とりあえず生存報告

特練を辞退してから10日が過ぎました。
おかげさまで、夫は順調に回復しつつあり、2,3歩なら杖を使って歩けるようになってきました。

私はと言えば、体力的にだいぶ楽になり、それに伴って、気持ちも少しずつ、浮上してきたか?というところ。
そりゃそうだ、特連にいた頃は、毎日7:30から17:30まで本職、その後は病院で夫の身の回りの世話、帰宅したら洗濯を筆頭に手抜きとはいえ一通りの家事、夕食と翌日のお弁当の準備、食後は入浴を挟んで呼吸法と弛緩法のトレーニング、技能課題の図上演習、法規のおさらい、最後に日記書いてやっと就寝、という体力の限界に挑戦?してたのですから。

こんなコトしてたら、体力も続かないよな~、と気づくのが遅過ぎます。
もっと考えて、セルフコントロールする必要があったのに。
まあ、大変な事態になる前に、気づくことができたのはラッキー!かもしれません。

写真は、何となく今も消すことができない、最後の図上演習の跡。
消してしまったら、新しい、真っ白なスペースができることはわかっているのですが、今はまだ消せません。なお、実はこの中に、ワタシの敗因が見て取れます。

因みに、すみっこに固まってる丸いモノたちは、投げ込み広告のマグネット(パイ*おじさんとか)をパンチ穴あけで抜いて作った磁石です。
パイロンに見たてて使います。
特練仲間のアイディアですが、かなり便利です。

再び付添生活!

夫が月曜日から入院してます。
視神経脊髄炎再発、です。

幸い、今回も視力は無事です。
ただ、前回は右足だけだった麻痺状態が、今回は両足に出てしまいました。
まあ、本人が言うには、前回の右足よりはマシ、だそうです。

診断は入院3か月、立てるところまで回復したら、リハビリ病院に転院するとのこと。
前回と違って、リハビリ中心の治療になるようです。

というわけで、定時まで会社、その後病院で夫の身の回りの世話、のハードワークデイズがスタートしました。
二回めだし、夫本人が楽観的なので、まあ大丈夫かな、と思っています。

それにしても、体力的にはキツイ!
夫の励ましが心の支えです。

って、立場逆か!?

春の弥生のこの良き日♪

夫、退院です。
予定よりも2週間ほど早くなりました。
これもひとえに、医療スタッフのみなさまと、本人の努力の賜物ですね。

この病気(視神経脊髄炎)としては、2ヶ月半で退院というのは、脅威のスピードらしいです。
もともと30代女性に多い病気で、40オトコの発症は10年に一人という話なので、発病したところで大事にはならない、ということなのかと思ったら、そうでもないようです。
むしろ、ある程度体格があって、血液量とか筋肉量が多いおかげで、集中的な治療やリハビリが可能だったという点がよかったのかもしれません。
まあ、私は医療関係者ではないので、何を書いても推測です、念のため

退院した夫が一番に行きたがったのは、なんとファミレスのフォルクス(爆)
思いっきり肉が食べたい、サラダバー食べたい、ということだったので、私の運転するパジェロミ二で行きました。
夫の旺盛な食欲、よりも、サラダバーにしっかり自分で歩いて行ける姿に、ちょっと感動してしまったのでした。

さよならリハビリシューズ

明日はいよいよ、夫が退院します。
病態(病巣?)自体はまだ回復の途中なのですが、とりあえず杖を使えばほぼ普通に歩けるようになったのです。
ご心配くださったみなさん、本当にありがとうございました。
明日から出勤前の2週間、自宅で療養しながら、歩行訓練をして過ごす予定です。

さて、病院内では軽くて柔らかい靴がいいということで、夫は病院内では、小学生の上履きというかバレエシューズというか、そういうものを履いていました。
・・・27cmの巨大な物は、川崎駅チカのホームセンター・ユニディで売ってます(爆)。

夫の病院内でのリハビリは、今日が最終日だったのですが、そのリハビリ靴、最後の訓練中に、甲の部分のゴム製ストラップが、ぷつり、と切れたそうです。
夫とリハビリの先生は、しばらく感動していたとのこと。
私もその話を聞いて、ああ、ひとつおわるんだな、としみじみした気分になりました。

明日は退院のお迎えドライバーやります。
いいお天気になりますように。

送迎ドライバー、デビュー

※特定の疾患について、個人的な治療体験に関する記述を含みますが、あくまで個人的な体験であることをご承知置きください。

今日は年次有給休暇を取って、夫の外出に付添いました。
そう、とうとう実戦?デビューとなったのです。
午前中に病院を出発して、昼食のファミレス、国道沿いの電機量販店、商店街の中のヘアサロン、駅前のインド料理店を巡る、ほぼ1日のの行程でした。

私の運転に、夫は時折小言を漏らしていましたが、特にトラブルもなく走ることができました。
・・・、まあ、それが当たり前なんですけどね。
白状すると、実は、お約束の「左折待ち中に自転車が突っ込んでくる」危険も体感してます。
四輪も、「車道の橋から50cm」にキープレフトできるようになるには、まだ練習が必要か

「慣れてきたら、第1通行帯を通るようにしたらええ。操作の範囲が広がるから、判断に余裕が出てくる。」
免許マニア?で、大型2種免許持ちの夫のアドバイスでした。

さて、夫の病状ですが、どうやら杖で歩けるようになり、来週末に退院することになりました。
難病である視神経脊髄炎・・・
一時は寝たきりで、排泄も自力でできなかったのに、2か月半で脅威のV字回復・・・何で?

「病気について、よーく調べたんや。正しい治療法や間違った治療法、リハビリについても。そして実践したんや。」
偉そうに夫が言います。

投薬や透析については、正しい治療法であること理解した上できちんと受けていました。
神経内科の専門医(この病気の専門)と腎臓透析の専門医(血液のエキスパート)がチームを組んで治療に当たってくれたことがよかったようです。

本人の努力で、キモだったのはリハビリらしく、理学療法士による1日1時間の訓練だけでは足りないと自分で判断し、看護士や担当医に許可をとって、ひとり訓練していました。
万歩計やらストップウォッチやら、道具も揃えて1日4時間です。
「アスリートのリハビリは、1日6時間だそうだから。」

そして、このリハビリを支えた、夫の理論的裏付けはなんと「ニューラルネットワーク理論」!!
夫は新入社員の頃、業務でこのニューロ(神経って意味ですね、そう言えば)を担当していました。
「脳細胞が5個しかないヤツにものを教えるんやで。」
と言っていたのをよく覚えています。
この理論によると、神経細胞がものを覚えるまで、10回かかるのか2回で済むのかはわからないけど、覚えるまでやり、忘れたらまた覚えさせる、のだそうです。
要はやっぱり、繰り返しなんですね。

「オレの神経細胞は5個よりは多い。じゃ無くて、MRIの画像見たら、病巣の大きさから言って、5個以上はちゃんと生きている程度だったんや。」
自慢げに夫はいいます。
ま、症状が視力に影響を及ぼす前に、正しい治療を受けることができたのが実は一番大きい、と私は思いますが。

ともあれ、夫は回復、私は四輪を運転できるようになり(つつあり)、なかなか素敵な春が来そうです。
ご心配くださったみなさま、ありがとうございます!

夫並びにネコの容態

視神経脊髄炎という、正直なんかよくわからない難病と闘っている夫ですが、周囲の期待?に反して、脅威の回復力を見せています。

ほんのひと月前は、排泄も全然できず、血漿交換の透析とステロイド漬け、寝たきりで車椅子にも乗れない、という悲惨な状況でした。
でも、今は透析もせず、トイレもシャワーも車椅子に乗って自力で行き、立って歩くためのリハビリと筋トレで毎日いい汗かいてます!状態です。

人間って、強いものなんですね。

一方、ネコの方は、まだ熱が上がったり下がったり。
時々、思い出したように少し餌を食べる状態だと、獣医さんから電話がありました。
夫と離れて、寂しくて体調を崩しているのではないかという気がしてなりません。

因みに私の方は、なんやかんやのストレスで、会議に参加すると吠えまくるという、はた迷惑な状態だったりして(爆)

オバマ大統領夫人!?

平日は毎日、夫の入院している病院に寄ってから帰宅します。
着替えやタオル、マグカップなんかを交換し、ペットボトルの水とか無糖ブラックコーヒーとか補充して、身体拭いて着替えさせて、あとはおしゃべり。

で、今、夫の最大の?関心事は、ワタシのヘアスタイル
もっとレトロシックにしたら?とのコメントです。
「コスチュームドラマの『ダウントン・アビー』みたいなのがええ。今はオバマ大統領夫人やな。」

何っ!?

「褒めたつもりやけど?」

褒められた気がしないのはナゼでしょう?
カッコいい女性なのに・・・?

リアルつるばらをご覧になったことがない方、私は普通に平べったい顔族です(爆)

付添い新年

新年です!
夫がまだ入院中なので、付添いで迎える2012年となりました。
ま、生きててよかった、ってトコです。
年賀状をくださった皆様、寒中見舞いをお送りさせていただこうと思っていますので、欠礼をお許しいただければ幸甚です。

さて、夫の病状は・・・はっきり言って、よくわかりません。
視神経の外装(網代ではない・・・って、誰にもわかんないギャグですね。某A省工作基準を参照してください!?)が損傷しているのに視力に全く異常なし、という、一般人の理解を越えた状態です。
とりあえず?、運動神経がマヒした右足を動くようにするのが最大の課題となっています。

となると、リハビリも大切ですが、やはり外装を修復しなければならない、ということでしょう。

神経を修復するのに有効なサプリとかってあるのかな??

そういえば、キャットフードのカタログに、幼猫の学習能力や脳の発育にはDHAを含んだ餌がよい、と書いてあった気がします。
DHA、子猫の学習能力や脳の発達に役立つなら、神経の回復にも効果があるんじゃないか!?
んじゃ、青魚をたくさん食べればいいんじゃない?
夫に提案してみましたが、思いっきり半信半疑でした。
いや、「半信」の時点で、我が家の家風を感じてしまいましたが。
(因みに、子猫の学習能力って、要は砂箱を覚える要領のことなんでしょうか?)

そんなこんなのお正月ですが、付添いとはいえ、ヒマな時間もあるので、「洋上風力発電」という本を会社から借りてきて読んでます。
じっくり時間をかけて本を読む幸せ・・・これでいいのか付添人!?