このお話は、虚実取り混ぜて書いております。実在の人物、機関とは一切関係ないものとご理解ください。
私はこの時初めて、「呻吟する」ともいうべき声を上げて自分を呪いました。
とにかく1日でも早く仕事に戻れるよう、必死で松葉杖の練習をしたのに、なぜこんなことになってしまうのだろう?
私の獣のようなうめき声に、ネコがリビングのドア越しに、にゃーにゃー大騒ぎ・・・
今回ばかりはどうしようもないので、救急車を呼びました。
午前中に行ったばかりの大学病院に受け入れを依頼してもらいましたが、担当医が手術中(!!)とのことで拒否され、個人経営のクリニックに行きました。
この日は骨折の特定日だったとでもいうのでしょうか、恐ろしいことに、ひっきりなしに救急車がやってきます。
自分の状態より、他の急患の様子にビビリながら待つこと1時間、レントゲン室で撮影を終えた所に、院長が入ってきました。
「ここね。ちょっと我慢してね。」
院長は、とてもその年(はっきり言って後期高齢者)とは思えぬもの凄い力で、私の手首を引っ張って、ホネを元の位置にもどしました。
あまりにも痛くて、悲鳴も出ませんでした。
診断は「右橈骨遠位端骨折」でした。
こうして私は右手足のダブルというか連続というか、とにかく自力では身動きできない状態になってしまいました。
さてその夜、例の宅急便の箱を夫に開けてもらうと、中には
「げんき一杯!リコピントマト」
というドリンク剤が29本入っていました(瓶入り、1本100g)。
そういえば、実家の母が、一か月分お試しで買ったけど口に合わないので残りを送る、と言ってましたっけ。
瓶入りドリンクの箱詰めなら、固いに決まってますね。
教訓
リコピンは、美肌効果が期待できますが、骨折の治療に直接関係ありません。
