(酔っぱらいの戯言だと思ってお読みいただければ幸いです)
心血注いで育てられた娘が、親元から巣立ってゆく日を思い浮かべてください。
3月の港は、その時期にしては珍しい激しい雨にかすんでいますが、男は傘などささず、黒い外套だけで冷たい滴を身に受けています。
当たり前です、大切な娘をもらい受けにくるのに、雨ガッパなんか着てくる不届者なんて許されません。
そして早春の雨の中、輝くように美しい娘は、生涯必ず守り抜くと誓った男に手を取られ、旅立ってゆくのでした。
なーんてロマンチックな話、うら若き女性は憧れたりするのでしょうか、今も・・・?
でもコレ、引き渡される護衛艦のケースだけだと思うのです。
※引渡式では、どんなに豪雨が降ってもカッパは着ません。
実際の結婚って、年の差があろうが収入の差があろうが、やっぱり協力関係なのだなあ、とつくづく思います。
かわぐちかいじさんのコミックで、結婚は一番小さい党の結成、みたいなエピソードがありましたが(「メデューサ」だったかな?)あれはスゴく正しい気がします。
妻を一方的に守り抜き、幸せを提供してくれる男っていなさそう、たぶん。
幸せ、というか、毎日の生活って、やはりふたりで必死で作っていくものだ、というのが正直な実感です。
なので・・・なので、いい年をした女性が、ドラマとかコミックに、現実にはありえない恋愛や、存在しそうもない理想の男性を夢見て、ハマる気持ちが最近よくわかる・・・気がするのです。
晩ご飯のおかずとか、今週分の洗濯とか、駐車場の契約だの香典だの回覧板だの、うんざりするような現実から隔絶された世界ですね。
因みに私のバーチャル憧れの彼は「星の巡礼」(パウロ・コエーリョ著、角川文庫他)のペトラスさんですが、現実に目の前にいたら、女グセが悪いだの、時々行方不明になるだの、問題が多すぎることでしょう。
とりとめのない話になっちゃいましたが、まあ、100%ピュアラブストーリーって、結局は自分勝手な願望であって、現実とはかけ離れているものなのかもしれない、なんて考えてしまった夜でした。
