丸一日の開催は今回でしばらくお預けになる砧一般、ファントムで参加しました。
前日と打って変わって突き抜けるような青空、いい一日になりそうな予感。
実はファントム君、イタリア直輸入のボアアップキットで、何と70ccに生まれ変わったのです。
黄色いナンバープレート、二種原付です!
私の参加した中級は、午前中いつもの通り低速バランスの練習でした。
ファントム70、低速はいつもの安定感。
これなら今までと変わらず、普通に練習できるかな、と思いましたが、その印象は一回目の小道路転回で覆りました。
すっごいラクなの、Uターン!
立ち上がりでパワーが出るので、不安なく回れるんですね。
ボアアップ、威力あります。
しみじみとした、当面最後の昼食タイムの後は傾斜走行です。
ボアアップの成果が一番出る課題ですが、しばらくXRで参加していたせいか、やはりちょっともの足りない感じが否めません。
ただ、今回の中級傾斜走行テーマである
「長時間続けて走ることで見えてくるもの」
と照らし合わせると、やっぱりラクかなあ、という気がしました。
最後の課題は制動です。
70cc二種原付として、ここでは40km/hまでしっかり加速し、止まらねばなりません。
しかもブレーキは元のまま!
まあ、ブレンボだし何とかなるか?
・・・と思ったら、実際には40km/h超が一発で出せなくて、加速の練習になってしまいました。
ブレーキは元々強力だったのか、不安はありませんでしたが、実際に道路を走る速度でもっと練習しないと、いざという時マズイかも・・・
そんな感じで、とりあえず砧最後の一日講習は、ファントム70の試運転で終わりました。
そう、新生ファントム、実は朝イチでバイク屋さんにいって、そのまま砧まで乗ってきていたのです。
思えば、ファントムを手にいれて、原付スクーターというものに初めて乗るようになって4年半。
最近ようやくまともに走れるようになった、というと言い過ぎですが、少しはマシになったと言ったところです。
そのファントム自体は50ccを卒業し、時を同じくして、砧はしばらく半日講習のみになるわけです。
何だか、感慨深いものがあります。
私の始まりの時代が終わるような、新しいステージに進むような、そんな感じです。
「このコースには、たくさんの宝物が落ちています。たくさん拾って行って下さい。」
今はここにいないA警部補が、初登場の時、あいさつでおっしゃった言葉です。
私はこの始まりの時代に、大切なものをたくさん見つけました。
次のステージでも、もっともっとたくさんの、素晴らしい宝物を見つけていけたらいいな、と思います。
ということを考えると、ファントム70、ここでの練習にベストなマシンなのか?
楽してたらダメなんじゃないか?
ちょっと立ち止まって、考える必要もありそうなのでした。
・・・まあ、ブレーキの練習はまだ足りないんですけどね。