ボーンフィクション1

このお話は、虚実取り混ぜて書いております。実在の人物、機関とは一切関係ないものとご理解ください。

それは9月のある講習会でのできごとでした。
私はXR230でスラロームを走っていました。
フォームは中腰、スタート位置で停止しないで周回を続ける、という、かなり集中力を要する練習です。
ホームストレッチで速度を落とすと、あっという間に流れを乱してしまうので、私はXRの激しい振動に耐えて、必死で走っていました。

その必死がまずかったようです。

速度がかなり上がってきた数周め、私はスタート地点を通過してすぐのクランクで足を取られ、転倒してしまったのです。
軽いはずのオフ車の下敷きになった足に、嫌な感じの鈍い痛みが広がります。
起き上がりたいのに、起き上がれません。
白馬の騎士が助けに来てくれるのを待ってるわけではないのですが。

何とか引っ張り出してもらい、お礼とお詫びを言おうと立ち上がりましたが、右足の外側が、ぐきゅぐきゅと不穏な動きをして、思うように歩けません。
それが私の、生まれて初めての骨折でした。

腫れて脱げなくなると困るので、レーシングタイプのブーツを取ると、親切な方が凍らせたペットボトルとタオルをくれました。
黄色いタオルに書かれた
「全国交通安全運動」
の文字に、申し訳なさで胸が痛くなってしまいました。

こうして私の骨折生活が開幕したのでした。

教訓
オフ車に乗る時は、必ずオフ用のブーツを履きましょう。

(続きます。)

“ボーンフィクション1” への5件の返信

  1. えふさん
    乞うご期待!
    というわけではないのですが、この後もショーゲキの?ストーリーが展開する予定でございます。
    リーさん
    ふふふ、新感覚ブログということで。

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