朝の通勤途中の出来事です。
駅に向かって歩いていると、数十m先の道の真ん中に、何か大きなものが転がっているのが目に入りました。
人が倒れてるみたいにも見えますが、その脇を通行人が通り過ぎて行くので、粗大ゴミか何かだろうな・・・
と思ったのも束の間、近づくにつれて、やっぱり人間だと判明しました。
こら、自転車の高校生、何事もなかったかのように通りすぎるな!
とりあえずかがんで、会社の安全教育で習った通り、大丈夫ですか、と声をかけてみました。
・・・返事がありません。
恐る恐る鼻先に手の甲を持っていくと、暖かい空気がかすかに漏れています。
・・・呼吸はあるようです。
ひき逃げか?と思いましたが、周囲は散らかっても汚れてもいなくて、本人の物らしきかばんが道端に置かれています。
・・・急病みたいです。
ケータイを取り出して、110番と119番、どちらに電話すべきか、一瞬迷いましたが、命にかかわることの方が先だろう、と119番に通報。
つるばら「○○中学校の横で、人が倒れているんです。来てください。」
救急「呼吸はありますか?」
つ「たぶんあると思います。鼻から暖かい空気が漏れてます。」
救「怪我はしていますか?」
つ「外傷はないようです。」
救「いくつぐらいの人に見えますか?」
つ「40代後半・・・?」
救「場所はどのあたりですか?○○中学は敷地が広いので・・・」
つ「えーと・・・△△マンションの側です。すぐ来てください。」
救「できるだけすぐに行きます。あなたのお名前は?」
名前を告げて電話を切り、倒れている人の横にひざをついて救急車を待ちます。
すると、その人はいびきをかき始めました。
「行き倒れかい?いびきかき始めたったてことは、脳梗塞じゃないのかい?」
通りがかりのおじいさんが声をかけてくれます。
「あ、その人、さっきそこの生垣に座ってた人よ。」
新聞配達の女性が自転車を止めます。
しばらくすると、救急車のサイレンが聞こえてきました。
が、マンションの反対側の通りに突き進んで行ってしまいました。
しまった、中学とマンションの間の道、って言うべきだったんだ。
「待ってて。」
通りがかったサラリーマン風の男性が、救急車を追いかけてくれました。
救急車がやっと到着しました。
やっと、と思ったのですが、時計を見ると、時間はわずか5分しか経っていませんでした。
ストレッチャーが降ろされ、救急隊の方が駆け寄ります。
すると、男の人がむっくりと起き上がりました。
救「大丈夫?道で倒れていたから、救急車呼ばれたんだよ。」
男「ん~」
救「飲んでたの?朝まで?」
男「うん」
救「今、帰り?」
男「そう。」
救「でも、倒れてたんだからね、血圧とか測るから、救急車に入って。」
酔っ払い、でしたか・・・
あっけにとられながら、倒れていた人のかばんを持ち上げ、靴だの服だのが残ってないのを確認してから救急隊の方に渡しました。
酒臭いとは思わなかったのですが、動転していて、わからなかったのかも。
なんとなくほっとしたような、がっくりきたような気分で、そのまま駅に向かいました。
私はいつも、始業の45分前に席に着くのですが、この出来事のおかげで、今日は30分前の着席となりました。
お酒はほどほどに、というのが今日の教訓だったのでしょうか?

救急車を呼ぶ練習になりましたね。
いつか自分の大切な人を救う必要ができたときに、少しだけ救命の確率が上がったかと。訓練が大切なのはライディングにも通じますよね。
つるばらさん、大変でしたね。
結果的に酔っ払いだったとしても、道の真ん中に人が倒れているなんて、尋常なことではないのですから、つるばらさんのとられた行動は適切だったと思います。
傷病者!?に対して意識が集中しがちですが、道路なので、ご自身の安全確保を忘れませんでしたか!?
その人は、そのまま放っておかれたら、車に轢かれていたかもしれませんし、見てみぬふりをしなかったつるばらさんは、立派だと思います。
なにはともあれ、お疲れ様でした。
ますこさん
実践編、というところでした。
辺りが血の海だったりしなくてホントによかったです{汗}
チャングムさん
あ、クルマがほとんど通らない道なので、自分の安全確認は{ごめんなさい}
「絶対に通らない保証はない」ということを忘れないようにしなければ!ですね・・・