと気づいたのです

左ターンがきれいにできないのは、左腕とか左腰とかじゃなく、「右」脚が悪いのではないかと。
今日の開始時、イントラのMさんは、「回し蹴りをするように膝を入れる」と説明してくれましたが、私、もしかしたら、右の回し蹴りができていないのかな?

Yさんにそのことを言ってみると、そうですね、右足はRブレーキ使うし・・・と何だか賛同が得られた模様。
「でも、午前中より確かによくなってますよ。右足のことに気づいたからかな?」
しばらくメカニカルトレーニングを続けることにしました。

右足に気づいたからと言うより、雪のために速度が遅かったことと、人数が少なくて車間距離が十分取れるため安心して練習できたことのおかげで、だんだん気持ちよく走れるようになってきました。

「他に気になることはありますか?」
Yさんに聞かれて、速く走れない(速度を上げられない)ことを聞いてみました。
「じゃ、2速でどれくらいまで行けるかやってみましょう。前を走りますが、無理してついてこなくてもいいですよ。」

自分にできる範囲で、Yさんのライン、加速をまねてついていきます。
Mさんから言われていた、コーナーへの進入速度をもう少し上げること、もっとパイロンを回り込むこと、を気にしつつ追走・・・離されましたが(爆)

「雪の中だと、旋回時にFブレーキを持ち込まない速度までですね。」
とYさんがタネ明かしをしたとたん、雪質が変わりましたから気をつけて!とMさんが叫ぶ声が聞こえてきました。

「なんて、言ってるそばから雪質変わっちゃいましたか。お、雪の結晶だ」
「キレイですね~」
そんなのどかな会話のあとは、気分も優しく、ゆったりと走ることができました。

練習に関してだけ言えば、雨も好きですが雪も好きみたいです、私。

週末、雪が降ったら

バイクに乗れませんね・・・

そうしたら、雪をバケツいっぱいに詰めて、スパークリングワインを冷やして飲もうっと。

砧 バイク・オートバイ教室(恐怖の直視)

2週間ぶりにファントムでの講習会参加です。
なぜかS田警部補独り舞台の車両点検と準備体操(腕の曲げ伸ばし=腕立て伏せ30回を含む)の後、「スケアードストレート(恐怖の直視?)」という研修がありました。
これはスーパードライバーズというスタントチームが、交通事故を実際に再現するというもの。
今回は、自転車とバイク、自転車とトラック、バイクと乗用車、などのパターンで、安全運転とは何か、各自考えるという趣旨でした。

自転車、高齢者や小さい子どもが乗る時以外は、車道を走るのがルールとなりましたが、これってライダーとしては恐い状況です。
だって、交通法規の勉強をしたことの無い人が、続々路上デビューしちゃうわけですから。

その恐怖の状況を、訓練されたスタントマンの迫真の演技で見せていただいたわけですが、正直、自転車の安全運転の普及の難しさを痛感しました。

だって、ホントなら、自転車に乗る人に対して実施すべき教育を、「自転車に乗ることもあるかもしれない運転者」に対して実施する、というところからしかでできないわけだから。
再現された恐怖はストレート(直視)でも、教育はストレートにできない・・・ストレスですね。
まあ、バイク乗りとしてできることは、自転車に関しては、何をやらかすかわからないから、注意の上にも注意を重ねる、ということなのでしょうね。

運転技術と同時に、リスク管理能力を磨かねば、とつくづく思ってしまったことでした。

それにしても、今年度の砧、座学がほとんどなくなって、こういう研修が増えたのはうれしいです。

以下、覚え書きです。

【一本橋】
31sec.、35sec.、34sec.。
まだ身体とバイクを結ぶ1本の軸を見つけていない。
橋の上で止まる練習をすること。

【傾斜走行】
1098S効果?2週間ぶりにしては速い速度域で行けた。
ライン取り、何周走っても乱れないようにしたい。