「救急車呼びますか?」
S田警部補が言ってくれますが、救急車は、もっと切羽詰まった人が使えるよう、意識のしっかりしている私は遠慮すべきでしょう。
タクシーを、と答えましたが、休日なので、診察してくれる医療施設が少ないから、救急車の方がいい、と言われました。
さらに、交通事故などでは、けがをしていても痛みを感じないケースがあるので、救急隊の方に診てもらった方がいいそうです。
もっともなので、お言葉に甘えることにし、バイクを草地に上げて、S田警部補の運転する軽自動車でセンターの建屋に向かいました。
A部長に応接室へ案内され、衣服も緩めてもらって(A部長は女性です)、ソファで横にならせていただきました。
少し落ち着くと、情けないやらくやしいやらで、涙がどっとでてしまいました。
2月からずうっと、常軌を逸して、と言いたいくらい仕事が忙しかったけど、私はそのことを言い訳にして、練習を休んだりしませんでした。
土日の時間を作るために、毎日遅くまで働いたし、そうやって捻出した時間は、どんなに疲れていても、バイクに当てました。
その結果が、このていたらく・・・
自分は何を間違えたのか?
悶々と思い悩んでいるうちに、救急車が到着しました。
以下、次号?
