すっかりHMS雨オンナになりました
「降り出さない内に、気持ちよく走っておきましょう。」
とのインストラクター御大のお言葉で、午前中は市街地のコースにて自分なりの問題点やテーマを探ります。
今回は、
・ブレーキをきちんと使うこと
・速度が上がってもフォームをくずさないこと
がマイテーマなので、二速でなるべく速度を上げて走りました。
何も言いませんから、と宣言していたイントラさんが、私の前を走ってくれました。
言葉は何もありませんでしたが、こういうラインでしょ!こういう姿勢でしょ!という強烈なメッセージがひしひしと伝わってきました。
さすが御大!?
「気持ちよく走れた人は、ここでアクセル開けるとか、ここでこのラインに行くとか、自分の計画通りに走れた人だと思うんですよね。」
意味深な言葉が、午後へのイントロです。
予言通りの雨の中、午後その1はオフセットスラローム。
「ブレーキをしつこく使わないで、アクセルを開けるタイミングを早くする。」という練習。
なお、計画したラインとは、アクセルを開ける位置の想定の連続だという解説がありました。
いつも、もっと前ブレーキ長く使ってとか、チョンがけはダメとか言われている私には、とても目新しい練習です
ブレーキングって、本当に奥が深いです。
やっぱり御大が、何も言わずに前を走ってくれました。
前を行く御大を目で追うと、ちょうど目線の送り先?が適切になりました。
さて、バイクの倒し込みが遅れがちな私が、アクセルのタイミングを早めようとするとどうなるか・・・
驚くべき結果は
「前ブレーキを、指1本でかけられるようになった」!!
イントラさんの真似をしようと思ってそうなったのではなく、気がついたらそうなっていました
そのままやってみたら、デリケートな操作ができて、アクセルの音もなめらかになったのですよね。
但し、私の場合、人差し指1本では、レバーに届かないので、中指1本掛け・・・
いいのかしら?
午後その2は仕上げのバリアブル、雨に濡れた初級設定です(易しい、のか?)
いつも不思議に思うのは、最初の3連続Uターン。
なぜ、「CBR954RR」(つまりスーパースポーツ)で走った時の方が、思った通りのきれいなラインになったのでしょう?
今回もCB750で、あの素敵なラインを再現しようと努力しましたが、うまくいきません。
1番目のUターンで、思うほど奥まで突っ込めないし、バイクもパタって倒れてくれない。
CB750は、バイクの性能ではなく、ライダーの技量で走るタイプなのでしょうか。
思い悩んでいると、もうひとりの、心優しいイントラさんがそっと声をかけてくれました。
「以前に比べて、ずいぶん上手くなりましたね。それだけ通っていただいてる、ってコトですが。」
ありがとうございます、ご指導の賜物です、と答えました。
とってもうれしかったのですが、とっさに気の利いたセリフが思いつきませんでした。
そんなこんなで終了した「自分で計画した通りに走る」練習でした。
計画管理はやはり難しいというか、そのためのスキルは重要だと実感しました。
ライディングは、路上のプロジェクトマネジメントですね。