よく考えてみると、HMS中級、久々の参加でした。
担当は「御大」Tさんと、9月にも教わったIさんのお二人です。
マシンは何をやるにも恐怖を感じなくてすむCB400にしました。
前回参加した時のキーワードは「ブレーキ」でしたが、今回もキモとなったのはブレーキでした。
教訓「ブレーキを制する者が速度を制する」
(いきなり結論ジャンプっ!?)
午前中、市街地のコースのうち半分と、広いコース(新コース・・・いつまで「新」なのでしょうか?)で長い直線とUターンを含むコースを使い、ブレーキングの練習をしました。
大きく加速してしっかりブレーキ、ということですが、ブレーキ、できていないですね、ワタシ(だから、アクセルも開けられない、というわけです)。
警察系の講習会にファントムで参加した際も、もっと掛けられる、とほぼいつも言われるのですが、今回のIさんの指導は具体的でした。
「フルブレーキが100だとすると、60くらいしか使えてません。」
そうか、それくらい使えてないか~。
「少しずつ、61、62、63・・・という具合に、強く掛けるようにしてみてください。イキナリは無理です。」
少しずつ強く・・・単純だけど、堅実な練習ですね。
さて午後。
まずはバリアブルコースで、午前中に習得したブレーキテク(笑)を使い、もう少し細かい切り返しを鋭く走る、という練習です。
加速できる直線部分が短いので、短時間でアクセルを開けなければ、とがんばってみましたが、これはよくありませんでした。
「アクセルはもっと丁寧に。遊びを取って、ワイヤーを張ってから滑らかに開けます。すばやい中にも丁寧な操作をしてください。」
急いで開けようという努力だけではダメでした。
1日の仕上げはオフセットスラロームでした。
ゆるい配置に始まり、折り返しをはさんで徐々にきつくなる、お約束?の設定です。
私はCB400で練習する時は、指示がない限りローギアしか使わないのですが、ここで意外な弱点が発覚しました。
「無意識のうちに、エンブレに頼っている」
御大の指摘は、(以前もそうだったけど)バンク角が足りない、もっとバイクを寝かせるように、というものでした。
で、そのバンク角を付ける練習として、二速にして速度を上げ、バイクを寝かさざるを得ない状況に持っていくよう言われたのです。
二速にするその理由こそが、エンブレを効かせないため、でした。
やってみると、少しは(バンク角が)つきましたね、と言われました。
が、
「でも、そんなに遅い速度なら、ブレーキ要りません」
・・・バンク角だけでなく、強烈なオマケもついてきました。
ともあれ、
もっと速く走るためには、アクセルを短い区間でも貪欲にあけること。
そのためには、ブレーキをもっと強く使えるようにならなければならないこと。
身にしみてわかったなあ、という1日でした。
ブレーキを制して、アクセルを十分に開けられるようになろう・・・。