ああ、ごめんなさい!

HMS歴十数年にして、2回目の当日キャンセルをしてしまいました。
夫が高熱を出して寝込んでしまったのです。

こちらがお客とはいえ、つまりは契約を一方的な理由で解約する訳ですから、申し訳なさでめげそうになりながら、キャンセルの電話をしました。
当日キャンセルを詫び、事情を話すと、電話に出てくれたイントラさんは、明るく、でも思いやりある言葉で対応してくれました。
うれしかったです。
このところ、公私ともにキツいことが続いていたので、ちょっと涙ぐんでしまいました。
そして、仕事をする人間として、この方のようになりたい、と思いました。
少し前向きになれたかな。

そのイントラさんに、お礼を言う術もありませんが、ほんの気持ちだけ、私の地元の緋寒桜を。

「キカイダー」を全話見てしまいました

Amazon Prime Videoで。
あれは、良いというか良くないというか、オトナを惑わす罠ですね(苦笑)。

「キカイダー」は子どもの頃、リアルタイムで見ていて大好きでした。
因みに同時期、好きだったのは「ウルトラマンA」、「海のトリトン」、「バビル二世」などだったと思います。
女の子向けの番組は無かったのか、私が見ていなかったのか・・・あ、「キューティーハニー」は好きでした(って、少女向けアニメなのか?ハニー)。

それはさておき、「キカイダー」といえば、やはり見どころは、主人公のジローとミツコさんの悲恋です。
(特撮としての作品論を書くほどの知識は持ち合わせておりませんし)
要は人造人間と生身の人間の叶わぬ恋、なんですが、これがホントに切ないのです。

ストーリーの序盤、言うなれば「生まれたばかり」のアンドロイドであるジローは、ミツコさんに対し、人間への憧れと同時に淡く幼い(ように見える)慕情を抱きます。
ミツコさんの方は、当然ながらジローを異性としてほとんど意識していません。
ストーリーが進むにつれて、ジローは「成長」し、ミツコさんだけに向けていた視線をより広い世界や多くの他者とのつながりに向けるようになります。
そしてそれは、ミツコさんへの叶わぬ、というか、叶えてはならない想いを諦めることを学んでいく過程でもありました。
ですがミツコさんは逆に、そんなジローにどんどん惹かれていってしまうのです。
見事なすれ違い・・・悲恋です。
まあ、男女の役割を入れ替えかつ人間同士に置き換えたら、どんな時代にもいくらでもありそうなわりとフツーの恋物語ではありますが、その場合、成熟した男女として後日再会、最後には愛し合う、なんて可能性も残ります。
決してそうはならないのがアンドロイド ジローと人間ミツコさんの恋。
だから悲恋なんです。
(↑「ブレードランナー」の件は置いておいて)
最終回のラストで、ジローの見せる悲痛な別れの表情が秀逸でした。
ヒマと根性のある方は、ぜひ全話視聴して見てください(と軽く言えないほど長い!)。

なお、「キカイダー」では、ジローや変身後のキカイダー、あるいは敵役ハカイダーの乗るバイクも必見です。
夫と見てかなり盛り上がりましたが、長くなるのでまた別の機会に。