気分的には終活でした

夫は遅い夏休み中です(TV局のアナウンサーみたいですが)。
私も一日、有給を取り、夫に付き合ってもらって、とあるバイクショップに行きました。
スカーバーとファントムを手放し、我が家のバイク状況?をシュリンクするためです。

自分でも厚かましいなあと思うのですが、CBR650Fに乗り始めて、だんだん慣れてきて、そして・・・
スカーバーを卒業できる、最近、そう感じていたのです。
CBR650Fのレバーは軽くて扱いやすいし、何より4気筒は安心感があって、スカーバーに頼らずとも、だいたいのことはできるようになる、という気がしています。

ファントムについても、もう、いいかな、というのが正直な思いです。
初めて本気で鈴鹿を目指そうと思った時からずっと一緒だったファントム。
でも、私自身の「時代」を今、変えたい、と思いました。
懐かしさとか、思い出とか、そういうものにしがみつかずに、先に進んでみたいのです。

「社員をリストラしようとしてる社長みたいなカオしとるで。」
計画を話すと、夫が割とマジな表情でそう言いました(実際にそういう社長を見たことがあるのでしょうか?)。
「スカーバーに、もう用は無い、いうことやな。」
身もフタもない言われようですが、意味的には反論できません。

自宅マンションから借りているガレージまで、足は欲しいので、この2台に替えて、スクーターを1台、購入しようと思いました。
インドネシアホンダのPCX150ハイブリッドか、国内ホンダのPCX125ハイブリッドどちらか。
とりあえず、インドネシアの方の見積もりをもらいましたが・・・高い。
そして、スカーバーとファントム、抱き合わせで下取りは50,000円って・・・悲しい。
保険や維持費のことを考えると、125の方が現実的かも、と思い、まずは見積もりだろう、とホンダドリームに行ってみたのですが・・・

すみません、即決してしまいました。
こちらの下取り、スカーバーが50,000円、ファントムが(値段がつかないということで)100円でした。
別に100円に心が動いたワケではありませんが。

今、心理的には怒涛の一日を終えて、これまで感じたことのない空虚感に浸っております。
終活ってこんな感じ?

最後に、かわいそうなファントム君の遺影を。


あ、新しいスクータは今月中に納車の予定です。

実録!CBR650F購入回顧録(その1 出会いは消去法)

「死ぬ前にぜひ、ホンダの4気筒に乗りたい」
いつの頃からか、私はそんな思いに取り付かれていました。
今やバイクなんて、2気筒もあれば十分でしょ!?
というご意見には心から同意しますが、それでも私は乗りたい!ホンダの4気筒・・・
何と言うか、私の中で、それは「正統派 ニッポンのバイク」に思えて仕方なかったのです。

本命はもちろん、CBR954RRですが、それはとりあえず置いといて、今、私に乗れそうな現行機種は何だろうか?
CB1300?・・・ひとりで転覆?した場合、手の打ちようがありません。
CB1100?・・・この、「今さら感」はなんなんだろう?
CB400?・・・排気量の割に高価な気が・・・

そうやって考えてみると、残っているのは650です。
すると、HMSで練習可能なCB650?
何かちょっと、ピンと来ない、というか、BMW F650CSと用途というかテイストが同じじゃないか、それ?
すると残るのは、CBR650F、か。

ちょうどドカの1098Sを手放して少し経った頃で、SSへの未練が沸々と湧いてきた時期でした。
ん~、程度の良い中古があればそれにしようかな・・・
ネットで軽く検索してみると、状態の良い中古、いくつか見つかりました。

このような、消去法というかなり情けない選択方法でしたが、私はCBR650Fに狙いを定めることにしました。
そういえば昔、CBR600Fという、ちょっとかわいげのあるバイクもあったなあ。
意外といいかもしれない。
BMWがあるから、何が何でもすぐ買いたい、ってワケでもないし。
のんびり探せばいいでしょう

というわけで、私の「最後から数えてたぶん2番目くらいのバイク探し」が始まったのでした。