雨で砧レディースが中止になったので、今日は読書ネタです。
今日読み終わったのは、今話題の哲学書・・・なるほど、読みやすくてわかりやすいです。
ごく乱暴にまとめちゃうと、「ソフィーの世界」や「シュレディンガーの哲学する猫」に近いかな?
「ソフィー」や「シュレ猫」同様、読み手を引きつけるエピソードで、「正義」について古今の思想を解説していくのですが、前者2作品が、ソフィーやシュレ猫の冒険物語?となっているのに対し、サンデルさんは近年の政治や社会的事件を取り上げています。
アプローチがビジネス書に近い感じです(ドラッカーとか)。
また、最終的には、著者の考える正義がきちんと提示されます。
因みに、私が個人的に感動したのは、南北戦争における、ロバート・E・リーのエピソードでした。
ちょっとだけ引用すると
「われわれが賞賛するのは、熟慮の上でみずからの位置を定める存在として、自分の生きる状況を理解し受け入れる気質である。(中略)人格者であるとは、みずからの(ときにはおたがい対立する)重荷を認識して生きるということなのだ」(マイケル・サンデル著、鬼澤忍訳「これからの正義の話をしよう」早川書房刊、2010年5月、pp.306-307)
体裁の割にとっつきやすい本なので、お勧めです。
