HMS中級(地面が近い!)

特練期間中は原付以外の練習をするべきではない、という考え方もあるようですが、私の問題点は車種に関係ないとの認識の下、堂々参加してきました。

取り組むべきテーマは、当然、フォームです。
特に、腕・・・無駄な力が入らず、ハンドルと同調して、無理なく動くように。
そしてリアタイヤに、十分な荷重をかけること。
注意したい部分以外でなるべく神経を使わずに済むよう、車種はCB400レボ、ギアは指定がない限り2速でいくことにしました。

今日の中級、コース設定は比較的難易度が低く、その代わり、ひとつひとつの距離が長くなってました。
長距離(長時間)に渡って、安定的に正しく走行する練習ということでしょうか。

さて、イントラさんからの説明では、リアに荷重をかけるためには、後ろ気味に着座するのではなく、通常の着座位置で、自分から後ろに荷重をかけていく、という乗り方になるそうです。
後ろ気味に座って腕を不自然に突っ張るのではなく、基本の着座位置でおなかを引く、という感じでしょうか?

CB400で、腕は伸びますね。
でもこれは、単にCB400の方が原付スクーターより車体が大きいため、私の体格では手を伸ばさなければハンドルに届かない、というだけのこと(苦笑)。

実際にオフセットスラロームを繰り返していると、右ターンでは腕を伸ばせている実感を得られたのですが、左は今ひとつです。
どうも脇をしめてしまうというか、思い切って肩をひけていません。
そのことをMイントラさんに聞いてみると、できれば左だけを集中して練習できるといいのですが・・・(HMSの練習では左右満遍なく練習します)とのことでした。

ところで、Mイントラさんから見た私の問題点として、ハンドルは切れているけれど、バイクがほとんど傾いていない、というのがありました。
それで、タンデムしてオフセットパイロンスラロームをやってもらったのですが、感じたことは

「動きがでかい!」
「地面が顔に近い!!」

でした。
特に顔、なるべくイントラさんと近い位置に持っていってみたら、ほっぺた摺りそうなくらい(それは大袈裟?)、低いところまで行くんですね。

無理矢理話を着地させると、十分に腕を伸ばして、バイクの傾きに合わせると、顔はここまで来るはず・・・

勉強になりました。

特練ですよ!(第5回 もはや避けては通れない)

今年の特練初の晴天となった今日、私は逃げも隠れもできない所に来ていました。

それは、スラローム系課題の習得・・・!

今年は、課題ひとつひとつを丹念に練習していこうと思い、前回まで低速バランス系の課題を、1回にひとつ、重点的にやってきました。
最初はレムニー、次は千鳥、そして一本橋・・・毎回、自分なりに、得られたものがありました。

そしてとうとう、最後まで引き延ばしていた、スラローム系の課題に取り組まなければ行けない時期にきてしまったのです。

スラ系、ダメダメです。
タイムは出ないし、コケるしこするし、何よりフォームができていないのです。

でも、もはや避けては通れません。

がんばってみました。

でも、すぐにはうまくいかないようです。

指導員さんによると、走行中の姿勢が前屈みになっていて、肘を曲げてしまっているため、ハンドルの動きを殺していること、肩がハンドルと平行に行く先を向かないのでさらに動きを妨げていること、そして要するに、このままでは先がないとのことでした。

肘を伸ばし、リアに荷重をかける練習をします。
ステップを踏ん張ることですか?と聞いてみると、そうではない、とのこと。
少し後ろ気味に着座位置をずらしてみると、座る位置じゃない!と即座に指導が入りました。

「脊椎パッドの上に座る感じ。何度も言われてると思うけど、へそを引いて、あごを出さない。」

一瞬できても、それが維持できていない!と厳しいコメントが飛びます。

「一瞬ちゃんと伸びてても、すぐに楽しようとして姿勢が崩れる。どうしてやらないんだ?」

やらないんじゃなくてできないんですが、そのことを伝える術は私にはありません。

昨年の特練で、やはり同じことをこの指導員さんに指摘され、そんなにできないのは、体幹が弱いとか何かあるのか?と聞かれたことを思い出し、おそるおそる質問してみます。

「どこか弱い所とか、そういうことがあるんでしょうか?」
「他の人はみんなできているでしょう。そんなのあるわけない。やらないだけだ。」

もう、どう聞いていいかもわからず、困惑してしまいました。
やはり、前回気づいた通り、「できた時」と「できない時」の感じ方の差がフィードバックできないのがまずいのでしょうか?

「他の人は、ちゃんと練習しているからできるんだよ。練習しなきゃ。」

・・・感覚じゃなくて、メカニカルトレーニングの問題なのか・・・?

感覚、というか感じ方について、その時思ったことは、背筋の負担がかなりある、ということでした。
正直、キツいな、と思うくらい、背筋使いますね。
では、ニーグリップに集中すると、肩の力が抜けるように、背筋に集中すると、肘も伸びるようになるでしょうか?

いずれにせよ、避けては通れない所まで来たんですね。
人はこれを「折り返し点」と呼ぶのかもしれません。

至らぬ者が力を合わせて

仕事してます。
至らぬ者どうしなので、なかなかゴールにたどり着きません。

でも、全然イライラしません。
しょーがないなあ、と笑いながらやってます。

結構楽しいです。

もう少しだから、みんながんばれ~

特練ですよ!(第4回 雨の中のチャレンジャー)

今年は特練にとって、雨の当たり年なのか、今回も終日、全身濡れながらの訓練となりました。
もしかしたら、全国大会当日は雨なのかも・・・という気がしてきます。

さて、訓練では、毎回、朝1番の実力チェック、ということで、各技能課題をひととおり実行し、指導員さんに採点してもらいます。
この成績の積み重ねが、全国大会に出場する船主じゃなくて選手を決定する最大の要素となる・・・んでしょうね。

現状、ワタクシはクラスで順位が最下位、報道上は選手になることはありえません(3位までの入賞者から選ばれる、とプレスリリースされています)。
そうなるとどうなるかというと、捨て身の勝負が可能になるわけです。
つまり、守りに入らず、攻めの姿勢で課題に臨んでます。
その結果は・・・まあいいじゃないですか(笑)。
今のところ、「減点0」か「減点40(=最大減点)」という、極端路線まっしぐらです。
チャレンジャーです(爆)。

ところで、マーケティングの理論においては、チャレンジャー企業がリーダー企業に対抗する一番の手段は「同質化できない差別化」だそうです。
と、知識はあるものの、それが技能走行や法規履行走行において、具体的にどういう状態をさすのか、ちょっと想像できません。
今の私にできるのは、自分の基礎力を徹底して鍛えなおすことによって、自己の成長と組織(特練チーム)の成長を同一の方向に結びつけることだけかもしれません。

指導員さんの指摘によると、私の最大の弱点は、自己分析の結果をF/Bするために必要な、感覚の差異を捉える力の欠如、のようです。
・・・要はニブいってことですが。

でも、この指摘はとてもよくわかります。
私が努力しても少しも結果に結びつかず、指導してくれる人に、やる気がないとまで思わせてしまう原因が、ズバリ言い当てられていると思います。

とはいえ、この、「感覚を研ぎ澄ます」という訓練は、本人の感受性とか肉体的な反応とかとモロに関係してくるものです。
それを今からやろうというのだから、それこそチャレンジャーですね(泣笑)。

答えはすべて自分の中に

先週、誕生日だったので、大好きな1冊の本を読み耽る時間を自分にプレゼントしました。
大好きな1冊は、もちろん「星の巡礼」(パウロ・コエーリョ)です。

私はキリスト教徒ではないし、神秘的なものに惹かれる傾向もないのですが、この小説から得たもの、読み返すたびに得るものはとても多いのです。

今回、強く共感したのは、「答えは自分の中にある」という、エピソードです。
不安にかられた時、心配事が頭を離れない時、どうしてそう思うのか、自分に問いかけてみること。
すると、そう思う原因になっている自分の言動を思い出す、というか、知ることができます。
やってみたら、納得がいくのですよね。
ああ、自分がこんな行動を取ってきたから、今、こういう思いをするような状況になったんだ、と。

静かに自分に問いかける時、自責の念はありません。
「自分をいじめてはいけない」ということも、「星の巡礼」で、ペトラスがパウロに何度も教えてますね・・・

ただ、問いかけて、答えを探します。
そして、納得したら、次に進む・・・過去は変えられないから、これから行動するしかありません。

あたりまえや!!
と言う方も多いでしょうが、私が誕生日をきっかけに、大好きな本を読み返して、思い出した大切なことでした。

マッチョテイスト

先週の転倒キズもほぼ癒えたので、今日から筋トレを再開しようかと思います。

まあ、筋トレといっても、LB誌に出ていた、ごくベーシックな、腹筋・背筋・腕立て伏せだけですが。

さて、今さらなんで筋トレなどやってるかというと、実は以前書いた、「見てはいけないものを見てしまった」話にさかのぼります。
あの講習会で見てしまったもの、それは…




(やっぱり書けませんので省略)
そう思ってドキドキクラクラしたのですが、同時に、自分ももっときたえなくちゃいけないな、と痛感したわけです。

特に私は、ダイナミックなライディングフォームができていないので、その礎?となる腹筋や背筋を鍛える必要があります。

さあ、今夜は約10日ぶりに、100均ショップで買ったゴザ(ヨガマットの代用)敷いてがんばろっと。

特練ですよ!(第3回 燃えよドラゴン)

昨日のグッッドライダーの興奮も冷めやらぬ中、二俣川で熱く練習してきました。

今年の特練、前半1ヶ月は、少なくとも午前中はいろいろな課題を細切れに練習せず、その日の重点項目を決めて集中することにしています。
本日、集中して取り組んだのは千鳥でした。

この練習で、今まで誤解していた点を二つほど理解できました。
ひとつめ。
最初の入り口では、すぐにフルロックにするのではなく、エリアの奥まで使っていい。
ふたつめ。
間隔が広い所ではバイクを立て、狭くなったらバンクさせるのではなく、バイクを立ててアクセル一定、ブレーキ一定通過すること。

千鳥の練習をしているうちに、前回一本橋でアドバイスされた「優しいRブレーキ」がわかったような気がして、午後は一本橋に行ってみました。

・・・できない・・・

わかったと思ったのに、できない。
なんでだろう?いつも・・・?

この謎?を、指導員さんがズバリ解いてくれました。
「分析はよくやっているんだけど、そのフィードバックができていないんです。どう感じたのか、どこが違うのか。身体にフィードバックできてない。PDCAがそこで止まってるんです。感じ取ってください。」

目からウロコ、でした。

確かに、私は分析はしてきたけれど、できた時、できなかった時に、ハンドルやシートから伝わってくる感覚と結びつけることができていなかったのです。

「感じろ」
ブルース・リーの名台詞を思い出しました。
もちろん私は、ブルース・リーの域になど達しようもないのですが。

これからでも、感覚を研ぎすましたいと思います。
バイクの神様、今からでは遅すぎる、なんて言わないでください。

おまけ
コンビネーションスラロームで、
「男性白バイ隊員みたいに、ガッツンガッツンしないで、ひらりひらり、という感じで」
とアドバイスされました。
使用場面が適切でないにしろ、多少なりとも憧れの対象のまねっこができるようになってきたのでしょうか?

グッドライダーMTG@二俣川(今あきらめてはいけない)

最近、比較的気分が前向きだったので、かなり楽しい気分で行ってきました、二俣川。
そして落ち込んで帰ってきました・・・
他人と比べても仕方ないのですが、やっぱり比べてしまうのですよね、自分の出来が悪いので。

グッドライダーMTGはビギナー(初級)とベーシック(上級)の2班に分かれます。
ベーシックの方は、比較的講習会経験のある方が参加するので、結構レベルが高かったりします。
そんな周囲の皆さんの走行を見て、自分のフォームは、誰もが指摘するように、「できてない」と思いました。
特に顕著なのは、コンビネーションスラロームでした。

直線パイロンの部分を抜けて、オフセットの部分に入った時、私以外のみなさんは、ひらりひらりと、直線部分でバイクを翻して、颯爽と走って行きます。
その切り返しが、私一人だけできないのです。
そこができないとわかるのに、やってもやっても治らないのです。
泣きたくなりました。

帰宅後、どうしてそういうことになっちゃうんだろう、と考えて、思い出したのは、夫から聞いた「メカニカルトレーニング」の話でした。

夫はギターを弾くので、楽器演奏の趣味を持つ方と関わることが多いのですが、大人(というかある程度年配)になってから楽器を始めた人には、メカニカルトレーニングが不足しているケースがよく見受けられる、というのです。
つまり、単調な繰り返しの練習を飛ばして、いきなり人前で演奏できるレベルを夢見るけれど、当然それは不可能です。
そして結果的に、コンサートやりましょう、と誘っても、絶対に参加しない・・・笑われるのがコワいから。
きちんとメカニカルトレーニングを行う時期を経ていれば、多少時間はかかっても、人前で演奏できるレベルになるのに。

そんな話でした。

しかるに、私に欠けているのは、この、メカニカルトレーニングなんじゃないんでしょうか?
確かに、バイクに乗り始めたのは、20年以上前ですが、ツーリングがメインで、講習会なんて、存在も知りませんでした。

楽器の演奏で言うと、10年後どうなっていたいかを想定して、その姿に向かって練習すると成功することが多いそうです。
・・・じゃ私は、今から10年先を目指して練習しなければならない!?

気の長い話に、頭がくらくらしてきました。
が、今あきらめてはいけません。
夫の話には、教訓があって、それは
「たいていの人は、上達する前に腐ってしまう」
というものでした。

ここまでがんばってきたのに、今、腐るのもどうかと思います。
さっさと立ち直って、明日の特練がんばろう・・・