はじめてのマリ

いつの間にやら、CBR650Fも3年め、初車検を通過しました。
が、今ひとつ乗れていない感がなくなりません。
軽く出かける等に支障はないのですが、いわゆる低速バランスができていない、つまり、「下手くそ」。
この10月に、絶対やったらまずい状況でエンストゴケもしてしまいましたし、そうなるともう、練習するしかない。

警察系講習会に参加するワケにいかない今、私の行く先はほとんどなく(個人主催の練習会は、コロナの影響で現在はほぼ壊滅)、選んだ先が「チームマリ モーターサイクルレッスン(@レインボー埼玉)」でした。
初参加なので、当然初級です。
だって、講習会で何が一番心配かって、段取りを知らずに行動して、周囲を危険な状況に巻き込むことが一番心配なのですから、少なくとも初回は初級に出て、流れを掴むべきだと思ったのです。
が、実際の問題はそこではありませんでした。

川崎の我が家から、桶川のレインボー埼玉は、遠い。
しかも私は足が遅いので(笑)、時間には十分余裕が欲しい。
で、家を6:30に出たら・・・関越、凍ってました。

日陰になっている第一通行帯はカチンコチンの可能性が高いので、なるべく第二通行帯を選んで走りますが、それでも道路の色が黒い!
まあまあ直線なので、手練のリーンイン(苦笑)に頼る必要はありませんが、急ブレーキが必要にならないよう、そこそこの速度(ビビリモードとも言います)しか出せません。
冬タイヤ4輪以上の皆様が、いらいらと追越車線で私を抜かしていきます。
ああ、ごめんなさい・・・、と心の中で詫びますが、心身ともにどんどん冷えていくようです。
これじゃ、冬場にツーリング敢行するのと同じだよ!
というか、この道中こそが訓練になるのか?
現地に着く前に力尽きるかも、というのは杞憂に終わりましたが、到着したら、何と早過ぎ。
指定された自車両集合場所も開いていませんでした。
幸い、顔見知りのレインボー埼玉のインストラクターさんがいて、中に入れてくれたので助かりました(ついでに、「綺麗な白だね」とバイクを褒めてくれたのも嬉しかった、・・・てホンダのバイク、御社製品だよ!)。

そんなこんなでひとり大騒ぎの末、やっと参加できた、初めてのマリ、初めて自車両で走る桶川でしたが、感想は
「楽しかった!」
いつか誰かが、「やってみて後悔することなんてない、後悔するのはやってみなかった時だ」って言ってましたが、名言です。
正直、練習内容自体は楽勝だったのですが、自車両で辿り着き、練習し、無事帰れたこと、全てセットで楽しかったのです。
昔、砧でコケたり笑ったりしながら練習してた頃みたいな、明るい気持ちを少し取り戻せたみたいでした。

またいつか行きたいな。