ライダーは大きくなる!

今日は夫の運転するBMW R80Basicにタンデムさせてもらって、海辺にお昼ご飯を食べに行くことになりました。
いざ出かけようという時に、タンデム用のステップの不具合が見つかりました。
夫が増し締めしている間、BMWの横待つことにして、ふとハンドルとシートに手をかけてみると・・・

以前、思っていたほど、BMWを大きく感じない・・・・?
こんなに端から端まで簡単に見渡せるほどのサイズだったっけ?

何だか、乗れそうな気がする。

まあ、乗りはしなかったのですが、つらつらと思い起こしてみると、今のCBR650Fだって、ノーマルのままで足つきは良くないけど、普通に乗ってます。
サービスエリアのバイクエリアで、他の方の大きなバイクを見ても、自分にはムリムリ!とか思わなくなっているような。

もしかしたら、ライダーは、バイクの時間を重ねるうちに、「大きくなる」のかもしれません。
あ、体重ではなく、許容範囲、受け入れ力、みたいなものが、です。

気のせいかもしれないけれど、大きく外れてもいない考え、かな。
とはいえ、一番乗りたいバイク、愛するバイクはやっぱり自分のバイクですね。

BMW

再開 ライディングスクール!

新型コロナ感染症との共存生活?も、なんかいつの間にかみんな慣れてしまった、という意味で、落ち着いてきたように感じます。
これが新しい生活様式、ということなのでしょうか。

そんな中、私が自分自身の練習を再開したのは8月末、指導員としての講習会参加は9月初旬からでした。

久々のコソ練(コレやらないと、腕がどんどんなまって、指導員務まらなくなります)では、しばらく乗らないうちに、苦手な課題に対する恐怖心をみごとに忘れてしまっていて、スネーク一本橋があっさりできちゃったという貴重な体験をしました。
これ、マジメに考えるなら、
「リスク感覚が鈍っているかもしれないから、公道を走る時には十分注意しなきゃ」
ということなのかもしれませんが、とりあえず、自縄自縛からの開放ということにしておきました。

そして講習会。
こちらは主催者に連なる側での参加ですので、当然、コロナ対策の作業も出てきます。
赤外線式非接触体温計で、参加者の方の体温を測定しましたが、慣れないうちはちょっとだけ難しかったです。
ちょっと距離があり過ぎたり、髪が額にかかっていたりすると、ヘーキで「34.5度」とか出てしまうんですね。
で、焦って、すみません、もう一度計らせてください、と言うと、計られる側は平熱超えてたのかと思うらしく(当然ですね)、さっと表情が硬くなります。
ああ、ごめんなさい!の瞬間です。
因みに非接触式の体温計、おでこ用とか手首用とかあって、使う場所を間違えるとヘンな数値になります(体表面温度から体温に換算する際の補正係数が体の位置によって異なるため、らしい)。
試しに、おでこ用で手首を測ってみたら、33.4度!とか出てしまい、居合わせた警察の方に、死後3時間くらいですかねえ、と言われました。

そんな感じで、戻ってきたようで、微妙に様変わりした感のあるバイク生活。
冬が来る前に、楽しんでおきたい、と心から思っています。

「さいはての彼女(原田マハ)」を読んだ

1か月間お試し無料!につられて、Amazonのkindle読み放題で、片っ端から読みまくってます(セコい)。
原田マハさん、といえば、絵画と画家を扱った作品がメインかと思ってましたが、この作品には、走れない時のライダー垂涎(私のiPadはこの熟語を知らなかった・・・)モノのアイテムがぎっしり詰まってます。
夏の北海道、ハーレー、凄腕カスタムビルダーでもあるうら若いライダー女子、おいしそうな地元のお寿司!

ストーリーは、ひょんなことから北海道の路上で出会った女性ライダーとタンデムツーリングすることになった、やり手の女性起業家である主人公(というより語り手)と、魅力あふれる女性ライダーのロードムービー、いや、ロードストーリー?です。
一泊二日の思いがけない旅で、主人公が見出したものは・・・・

うーん、原田マハさん、「走り」の描写がみごとです。
爽快感は、角野栄子さんの「ラスト ラン」に負けてないです。

小心で、しかも神奈川県民である私は、この夏、呪縛にかかったみたいに、「プライベートな遠出」を忌避してしまっています。
自分が無症状感染者ではない、という確信が全く持てないからです。
出張途中の特急の中で、昼食のパンを手でちぎって食べたけど、手を洗ってから食べ始めるまでの間にドアノブ素手で掴んじゃった!とか、後から気にしてもどーにもならないことを数え上げてしまうので。

私タイプのライダーは少数派かと思いますが、もしそんな方がいらっしゃいましたら、ぜひこの「さいはて」をお試しください。
来年かその次かはわからないけれど、夏空の下を走るため、今の苦しさを乗り越えられる気がしてきます。

モンテ・クリスト伯にハマる

きっかけは、森山絵凪氏のコミック版「モンテ・クリスト伯」でした。
この方の作品、掲載が青年誌だけあって、お約束で濡れ場というかライトエロが数ページ入ってくる(!)のがやや難点で、あまり人に勧められないのですが、そこを大目に見て後悔しないくらい、感動したのです。
そのため、森山氏があとがきで勧めている岩波文庫版をkindleでほぼ一気読み!

・・・よかったです。
ページめくり過ぎで、右手の人差し指の皮膚が硬くなってきた気がするほど、夢中で読みました。
児童文学版にまとめられた「岩窟王」などでよく知られている通り、ざっくりいうと、無実の罪で14年間を牢で過ごした主人公(エドモン・ダンテス=モンテ・クリスト伯)が自分を陥れた者たちに復讐するお話です。
でも、陰惨なテーマを扱っているようで、実は救いのある物語、なんですね。

この主人公、モンテ・クリスト伯という人が、復讐に燃えると言いつつ、何というか、人格者なんです。
そして、信仰厚いクリスチャン。
人格者で、神の正義を信じるが故に、人の道を外れた人間に容赦ないけれど、高潔な人、不幸にある人に対しては限りなく優しい、という人物。
ベースがクリスチャンだから、こういう行動様式になるのかな?仏教徒だとどんなストーリーになるんだろう?などと考えてみたりして。

ラストシーンは、涼しい海風を感じさせるような清々しさでした。
自分を不遇だと思う時に、読み返すことで勇気が出てくるに違いない7冊でした(岩波文庫版の全訳の場合)。

身辺整理(ただしネット上)

セキュリティ上の問題もあり、早く整理しなければと思い続けてもう何年?のていたらくでしたが、やーーーーっと、本宅HPの整理整頓を始めました。
どんだけズボラなんだ!とどこからかお叱りの声も、もはや聞こえない状況ですが。

かの本宅を建てたのは、今を去ること17年ほど前、私が(今よりは)若く麗しかった頃。
まだSNSどころかブログも一般には広まっておらず(wikiを使いこなせる方は始めておられたかも)、夫のお下がりのThinkPadだったかHPだったか(どちらもまだ、中国製では無かった時代ですね)にホームページビルダーをインストールして・・・ああ、思い出すだに、昔のお話です。

今よりは、ネット上のセキュリティ的な脅威も少なく、httpsではなくhttpで十分公開可能だったので、一大決心は必要ながら、割と気楽に楽しさ優先でスタートした記憶があります。

何しろ、ブログもSNSも無い時期でしたから、ネット上で大型二輪免許取得の情報をお探しだった方からは、メールでご連絡いただいたりして、そしてそのまま今に至るお付き合いをさせていただいたり、おおらかで楽しかったなあ。

そんな時代はいつしか過ぎ、今はとにかく、ネット上のリスク対策が何より大切(大変?)。
旧ブログ「夢見るモンスターblog」に使用していたヤプログのサービス終了を機に、いろいろ考えた末、こちらの新ブログに軸足を移すことにしました。
kinet側のコンテンツ(要は上記のHP)は1冊の「本」としてなるべくシンプルに残すため、手を当て始めたというわけです。
因みに、今使っているマシンはMacBook Air(私は元々Macユーザーだったのですが、ホームページビルダーを使うために、わざわざ夫のお下がりWindows機を使っていたのです)。
今回はMacでHTMLのサイトを修正するための準備に、結構苦労しました。
kinetのルートさん(という呼称も死語?)にはご本人はMacユーザーじゃないのにいろいろ調べて助けていただきました。
この場を借りてお礼を申し上げます。

ああ、記事が長くなってきました。
これが年寄りの思い出話ってコトか!?
ともあれ、マイペースではありますが、本宅整理&こちらでの新ブログ、楽しんで行きたいと思っています。
お読みくださっている方、引き続き、お付き合いいただければ幸甚です。
よろしくお願いいたします。

消えたエンジンオイル?

リブートも済んで、いよいよウォーミングアップです。
・・・なんでこんなに小心者なのでしょう?
まあ、性分なのでそれはさておき、早朝、PCXで軽く流した後、CBR650F(船名 Yuki3)の点検に取り掛かりました。
とはいえ、私にできるのは日常点検だけなので、ネンオシャチエブクトウバシメを愚直に実行。
燃料がほぼ満タン(つまり給油にかこつけてガススタでみてもらえない状態)なのを確認し、オイルゲージを確認すると・・・あれ、全然付かない!って、すっからかん?
そんなことあるかい!?とツッコミつつも不安な気持ちをぐっとこらえつつも、まず思いついたのは
「とりあえず少し足して、バイクショップに行く。」
という、何のひねりもない案でした。

あまりに発想が貧困なので、もう少し気を落ち着けてみます。
このCBRは、何故かオイル窓がなく、懐かしのゲージ確認です。
サイドスタンド出した状態でゲージ挿してもオイルまで届いていないのでは?

ゲージをもう一度拭ってから差し込み、しゃがんだまま、決死の覚悟で車体を直立させ、そのままゲージを抜きます。
私の細腕?で、支えきれなかったらアウトです。
急いでゲージを見ると・・・おお、真ん中だ!
ホッとしたいのをぐっとこらえて、車体を左側、つまり自分のいるのと反対側にそーっと戻します。
ハンドルの切れ角が不十分だったらアウトです。
恐る恐る腰をあげます。
サイドスタンドが着地?し、ハネ上がらない事を目視しながらハンドルを目一杯切り、車重をサイドスタンドに預けて、やっと一息。
まあ、ショップまで自走するぐらいは問題ないでしょう。
しばらく放置していたようなものだから、軽く一通り、整備の方に見て見てもらうことにしよう。

オイルがすっからかんでないことは分かったので、少しだけ走らせてみました。
やっぱりこのバイクいい!
乗っててラク!
気持ちいい!
長年、HMSでさんざんホンダ車に乗ってきたからなのか、フィーリングみたいなものが、何よりしっくりくるのです。
馴らされてしまってるのか?
ホンダ、なかなか渋い長期戦略です(苦笑)

ムダに気疲れと満足感を味わって帰宅し、ふっと二輪車新聞のウェブサイトをみたら、かつて一緒に全国大会を戦い、私より1年早く指導員になった仲間が表彰されていました。
自分はやっぱり情けないような、でも可愛げがあるような、ビミョーな気分を味わってしまいました。

リブート!

緊急事態宣言解除、ということで、リハビリ程度の軽く流す朝練に出かけてみました。
心配だったのは、バイクのスピードに、眼がついていけるか?・・・だったのですが、大丈夫でした。
ずっとテレワークで、視力が落ちたかと思ってましたが、老眼が進んだだけか!(苦笑)

講習会にツーリングに、通り慣れた道を走っていたら、ちょっと涙が出てきそうでした。
バイクに乗れないこと、少なくとも、乗ることを自分に許可できないことが、私の自粛ストレスだったようです。

ちょっぴりホコリをかぶっていたPCX(船名 朝びらき丸)、今日は仕事(在宅ですが)だったので洗車できなかったけど、週末にはキレイにしてあげなくては!

タラのレバーペースト

・・・の缶詰、というのがありました。
輸入品なので、オリジナルの商品名はちょっと違うのかもしれませんが、このラベルを見て、「あ、たられば」と思うのは私だけじゃないハズだ!と思います。
何年か前のたぶん今日ぐらいに、私はとある飲み会で、参加者のひとりにコレを贈りました。
その飲み会は、二輪車安全運転神奈川県大会の打ち上げ、でした。
神奈川県大会は、毎年5月第4土曜日の開催・・・通常ならば。

私からタラレバ缶を受け取った県大会参加者は、いやー、タラレバなかったですよ、大体自分で思ってた通りの出来でした、なんて話してくれましたっけ。

今年は、県大会自体が中止となりました。
後を追うように?全国大会も中止です。
もし、コロナがもっと早く収束していたら・・・
そもそも、コロナなんて無ければ・・・
そんなことを、一体何人が思っていることでしょう。

来年になれば、大会は再開されるのか?
そもそも、仕事じゃないのに普通にバイクに乗って気が咎めない日が戻ってくるのか?

大丈夫、そのうちね、と、昔、谷山浩子(斉藤由貴だったかな?)が歌っていたのを思い出しながら、前向きになりたいです。

生存報告!今、最旬のグッドライダー?

在宅勤務で結構疲弊しています。
人によっては(例えば夫)、通勤しなくて良いからテレワーク歓迎、という方もいらっしゃるようですが、そういう方は、元々、職場の時間管理がちゃんとできている、ということではないかと思います。

私の場合は・・・仕事のパートナー達が全員個人ブラック企業化したのか?という状況で、深夜早朝お構いなしに、メールやらスカイプやらが飛び交っています。
おかげで、土日以外は気が休まらない状況です。
今までは、通勤する、という行為が存在することで、公私の時間帯が分けられていたんだな、と実感してます。

さらに、休日バイクに乗れないことが、こんなにストレスだったのか、ということにやっと気付きました。
私はロングツーリングライダーではなく、講習会やら近場のおでかけ専門ですが、それでも、「乗る」という行為自体が、ストレス発散であり、癒しだったようです。

感染症対策で外出自粛が強く求められる今、ちょっとだけバイクで外出すること、まあ、どこにも立ち寄らず、ただ走って帰ってくる、というような選択をされる方もいるでしょう。
万一事故ったら、医療関係機関に多大な迷惑かけるだろ!なんて自粛警察なことを私は言いません。
ただ、「とても出掛ける気になれない」というのが私の今の気分です。

気晴らしに、グッドライダーTシャツをバラして、マスク作ってみました。
これが今一番のトレンド?
このマスクを単なるUV対策用にして、気楽に出かけられる日を楽しみにしたいです。

緊急事態宣言の中で

1週間前には、
「自主練習会、実施するか自粛するか、どっちにしよう?」
なんて仲間同士で相談していたのに、今や有無を言わさず中止!の状況になっています。
バイクに乗るどころか、基本的に食料品の買い出し以外は自宅から出ない、出られない日々が始まってしまいました。

2月の後半、神奈川県警主催の二輪車安全運転講習会は雨のため中止になりましたが、県警の担当者の方々は、その時既に「緊急事態」を感じ取っていたのかもしれません。
その時は残念でしたし、もしかしたら(今後1年くらいで)最後の開催チャンスだったかも、と正直寂しく思う気持ちもありますが、開催されなかったことで、クラスター発生の可能性を図らずも回避できた、と考えると少し救われます。

私は、といえば、遅ればせながら先週半ばから在宅勤務(テレワーク)になりました。
私の可愛いMacBook Airを仕事で使いたくないので、ジャンク屋でWindows10が動いてメモリが4GBのノートPCで最安値のものを購入し、Microsoft Officeすらインストールせず、単なる接続端末にして仕事しています。
因みに、このノートPC、古すぎてカメラが内蔵されていません。
外付けウェブカメラもWindows10対応のものは現在入手困難なので、オンラインミーティングでは、「カオナシ」で参加してます(メイクしなくていいので楽!とか言っちゃいけない)。

テレワーク、意外にしんどいですね。
運動不足になるからでしょうか。
というより、バイクに全然乗れない期間が続いているから、発散できないストレスが、利息つきでたまっているのかも。

「永遠の夜の中で」は、先週からEテレでも新版が始まった「銀河英雄伝説」の第一話の有名なサブタイトルですが、今の現実世界の状況を「永遠の夜」と思ったりしないよう、せめてこの場では、思い出話でもしながら、元気出して行こうと思います。

掲示板も設置したいのですが、スキルがついていかないので、少し先になりそうです。