いとしの1098S


いろいろ悩みましたが、ドナドナです。
一途に走るために生まれてきたような、Ducati1098S、サーキットにも行かない私が所有し続けるのはかわいそうだな、と思ったから、です。

乗れば立ちゴケ、走ればヤケド、洗う時だけサマになる、みたいな時間を過ごしてきましたが、大切に思っていました。
私の、バイクに対する夢がかたちになったような存在だったのかもしれません。

なのに、最近では、会社のツーリングクラブの活動が中断してからは、ふらっと大黒埠頭に行くぐらいしか乗っていませんでした。

砧で行われた「受講生も指導員も女性限定講習会」にこのドカで参加した時は、事前に土手の坂道を降りる予行までやりましたっけ。
そうやって必死?で参加した、たった一度の講習会は最高に楽しく、その講習会を走りきったことが、後々、私の心の支えになりました。
私は1098Sで砧を走り切ったんだ!と思い出すことで、何度元気を取り戻せたか。

そう、もう乗らないけど、手放してしまうけど、この思いは、消えたりしないのですね。

ありがとう。
さようなら。
愛していたよ。