※特定の疾患について、個人的な治療体験に関する記述を含みますが、あくまで個人的な体験であることをご承知置きください。
今日は年次有給休暇を取って、夫の外出に付添いました。
そう、とうとう実戦?デビューとなったのです。
午前中に病院を出発して、昼食のファミレス、国道沿いの電機量販店、商店街の中のヘアサロン、駅前のインド料理店を巡る、ほぼ1日のの行程でした。
私の運転に、夫は時折小言を漏らしていましたが、特にトラブルもなく走ることができました。
・・・、まあ、それが当たり前なんですけどね。
白状すると、実は、お約束の「左折待ち中に自転車が突っ込んでくる」危険も体感してます。
四輪も、「車道の橋から50cm」にキープレフトできるようになるには、まだ練習が必要か
「慣れてきたら、第1通行帯を通るようにしたらええ。操作の範囲が広がるから、判断に余裕が出てくる。」
免許マニア?で、大型2種免許持ちの夫のアドバイスでした。
さて、夫の病状ですが、どうやら杖で歩けるようになり、来週末に退院することになりました。
難病である視神経脊髄炎・・・
一時は寝たきりで、排泄も自力でできなかったのに、2か月半で脅威のV字回復・・・何で?
「病気について、よーく調べたんや。正しい治療法や間違った治療法、リハビリについても。そして実践したんや。」
偉そうに夫が言います。
投薬や透析については、正しい治療法であること理解した上できちんと受けていました。
神経内科の専門医(この病気の専門)と腎臓透析の専門医(血液のエキスパート)がチームを組んで治療に当たってくれたことがよかったようです。
本人の努力で、キモだったのはリハビリらしく、理学療法士による1日1時間の訓練だけでは足りないと自分で判断し、看護士や担当医に許可をとって、ひとり訓練していました。
万歩計やらストップウォッチやら、道具も揃えて1日4時間です。
「アスリートのリハビリは、1日6時間だそうだから。」
そして、このリハビリを支えた、夫の理論的裏付けはなんと「ニューラルネットワーク理論」!!
夫は新入社員の頃、業務でこのニューロ(神経って意味ですね、そう言えば)を担当していました。
「脳細胞が5個しかないヤツにものを教えるんやで。」
と言っていたのをよく覚えています。
この理論によると、神経細胞がものを覚えるまで、10回かかるのか2回で済むのかはわからないけど、覚えるまでやり、忘れたらまた覚えさせる、のだそうです。
要はやっぱり、繰り返しなんですね。
「オレの神経細胞は5個よりは多い。じゃ無くて、MRIの画像見たら、病巣の大きさから言って、5個以上はちゃんと生きている程度だったんや。」
自慢げに夫はいいます。
ま、症状が視力に影響を及ぼす前に、正しい治療を受けることができたのが実は一番大きい、と私は思いますが。
ともあれ、夫は回復、私は四輪を運転できるようになり(つつあり)、なかなか素敵な春が来そうです。
ご心配くださったみなさま、ありがとうございます!