不覚にも風邪をひいてしまい、一日寝てました。
夕方、おもむろに?目が覚めたので、久しぶりにリーディングリストを書いてみます。
お話は、昭和初期、港に近い女学校を舞台に繰り広げられる、女子学生同士の甘くて切ない、青春の一コマ・・・
そう、「少女小説」なのです。
正統派少女小説といえば、当然、女の子同士のプラトニックな疑似恋愛がテーマです(偏見?)
ヒロイン・三千子は女学校の1年生。
入学してほどなく、二人の先輩から、それぞれ、「妹になってください」という恋文を受け取ります。
気高くも儚げな5年生の洋子、自由闊達な4年生の克子、二人の間で三千子の想いは揺れ動くのでした。
って、書くと、うへっ、てなる方もいるかもしれませんが、格調ある、日本文学の一作品として読むべき小説だと思います。
また、描かれている主題も、疑似恋愛そのものじゃなく、疑似恋愛という、他者との関わりを通じて成長していく少女の姿、と言う方が正確でしょう。
川端康成さんって、こういうのも書いてたんですね~
中原淳一さんの挿絵も、品があってとっても素敵です。
ところで、少女小説に造詣の深い方といえば、田辺聖子さん(好きだー!)、嶽本野ばらさん(好きだー!)を思い浮かべますが、この本に前書きを寄せている瀬戸内寂聴さんもそうだったんですね。
初めて知りました。
