夏期オートバイ安全教室@砧(8月最後の青空)

天気予報をきっぱり裏切った快晴の下(というか予報が外れた)、中級で参加しました。
特練あり鈴鹿ありツーリングなし(爆)という稀有な夏の締めくくりです。

身体が動くようになってきたのがとても楽しくて、今回は傾斜走行に力を入れてみました。
フォームは当然、目指せリーンイン(結果、ようやくリーンウィズ!?)

やっぱり外側の腕が十分に伸ばせてない・・・きっと不恰好なフォームでしょう。
身体をイン側に入れることに対しては、とりあえずファントムでなら抵抗なくなってきたのですが、その分、1周の走行距離が少しは短くなってるのでしょうか?
そこまではまだたどり着いていないと思います。

アクセルも十分に開けることができていません。
これはブレーキがきちんと使えていないが原因のようです。
ファントムのブレーキレバー、左右とも私の手のサイズでは遠すぎる(下すぎる)、と何人もの指導員さんに言われましたが、位置調整ができないのです。
その制約条件下で、どうすればいいのか・・・

「ちょっと65番さん、じゃなくて3番さん。」
昨日の雨でコース内に流れ込んだ屑拾いをしていた指導員さんに声をかけられました。
65番というのは、ファントムにペイントされたゼッケン(笑)です。

「左のリアブレーキね、4本指でかけるのが基本なんだけど。」
屑ばさみを持ったまま、指導員さんが説明してくれます。
「今のブレーキは性能いいからさ、3本指でかけられる。人差し指は、親指と一緒に、ハンドル支えるのに使ってみて。安定するから。」

私が4本指でかけようとすると、レバーが遠いために、手首が丸まる形になり、あるべき形と逆になってます。
ブレーキというより、ハンドルを引いているような感じです。
人差し指をハンドルグリップに、というのは、よく考えると、クラッチを切る時には普通にやっていること。
これはいいかも!

「練習して、そういう癖つけてね。」
屑拾いの指導員さんは、何度かうなずいて私を送り出してくれました。
(その後は、また屑拾いをしながら、受講生の走りに目を光らせていました)。

やってみると、最初は慣れないので全体的に速度が落ちてしまいましたが、そんなにやりにくくはありませんでした。
何周か走ってみると、確かに、ハンドルの操作がラクです。
これはしばらく頑張ってみよう!!

何となく前途が開けたような気がして、8月最後の講習会は気持ちよく終わりました。
帰宅後も天気は持ちこたえたので、ひと夏を一緒に頑張ったファントムをピカピカに洗車しました。
これで私の2008年夏はおしまい。
明日からは、たとえ暑くても、新しい季節です。

ああ、楽しかったな。

多摩川を遠く離れて

出張で白河に来てます。
今夜帰宅し、明日出勤&明後日砧の予定ですが、雨、豪雨ですね

今日、ちゃんと帰れるのか?
家ではじめての二晩の留守番にチャレンジしているネコは無事なのか?
(というか、暴れていると思うので、家の中は無事なのか?)
明日は会社に行けるのか?
砧は水没していないか?
上海に出張している夫の帰国便(今夕)は着陸できるのか?

心配事だらけで、少々集中力を欠いてます。
いかんいかん、仕事だっ!!

HMS中級(よーく考えよう)


キャンセル待ちで参加できたHMS中級は、雨のためか参加者13名。
指導と言えば「自分で考えろ」が定番のイントラ「御大」と、お会いするのは今回が2度目のIさんが担当です。
雨だといわゆる「ビビリが入って」、普段以上に身体の動きが悪くなるので、今回は雨だからこそ、身体をしっかり動かすことをテーマにしてみました。

午前はみっちりオフセット&直線パイロンスラロームです。

「どの位置から曲がり始めるか、きっかけ作りは何か」を考えつつ、上半身が動いているか意識するようアドバイスがあり、これが1日を通しての留意点となりました。

私自身の曲がり始めるきっかけは、特練の影響なのか、「身体を向ける」ことになっているようです。
これが「腰で曲げる」じゃなくて「上半身をムリに動かす」になっちゃってるのがたぶん問題なんだよな、と思いつつ、気がつけば、何回やっても失敗していることがありました。

3グループ?ある直線パイロンスラロームの、最後のグループで、必ずリアが滑ってる!
何でかな?とイントラさんに聞いてみたところ
「滑るのではなく、滑らせているのです。自分で滑らせるようなことを何かしているのです。それが何なのか、考えてみてください。」
さすが、のアドバイスです。

無い知恵絞って考えた原因は、
「オフセットと比べて、アクセルの開閉が小刻みなので、操作が雑になっている」
でした。
検証のため、思いっきり雑にやってみると、確かに毎回滑ることが確認でき・・・などということはやりませんでしたが。

午後は久々の市街地と、仕上げ用のバリアブルを走ります。
いずれも、午前中の練習の応用ということで、曲がり始めのポイントときっかけに注意しながらの走行です。
但し、曲がりどころは、設置されたパイロンだったり、パイロンは無いけど曲がり角だったりします。
ライン取りは、各自がもっとも効率よく、安全に走れるように、ということで、ここでも自分で考えることを要求されます。
正解は・・・無いと言うより、何通りかあるのでしょう。
因みに私は、なるべく御大のライン取りをまねするように走ってみました。

そんな練習ではあっても、具体的なアドバイスも出てきました。
「左ターンはいいのですが、右の時に上半身に力が入ってます。どちらも抜くようにしましょう。」
「もっと上体を向けて。」
「大回りになるのは、バンク角が足りないからです。ハンドルは使ってるんだけど、逆に頼りすぎている。」
考えることに必死で、お留守になる点を指摘してもらうような感じでした。

なんとなく煮え切らなかったような気もする今回の中級、無理矢理まとめるとどうなるのか?

「よーく考えながら走ったので、雨の中で無茶せず、(比較的)安全にみっちり練習できた。」
存外、本質を突いていたりして・・・。

砧レディースバイク・オートバイ教室(スーパーモデルのデビュー!?)

涼しくも怪しいお天気の下、行ってまいりました、レディース!
今回ワタクシ、あってはならないデビューを飾ってしまいました。
「乗車姿勢7つのポイント」のモデルです(核爆)

23日なので、赤ゼッケン(中上級)の3番さん、と解説の女性白バイ隊員が指名したところ、3番さんが辞退したので、8月だから8番さん、と私にお鉢が回ってきたのでした。

フォームが全っ然できてない私が、初心者の方にモデルになってみせるなんて、そんな罪深いことできません!!と言いたかったのですが、二人も断られたら、女性白バイ隊員さんはさぞかしショックを受けることでしょう。
ここは静的なフォームだし、一丁頑張ってみっか!ってことで引き受けました。

周囲と後方を確認して乗車。
白バイ、でかい・・・。
ステップに立ち上がってそのまま腰を下ろすと、正しい着座位置のはずですが、ちょっとハンドルが遠い気がします。
ああ、遠い気がして、前に座りすぎたり、上体を乗り出したりしちゃうんだな・・・。

女性白バイ隊員さんの説明にあわせて、肩をすくめてから落としたり、肘を引いたり伸ばしたり。
止まっているので、いかにも正しいそうなフォームをなんとか(女性白バイ隊員さんが型をつけて)作りますが、じゃあ走れるかって言われると、多分ムリなんだろうな・・・。

膝からくるぶしにかけて、グリップしてみても、私の体格だと、タンクの形状にフィットせず、シートとタンクの境目が股間で妙に広く見えて、これでいいのか、本当に?という気がしてきます。
受講生の目線は私の股間ではなく、説明中の膝や足先に集中してます(当たり前だが)。
それだけが救いです。

「では、降車してください。」
女性白バイ隊員さんの言葉に、後方確認して手練の降車(爆)
ああ、何事もなくてよかった(あったら大変だって)。

その後の自分の練習よりも、何倍も緊張した乗車姿勢のモデルでした。

夏期オートバイ安全教室@府中(3秒の教え)

天気予報(曇で降水確率30%)を信じて出かけましたが、結局降られて、13:00までの短縮開催となりました。
短縮とはいえ、何だかエライ疲れた講習でした。
なぜなら、参加者が20人程度しかいなかったので、イヤというほど走れたから(爆)。
もちろん、往復の長い道中も効いたのですが・・・。

練習の流れはこんな感じでした。

ブレーキング
二輪のコース(技能試験待合所の前)を使って、急制動&目標制動。
全制動、Rブレーキのみ、Fブレーキのみ、再び全制動・・・と気が済むまで練習。
Fブレーキの初期入力が弱いこと、Rブレーキをよくロックしてしまうこと、などの指摘がありました。
・・・私一人ではなく、多くの受講者に。
どこにでもいる、普通のへたっぴぃですね、私。

バランス~千鳥
「肩越しに、先を見ない。肩開いて。」
特練の時と同じ指摘ですね・・・
気を抜くとできないとかいう問題ではなく、やっぱりできていない・・・

バランス~8の字
「おへそ向けて、おへそ!」
特練の時と(以下略)
既視覚感に囚われつつ、腰で曲げろ、とつぶやきつつ走ります。

バランス~直線パイロンスラローム
「アクセル開けるのが遅い!カーブを曲がる時と同じだよ。立ち上がりで開けるんだよ。」
指導員さんが、地面にチョークで図まで描いて説明してくれます。
「Fブレーキ使って。」
これはどちらかというと、HMSのデジャブ?

コーススラローム(二輪コースのみ)
「リーンイン してるつもりで やっとウィズ」
しょうもない川柳?を唱えてから走る走る。
アクセル全開にできる区間が少しずつ増えていくのがうれしいのですが、何度も走るうちに、疲れてペースが落ちます。
今日はこんなに涼しいのに・・・
体力つけなきゃ、体力。

内容自体は、基本を押さえるものばかりなのですが、たくさん走れる、というのはホントに体力&気力(注意力)使うのですね。

とここまで書いて、タイトルのことを忘れていました。
最後の交通安全講話?で、
「車間距離は3秒(前車が通った位置を3秒後に自車が通る)」
という小ネタ(笑)がありました。
だいたい、3秒で、必要な車間距離が取れるんだそうです。
「でも3秒分空けてたら、3台くらい割り込んできますね。そしたらまた空ける。バイクだから走行位置を少しずらす、という工夫もできます。」
車間距離を時間で考えると言う話に、かなり感銘を受けてしまいました。

復活!ハマのPM伝(笑)

行き詰って、苦しんで、悩んで、のたうってた仕事上の問題、打開策が見つかりました。

気づいてみれば、ごく当たり前で簡単なこと・・・自分の得意な土俵で勝負すれば良い

業務上のことなので、具体的には書きにくいのですが、全く不慣れな未知の分野ではあるけれど、自分が長く携わってきた手法で、とにかくやってみよう!と思ったのです。

意外と、前人未到のグッジョブになるかもしれない(←超楽観的)
明日はアレを準備して、コレ計算して、ソレもらって・・・ふふ、楽しみになってきました。

今夜は数日ぶりに熟睡できそうな気がするのでした。

HMS中級(まともに転べもしない)

今、集中して練習をしなければ!
そんな思いにかられて、参加しました。
参加者24人、イントラさん3人(Nさん、Kさん、Iさん)の大所帯、どうなることかと思いましたが結果的にはおトクでした。
ひとつの課題で、3人のイントラさんから、3つのアドバイスがもらえたから!

とはいえ、私の走りっぷりは、かなりとほほなものでした。

今回の中級のテーマのひとつは、きついオフセットでバイロンを回る時、Rブレーキを最後まで使うこと、ハンドルを切ること、でした(つるばらの場合、および解釈)
午前は直線パイロン&オフセット、午後はオフセットとまとめのバリアブル、全体を通して、狙いは同じです。

Rブレーキは、パイロンを回り終えるまで、一定の強さではなく、じわーっと強めて踏みます。
すると、旋回の後半でバイクが倒れこんでくるので小回りができます。
さらに小さく回るには、ハンドルを切ります。
ただし、ブレーキを使う前、直線部分でちゃんと加速して速度を残しておかないと失速します。

というのが、私の理解レベルなんですが、実際の走りでは、最後のバリアブルで大失敗していましました。

最初のUターンで回り損ねて、しかも転倒もし損ねて、パイロン跳ね散らかし、踏みつぶして大回転してしまったのでした。
・・・こういうのを、たぶん、「暴走」と言います。
後続車がまだスタートしていなかったからよかったようなものの、もし来ていたら、転倒するより危ないです。
正直、かなりヘコみました(ヘコんでも、ずっと走り続けてしまいましたが)。

「午前中とくらべて、だいぶ回れるようになったね。」
最後に追走してくれたNさんの言葉は、評価と言うよりいたわりだったような気もしてしまうのでした。

でも、贔屓目ではなく、特練効果も出てきているように思うのです。
ずーっと以前、小島イントラさんが(あ、名前出しちゃった)
「いずれ走りが変わる時がきます。その時は、最初、失速して転倒したり、うまくいかなくなったりするけれど、それから変わっていきます。」
と言ってくれたことがあったのですが、今がその時かもしれないと思いたいです。

・・・って、まともに転倒できてないじゃん!!
やっぱり「道は究め難く、腕は疲れ果つ(ミュージカル「ラ・マンチャの男」より「見果てぬ夢」の一節)」のでしょうか。

砧レディースバイク・オートバイ教室(新しい朝)

2ヶ月以上ぶりの参加です。
感想は、ずばり、新しい始まりの練習でした。

指導員さんの指摘やアドバイスが、すごくよく理解できるし、カラダ動くし、自分じゃないみたい。

指導員さんから見ても、指導を理解・実践できるレベルになってきたのか、以前よりもたくさん声をかけてもらえたような…

いえいえ、それはないでしょう。
私のライディング記憶力が、多少よくなって、話をきちんと覚えられるようになった…かもしれない…だと思いたい…だったらいいんだけど。

以下、覚書です。
一本橋
指導員さん「完全にシートに座らず、少し浮かす感じで、ステップ荷重を使うようにしましょう。ハンドルは、上から覆いかぶさるのではなく、前に押し出すように。」
つるばら「目標1分!ですねっ!!」
指導員さん「1分?いけるいける!」

千鳥
指導員さん「この設定じゃつまんないよね?うすーく線が見えるでしょ?この線使ってやってみよう!」
指導員さん「前走ってるあの子だよ!あの子の後ついて走って、ライン盗むくらいの気持ちがなきゃ!」

直線パイロンスラローム
指導員さん「肩が上がっているので、もっと脇をしめて、でも締めすぎないで。」

定常円8の字
指導員さん「アクセルを戻すとATは冷える(回転数が下がる)から、戻して開ける、はダメ。回転数下げないで。」

なお、最後のコーススラロームは、頑張ってみたのですが、やっぱりちっとも速くなかったのでした。
まずはライン取りをがんばろう・・・

第41回二輪車安全運転全国大会・2日目

熱い暑い2日間の大会が終わりました。

チーム神奈川は辛くも団体18位。
全国は厳しい。
日本は広い。
正直な感想です。

さて、私自身としては、忸怩たる思いで始まった全国大会でしたが、終わり方は、意外にさわやかでした。

少なくとも、全国のレベルに触れることができてよかった、と思います。

個人別の成績でいうと、
「練習では常に減点0、全国大会ではさすがに緊張してトータルで20点程度のミスはしてしまった」
くらいの実力でなければ、上位入賞はありえません。
チーム神奈川では、県大会で1000点満点(減点全くゼロ)だったBクラスのNEONさんが、9位に食い込んだのが一番上位の成績でした。
(因みに、大会を一番楽しんでいたのもNEONさんだったように思います)

全国大会では、当然ながら、「決定的なミス」は許されません。
何かひとつでも最大減点40を出した時点で、上位争いから脱落することになります。
更に、5点10点といったミスを積み重ねてしまうと、じわりじわりと上位から遠のきます。
練習の時点で、いつも何かしらちっぽけなミスはある、という状態では、はっきり言ってお話にならないのですね。
自分の練習のレベルの低さ、認識の甘さを痛感してしまいました。
悔しいけれど、チーム神奈川の特定のクラスで(笑)、正選手の選出に長い長い議論があったという、その理由がよくわかってしまいました。

同時に、目指したいものがはっきり見えた気がします。
私がやるべきことは、確かに安全運転の実行なのですが、全国大会では、単なる安全運転を超えた、ライダーとしての実力が必要です。
私は、全国大会で通用する技術と精神を身に付けたい・・・そう思いました。

何だか、安全運転というより、武道とかスポーツみたい。
でも、この大会に出るためには、いつも安全運転をして、違反点数を溜め込んだりしていないことが条件になりますから、やっぱり「安全運転大会」でいいのか(爆)
考えてみると、うまいシステムですね。

さあ、また練習の日々を始めましょう。

第41回二輪車安全運転全国大会・1日目

準サポーターのような立場で、カメラ担いで汗流してました。

アンデルセンの童話だと、人魚の姫は、王子を短剣で刺してその血を足に浴びれば、人魚に戻れると言われても、その方向をとらず、海の泡となる道を選びます。
そして風になったのですよね。

私も鈴鹿の日差しで、好むと好まざるに関わらす、汗の泡になってしまいそうです。
愛と勇気で、人魚の姫のように、風になれるといいのですが。